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海外産後ケア情報

2016.6.21

 

ハンブルグ産後ケアレポート 相羽美代子からの現地報告 1

 
こんにちは。
ドイツのハンブルグで、出産経験をした相羽美代子と申します。
これからドイツの出産事情についてお知らせします。

ベルリンに次ぐ2番目に大きい都市であるハンブルグは、ゲーテ街道を通る街の一つでもあります。
雨に慣れているハンブルグの人々は、小雨でも傘はささず、フッドを被って街を歩いています。
天気にはあまり恵まれていませんが、すっきり晴れた日はとても気持ちがよく、市庁舎前にあるアルスター湖での散歩は、何とも言えない心地よさです。

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綺麗に彫刻された建物が多く、世界文化遺産にも指定されたこの街で、私は4年前に初めての出産を経験しました。
海外での出産には不安もありましたが、妊婦で飛行機に乗ることや、産後間もない子供を抱えての長時間フライトを考えると、大変そうなので、思い切って、海外で出産することにしました。

日本での出産経験がないので、あまり比較は出来ませんが、雑誌を読んで、なんだか違うなぁと、感じたことをお伝えします。

●まずは、出産の仕方です。
日本では、自然分娩がまだまだ主流ですが、ドイツでは、自然分娩の他に、無痛分娩、水中分娩、また出産の体勢も自由です。
私は、初産は自然分娩がいいと思い、痛みに耐えましたが、ドイツ人の多くは無痛分娩が多く、産院でなくても、病院であれば、どこでも無痛分娩が可能です。

●次に、出産についてですが、陣痛がきてから、病院に行くまでの時間です。
日本では、陣痛の間隔が10分くらいになったら、とりあえず病院に行くと思います。
しかし、私の場合は、陣痛が3分間隔になったら、とりあえず病院に連絡するというものでした。
いざ病院に電話をすると、「一度お風呂に入ってからまた連絡してください」と、言われてしまいました。
初産の場合は、なかなか出て来ないので、病院側もなかなか受け入れてくれません。
あまりの痛さに頼み込み、やっと検査してもらえました。
陣痛間隔も短く、子宮口も開いていたので、病院についてから出産までわずか4時間ほどでした。

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●次に、入院期間や入院中についてです。
これは一番びっくりしたことですが、入院期間はわずか3日であり、出産してから何時間後かに、赤ちゃんと一緒の部屋になります。
聞いた話ですが、母子は一緒にいたほうがいいという考えであり、出産後赤ちゃんの検査が終わると、赤ちゃんをすぐにお母さんの部屋に連れてきます。
ゆっくり寝ている時間がありません。
また、一日でも早く家に帰りたいお母さんも多く、入院期間3日というのは、ドイツ人にとっては、普通の事のようです。

ドイツの夜ご飯は、パンとチーズとハムが一般的ですが、入院中の夜ご飯もこれでした。
昼ご飯は、温かい食事があったので、助かりましたが、産後、疲れた体には、何とも寂しかったので、主人におにぎりを持ってきてもらいました。

ここまで、ドイツで出産経験をして感じたことを書かせていただきましたが、個人的に、ドイツで出産出来て良かったなあと、思っています。
出産は、お祝いご膳があったり、アメニティが充実している産院があるなど、サービスが充実しているとは言えませんが、医療の面では十分安心できる設備があります。
産院不足もないので、病院探しに困ることはなく、出産の仕方も自由に選ぶこともできます。

次回は、ドイツの産後ケアについてお知らせ致します。

 

一般社団法人日本産後ケア協会
ハンブルグ調査員相羽美代子