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ニッポンの産後ケアに「【産後ケアリストの必要性と活躍の場.16】〜マニュアル依存の産後ママの増加〜」をアップしました。

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【産後ケアリストの必要性と活躍の場.16】
〜マニュアル依存の産後ママの増加〜

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ネットに依存してしまう産後ママの増加とともに、マニュアルに依存しがちな産後ママも増えています。
マニュアル依存の産後ママの象徴的な言葉として
「私用のマニュアルを作ってください」「マニュアルどおりにやっていても、泣き止みません」「マニュアルどおりにすれば、いい子になりますよね」…
などがあります。実際に、産後ケアの現場で言われた言葉でもあります。

マニュアルは、決して悪いものではありません。原則は大切です。
しかし、そのマニュアルに縛られてしまうと、結果として子育てが不安になったり、子どもと向き合えなくなってしまうことがあります。

産後ママは、病院や序産院で、育児の方法、たとえば授乳・沐浴・おむつ交換・あやし方などのスキルを教わります。これらは基本的で一般的な方法に過ぎません。子どもの性格は様々で、時には基本的な方法から応用させていくことが必要で、母親には柔軟性が求められます。
初めての育児で、マニュアルどおりに進めようとするあまり、壁にぶつかり戸惑い、不安に陥る産後ママも少なくありません。

ケアのポイントとしては、そういうときこそ、産後ママの努力をねぎらい、子どもの性格や成長、発達は様々であることをお伝えしつつ、子どもにとってよりよい方法を一緒に見つけ出していく存在が、とても重要になります。
また、母子手帳を活用することもオススメです。母子手帳には、産後ママが悩みがちな、子どもの成長、発達、食事のことなどが網羅的に記されているため、利用をすすめるとよいでしょう。

産後ママと一緒に、子どもにとってよりよい方法を見つけるためには…?産後ケアリスト認定講座の中で、様々なケースをご紹介し、ともに考えていきましょう。

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※認定試験合格された方は、24,840円(内訳:認定料8,640円 協会入会金5,400円年会費10,800円)が別途必要となりますので、ご了解のうえお申し込みください。

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6/3(日) 10:00〜17:00 協会大阪校 協会主催
6/17(日) 10:00〜17:00 協会名古屋校 協会主催

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受講料(消費税込み)
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お電話03-6272-3542(11〜17時・土日祝日を除く)または、メールで名前・住所・電話番号・メールアドレスをjimukyoku@sango-care.jpまでお知らせください。
     
カリキュラムの詳細は協会HPをご覧ください。
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アメリカ西海岸産後ケアレポート 村田友紀からの現地報告7

アメリカ西海岸産後ケアレポート 村田友紀からの現地報告7

皆さんお元気ですか?
日本の皆さまも夏休みですね。


こちらは6月半ばから夏休みが始まっています。
うちの息子はサマースクールに通っているので休み無しです。

6月17日で日系の幼稚園を退園しモンテッソーリ教育の幼稚園に転校しました。
彼は昨年5月に日本で3歳半検診を受けた際、発達の遅れありと言われ、ちょうど予約も取れたのでK式発達診断を受けて来ました。
以前から他の子と違うなぁ。
と思う部分が多かったのですが、周りからは「大丈夫!活発なだけだよ。」なんて言われていました。
やはり私の予感は的中で知的障害はないけれどマイルドな自閉症の可能性ありと告げられ、これからどうなるんだろう?と考えながらアメリカに戻ってきました。

こちらでは2歳までなら無料でスピーチセラピーなどかなり手厚い援助が受けられるのですが、息子は3歳半。
実費となるととても高いし保険でカバーするかもわからない。
しかも第1言語は日本語なのでどうしよう。と困っていたら幼稚園の先生に、日本語のスピーチセラピストがいらっしゃると紹介して頂きました。
1年間日本語でセラピーを受けて言葉も随分増えました。
しかし日系の幼稚園だとお絵かきや工作など皆で同じことをしないといけない。
というのが息子にはとても苦痛だったようです。

日系幼稚園だとお行儀も良くなるし丁寧に教えてくださるので良かったのですがセラピーの先生に勧められモンテッソーリ教育の幼稚園に転校しました。
初めの2、3日は知らないお友達ばかりなので嫌がっていましたがすぐに慣れ毎日楽しんで登園しています。息子の行動もとても落ち着き転校させて大正解でした。
ここの学校はバイリンガル教育なので息子にとって良かったと思います。キンダーガーテンが始まると英語オンリーになります。今はできるだけ長く日本語に触れていてほしいと考えています。

因みにお値段ですが月に$955!!
日本円で10万くらいですかね。
アメリカは保育園制度が無いので必然的に私立保育園しか選択肢が無いんですよ。
高いでしょ。でもこれでも安いほうらしいですが。。。
2歳になる次男も待機していますので2人通わせると$2000!!!

パパに頑張って働いてもらうしかありません。

今週の土曜日は以前通っていたプリスクールのメンバーで集まり大規模なプールパーティを開催します。食べ物は持ち寄りになるのでどんな物が食べられるかとても楽しみです!またリポートさせて頂きます。

皆さま水の事故には十分気をつけて楽しい夏をお過ごし下さいね!


西海岸8月2  西海岸8月1

Yuki Murata
一般社団法人日本産後ケア協会
アメリカ西海岸調査員村田友紀

ハンブルグ産後ケアレポート第1弾

2016.6.21

 

ハンブルグ産後ケアレポート 相羽美代子からの現地報告 1

 
こんにちは。
ドイツのハンブルグで、出産経験をした相羽美代子と申します。
これからドイツの出産事情についてお知らせします。

ベルリンに次ぐ2番目に大きい都市であるハンブルグは、ゲーテ街道を通る街の一つでもあります。
雨に慣れているハンブルグの人々は、小雨でも傘はささず、フッドを被って街を歩いています。
天気にはあまり恵まれていませんが、すっきり晴れた日はとても気持ちがよく、市庁舎前にあるアルスター湖での散歩は、何とも言えない心地よさです。

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綺麗に彫刻された建物が多く、世界文化遺産にも指定されたこの街で、私は4年前に初めての出産を経験しました。
海外での出産には不安もありましたが、妊婦で飛行機に乗ることや、産後間もない子供を抱えての長時間フライトを考えると、大変そうなので、思い切って、海外で出産することにしました。

日本での出産経験がないので、あまり比較は出来ませんが、雑誌を読んで、なんだか違うなぁと、感じたことをお伝えします。

●まずは、出産の仕方です。
日本では、自然分娩がまだまだ主流ですが、ドイツでは、自然分娩の他に、無痛分娩、水中分娩、また出産の体勢も自由です。
私は、初産は自然分娩がいいと思い、痛みに耐えましたが、ドイツ人の多くは無痛分娩が多く、産院でなくても、病院であれば、どこでも無痛分娩が可能です。

●次に、出産についてですが、陣痛がきてから、病院に行くまでの時間です。
日本では、陣痛の間隔が10分くらいになったら、とりあえず病院に行くと思います。
しかし、私の場合は、陣痛が3分間隔になったら、とりあえず病院に連絡するというものでした。
いざ病院に電話をすると、「一度お風呂に入ってからまた連絡してください」と、言われてしまいました。
初産の場合は、なかなか出て来ないので、病院側もなかなか受け入れてくれません。
あまりの痛さに頼み込み、やっと検査してもらえました。
陣痛間隔も短く、子宮口も開いていたので、病院についてから出産までわずか4時間ほどでした。

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●次に、入院期間や入院中についてです。
これは一番びっくりしたことですが、入院期間はわずか3日であり、出産してから何時間後かに、赤ちゃんと一緒の部屋になります。
聞いた話ですが、母子は一緒にいたほうがいいという考えであり、出産後赤ちゃんの検査が終わると、赤ちゃんをすぐにお母さんの部屋に連れてきます。
ゆっくり寝ている時間がありません。
また、一日でも早く家に帰りたいお母さんも多く、入院期間3日というのは、ドイツ人にとっては、普通の事のようです。

ドイツの夜ご飯は、パンとチーズとハムが一般的ですが、入院中の夜ご飯もこれでした。
昼ご飯は、温かい食事があったので、助かりましたが、産後、疲れた体には、何とも寂しかったので、主人におにぎりを持ってきてもらいました。

ここまで、ドイツで出産経験をして感じたことを書かせていただきましたが、個人的に、ドイツで出産出来て良かったなあと、思っています。
出産は、お祝いご膳があったり、アメニティが充実している産院があるなど、サービスが充実しているとは言えませんが、医療の面では十分安心できる設備があります。
産院不足もないので、病院探しに困ることはなく、出産の仕方も自由に選ぶこともできます。

次回は、ドイツの産後ケアについてお知らせ致します。

 

一般社団法人日本産後ケア協会
ハンブルグ調査員相羽美代子

アメリカ西海岸産後ケアレポート 6

2016.5.9

 

アメリカ西海岸産後ケアレポート 村田友紀からの現地報告 6

 

皆様お元気ですか?

あっと言う間に5月になりました。

4月14日に熊本県で大地震がありお亡くなりになられた方々に心よりご冥福をお祈り申し上げます。

生まれたばかりの赤ちゃん達、お母さん、お父さん、

被災された方々、本当に大変な日々を過ごされていると思います。

1日も早く元の生活に戻られることを願うばかりです。

カリフォルニアでも各地で義援金の募集をかけていますので、皆さんのところへ早く届きますように。

 

今回のレポートはインタビュー形式に致しました。

渡米してこちらで子育てされている方、子育ての終わられた先輩方、色んな方から興味深いお話が聞けると思います。

 

第1回目は私のママ友で家族ぐるみで仲良くさせてもらっている友佳さんです。


家庭での言語は夫婦の間は英語、母⇨息子は日本語、父⇨息子は英語のご家庭です。
アメリカ在住歴13年
高校卒業後に渡米し留学しました。学生生活、インターン生活を経験し、大学を卒業後、日本にて就職。約3年後、学生時代の彼との結婚を機に再度渡米し、今に至ります。

 

  1. ≪家族構成≫
  2. 3人家族(旦那、私、息子4歳) +1(11月出産予定)

     

    1. ≪現在の仕事内容と勤務形態≫
    2. 会計、経理

      8時半〜4時まで会社勤務

      初めはフルタイムで働いていましたが息子の送迎スケジュールが大変になり、時短にしてもらいました。

       

      1. ≪仕事と子育ての両立≫
      2. 家事育児にとても協力的な主人だと思いますが、それでも何かと女性にかかる負担が多いのは現実だと思います。

        仕事と子育てを両立できているか常に疑問なところですが、何とかやっている。という感じです。

        母業は責任重大な大切な仕事のため、私にとって、家族に食事の準備をし、家事・育児をしている時間の方が、バタバタとして慌ただしく気の抜けない時間に感じます。

        そのせいか、息子を日系のプリスクールに預けて、会社で仕事をしている時間の方が何だかホッとしていることもあります。

        もちろん、会社勤務で朝から夕方まで預けていて恋しく思う分、息子と一緒に過ごせる時間はさらに貴重に感じる為、週末の家族の時間はなるべく息子中心に考えるようにしています。

        一番大変なのは、子供が怪我や病気をした時です。

        主人と相談しお互いの仕事の都合をみてどちらが休みを取るか決めて、看病しますが、病気をしている子供を主人に預け自分が仕事に行っても気が気ではありません。

        子供はよく病気になりますし仕方ないことですが、健康管理も仕事と子育ての両立の重要なポイントだと思います。

         

        1. ≪アメリカでの子育てで良かったと思うこと≫
        2. 日本での子育て経験がない為比較が難しいですが、一般的に小さな子供を持つファミリーに対して、世間はとても理解があり、寛容に感じられます。

          ベビーカーを押して出かけていた時には、誰かがドアを開けて待っていてくれたり、お店では「荷物を車まで運ぼうか?」と声をかけてくれる店員さんも稀ではありません。

          私の住むアーバイン市は子供連れの家族が多く住んでいるせいか、市の環境が子供向けにとても整っているところが有り難いです。

          遊具のある公園もとても綺麗に整備されていて沢山ありますし、市でオファーしている水泳教室や習い事のアクティビティーも種類が豊富で大変充実しています。

          6回 お友達と3人で  6回 わんちゃんと車でおでかけ

          友佳さんはとっても可愛いくて面白いお母さん。

          仕事もバリバリこなし英語も上手、そして息子さんはイケメン!

          ご主人といつもラブラブ!

          なんとも羨ましい家族なのです。

          11月には赤ちゃんも産まれるし、幸せいっぱい!

          元気な赤ちゃんを産んで下さいね!

          インタビューにご協力して頂きどうもありがとうございました!

          では次回のレポートもお楽しみに

           

          一般社団法人日本産後ケア協会
          アメリカ西海岸調査員村田友紀

アメリカ西海岸産後ケアレポート 5

2016.3.3

アメリカ西海岸産後ケアレポート 村田友紀からの現地報告 5

 

みなさんお元気ですか?
2016年を迎え早3ヶ月過ぎました。
女の子のいるご家庭でひな人形を飾り華やいでいることでしょうね。
もうこちらは4月のイースターの準備に取り掛かり、タマゴやヒヨコ、ウサギの置物を飾ったりしてお家のデコレーションをしています。

私は昨年末から1ヶ月程日本に帰国していました。
クリスマスの翌々日に出発し、1人で男児2人を連れて帰るのは罰ゲームのようですが、今回も頑張りました!

今回のリポートの前に、少し、日本とアメリカの年末年始の違いについてお知らせします。
アメリカはクリスマスがお正月みたいな感じなので、大晦日も特に何も無くいつも通りに仕事へ行ったりします。
元旦は仕事が休みですが2日から学校も始まり、慌ただしく1月に突入します。

やっぱり日本のお正月は良いですね。
祖母に両親、兄弟、従兄弟達が皆勢ぞろいして賑やかでとても楽しかったです。
寒くても毎年年末に帰国する価値があります。
子供達は初めての雪に大はしゃぎで、雪かきをしながら次男は実家の横を流れている川に頭からハマりました。
全身びしょ濡れでそのままスーパー銭湯に連れて行きましたが、露天風呂で溺れて新年早々てんやわんやでした。

5回日本のお正月おもち   おばあちゃんの家でお餅を丸めました。

さて、今回はアメリカでの習い事についてリポートします。
日本と同じくこちらでも小さい頃から習い事をする子供はたくさんいます。
長男は今のところスイミングスクールとサッカー教室に通っています。
サッカー教室ではコーチと追いかけっこをする方が楽しいらしく全く練習になっていませんが、いつかちゃんとボールを蹴ることが出来るのを願うばかりです。

5回 習い事 サッカー  5回 習い事 スイミング

周りの女のお子さんは、バレエや新体操、ピアノを習う子が多いです。
私の住んでいるアーバイン市では、格安でいろんなクラスが行われています。
月謝は安いもので1ヶ月30ドルくらいから。
スポーツ系からアート、クッキング、語学と選択肢もたくさんあり、ミュージッククラスなどは生後半年から受講することができます。
あとソロバンや、公文もあります。
そして剣道、空手、柔道、合気道教室などもありますので、アメリカに暮らしていることを忘れるくらいこちらで日本文化は浸透しています。

地域管轄の野球、サッカー、水泳などのクラブチームでは、
週末になると試合があり、家族総出で応援に駆けつけます。
アメリカ人は両親で来ているのが殆どです。
日本人家族になると、お母さんだけが応援に来ていて、この辺に文化の差を感じました。
是非お父さんも自分の子供の応援に駆けつけてあげて下さ〜い!
子供にとっては凄く嬉しいんですよ。お父さんが応援に来てくれた!っていつまでも思い出に残りますよ!

では次回のレポートもお楽しみに

 

一般社団法人日本産後ケア協会
アメリカ西海岸調査員村田友紀

アメリカ西海岸産後ケアレポート 4

2016.1.14

アメリカ西海岸産後ケアレポート 村田友紀からの現地報告 4

 

皆さんお元気ですか?
今年もカリフォルニアからのレポートをどうぞよろしくお願い致します。

今回はこちらの幼稚園事情について調べてみました。
アメリカはキンダーガーテンから義務教育になり、これは日本でいう幼稚園にあたります。
9月の入学時点で5歳になっていれば入学することができます。

キンダーガーテンの前に、プリスクールがありますが、こちらは義務教育ではありません。
ほとんどが民間経営か、個人経営です。
生後18ヶ月なれば入園できるところやオムツが取れないと入園できないところと様々です。
もちろん月謝は日本の公立の保育園のように安くはありませんよ!
我が家は長男が18ヶ月より日系のプリスクールに通っています。
週5日8:45-3:30で毎月$700払っています。
こちらはまだ安いほうで、現地のアメリカのプリスクールになると、同じ日数、時間帯でも$900〜$1600と、とても高額で、夫婦共働きでないと払えません。

各学校には、それぞれに特徴があり、モンテッソーリ教育をしていたり、園庭がとても広く自然いっぱいで木登りができたり、アメリカらしさいっぱいです。
英語を話す先生と日本語や他の言語を話す先生のいる学校もあるので、子供をバイリンガルやトライリンガルに育てたい!と考えているお母さんには人気があります。

私がいろんな学校を見学に行って感じたのは、
アメリカのプリスクールは、
・自由で子供らしさ全開
・先生が子供をあまり見ていない
・子供たちのお行儀は良くない。

日系のプリスクールの子供たちは、
・先生のお話をしっかり聞いて、お行儀が良い。
・他の子と違うことをすると目立ってしまう。
・連絡帳などがあり先生とのやりとりが毎日できる。
といったところでしょうか?

私がいろんな学校を子供と見学に行き、この学校にしよう!決め手となったのは、やはり先生と子供の相性でした。
とても優しい先生で、子供たちは先生のことが大好きです。
長男は毎日楽しく登園していて、たくさんお友達もでき、私自身も日本では知り合えないようなママ友達も出来ました。

4回 幼稚園1  4回 幼稚園3

幼稚園では秋祭りなどのイベントもあり、親が積極的にボランティアに参加したりするのは横のつながりが出来る、子供にとっても良いことです。
最初入園したときは、「ボランティアなんて面倒臭い。煩わしい。」などと思っていたのですが参加してみると楽しく学生時代のクラブ活動みたいな感覚です。

なので、この記事を読んで頂いているお母さん方には是非お子さんの学校のボランティアには積極的に参加して楽しんで頂けたらなぁと思います。
子供にとっても、自分の親が学校の行事などに一生懸命関わってくれるということは自己肯定感に繋がります。
子供たちが大人になってからとても大事な思い出になっているはずですよ!

次回は、アメリカでのお稽古事事情についてリポートしたいと思います!

 

一般社団法人日本産後ケア協会
アメリカ西海岸調査員村田友紀

アメリカ西海岸産後ケアレポート 3

2015.11.4

アメリカ西海岸産後ケアレポート 村田友紀からの現地報告 3

 

皆様いかがお過ごしですか?
カリフォルニアは10月も猛暑日が続いていましたが最近やっと秋らしくなってきました。
今週末は子供たちの大好きなハロウィンでした。
今年は土曜日だったので、友人家族が我が家に集まりました。
パーティーの後Trick or Treat にご近所を回りました。
これが終わると我が家ではクリスマスカードの準備に取り掛かり、サンクスギビングデーの翌日にポストに投函する作業を毎年繰り返しています。
今年もあと少し。
時間はあっという間に過ぎちゃいますね。

今回はパーティーについて書いてみたいと思います。
アメリカではパーティ文化が根付いているので、仲の良い家族が集まってパーティすることがとても多いです。
我が家は今年の夏にプールを貸し切って長男のクラスメートの家族とBBQパーティをしました。
総勢大人17人、子供20人の大人数でしたが、各家庭何か一品持ち寄りにしたので、色んな物が食べられてとても楽しかったです。
そして普段あまり会うことのないママさんとも親睦が深まり、とても有意義な時間を過ごすことができました。
長男は昼寝もせず5時間プールで遊んでいましたので途中で燃料切れになりオニギリを食べながら寝てしまいました。

3回お誕生日会

パーティーと言えば、誕生会ですが、アメリカの子供のお誕生日会は盛大です。
インドアプレイエリア、動物園、子供向けの美容院、水族館などなど、色んな場所でパーティーをすることが可能です。
パーティーが完全にビジネス化しているところがアメリカらしいですよね。
ゲストに手品師やプリンセスを呼ぶこともできて、子供たちはとても楽しい時間を過ごすことができます。
我が家の場合 、場所代、食べ物、お土産などで総額800ドルくらいになりました。
毎年痛い出費ですが、可愛い息子のため仕方ありません。

パーティーの場所をおさえたら、誰を招待するか決めて、パーティー当日の1ヶ月半前くらいに招待状を出します。
後は食べ物のオーダー。
サンドイッチや、フルーツ、飲み物、スナック、バースデーケーキも用意します。
そして、参加してくれた子供たちへのお土産を人数分用意します。
だいたい1人あたり3ドルくらいの物で、お菓子や、シャボン玉などを詰め合わせます。
ここまで、全部ママの仕事です。
お父さんはお金を出すだけで、何もしません笑(手伝ってくれるパパもいると思いますが。)

パーティー当日は、ゲストは20ドルくらいのプレゼントとカードを持参し、バースデーの子供に
「お誕生日おめでとう!招待ありがとうございます」と挨拶します。
みんなで色んなアクティビティで遊んで、飲んだり食べたり。
最後はみんなでハッピーバースデーを大合唱しバースデーの子供がケーキのロウソクを吹き消します。
その後ケーキを食べて、終了です。
ここまでの所要時間2時間くらいなんですが、終わったとたんにドッと疲れが噴き出しますね。
でも子供たちが楽しんでくれて、お土産を渡した時の嬉しそうな顔を見ると、
「あー良かった。やれやれ。(もう来年は絶対やらないっ!)」
と毎年思っています。

3回お誕生日会 バケツ

今年は、お誕生会は無しです。
なぜなら次男が1歳半になり、動きが激しく用意どころではなくなってしまったからです。
日本は寒くなっているようですが、皆様風邪などをひかぬように気をつけてくださいね!

 

一般社団法人日本産後ケア協会
アメリカ西海岸調査員村田友紀

アメリカ西海岸産後ケアレポート 2

2015.10.3

アメリカ西海岸産後ケアレポート 村田友紀からの現地報告 2


皆様お元気ですか?
10月に入り秋らしい気持ちの良さをを感じるようになりましたが、 カリフォルニアは9月半ばまで毎日37度を越える猛暑日が続いていました。 10年前は9月は涼しく過ごせてこんなに暑くなかった記憶があります。
地球温暖化で、いろいろな自然災害が各地で起こっています。
1人1人が出来る小さな努力の積み重ねが大事な地球を守っていけると思います。
私もできるだけ車を使わない、ゴミをあまり出さないようにしています。

さて今回は日本でも話題になっていた母乳育児についてです。
日本で母乳のネット販売の問題が取りざたされていました。
母乳育児か、ミルクか混合か??
私の周りはワーキングマザーが多くて、ミルク育児や、混合、など様々です。
先日、出産した友人にいろいろ質問しましたが、「母乳でもミルクでも、お母さんがハッピーなら赤ちゃんもハッピーだから、母乳でもミルクでもどちらでもいいと思う」という答えが帰ってきました。


こちらの粉ミルクは常温のミルク専用の水で溶かして作ります。
そしてすでに液体のものが小分けにされて容器に入っていてそれに使い捨ての乳首をつけて赤ちゃんにあげたりするので、温度調節もいらないし日本のミルクと比べるとかなり合理的で便利です。
写真は、うちの子達がお世話になったフォーミュラ(乳児用調製乳)です。

IMG_5903フォーミュラ 2回

アメリカでも冷凍母乳が売られていますが、エイズや肝炎の患者も多い国ですので、とても検査は厳しく、冷凍母乳を買うくらいならミルクのほうが安全という人のほうが多いです。
私の周りでは買ったという人を聞いたことはありません。


日本でもアメリカでも、母乳が出ない人はたくさんいるし、病気やいろんな事情で赤ちゃんに母乳を与えることのできないお母さんもいるのです。
母乳でもミルクでも、そこにはお母さんから赤ちゃんへの愛情と慈しむ気持ちがいっぱい入っています。
産後のお母さんは母乳が出ないからといって自分を追い詰めて苦しまないように、 赤ちゃんとの大切な時間をゆったりと過ごして欲しいと思います。


一般社団法人日本産後ケア協会 
アメリカ西海岸調査員村田友紀

ロンドンレポート第4回

2015.9.10

ロンドン産後ケアレポート 松川 歩からの現地報告 4

 

こんにちは、日本産後ケア協会ロンドン調査員松川歩です。

第4回は出産後すぐに退院する英国ママについてのレポートをお届けします。

出産翌日には退院するのが当たり前の英国ですが、退院後48時間以内にmidwifeが最寄りの病院(NHS)から自宅に必ず派遣されてきます。
まずは血液検査、持ち帰っていくつかの病気の検査をしてくれるようですが、結果は問題あれば電話するし、なければ何も連絡しないから!と、またしてもラフです。
その後、体重をはかってくれました。このはかり方、何とも言えないかわいさにきゅん♡とします。(写真)

ロンドン4回体重測定

それから数日後に、今度はHealth CentreからHealth visitorが派遣されてきます。
わざわざ病院に行かなくても家にきてくれるので、産後の身体にはとても助かります。
今後の定期健診や予防接種の説明、母乳育児の相談、産後鬱になってないか?母親業をたのしめているか?Husbandはちゃんと協力しているか?Babyに異常はないか?その他何でも相談して!という感じで2時間半くらいみっちり話をして帰っていきました。(その後も4週間おきに2回きてくれました)
今後の子どものCheck upなどを管理するRed Bookという日本でいう母子手帳もここでもらいます。

ロンドン4回母子手帳

その後は最寄りのHealth Centreでの2週間おきのCheck Upに通い、産後6週間目に母体の回復を確認するCheck upがあります。(もちろん全て無料)

ロンドン4回 nurseryp place available

意外にもかなり手厚い産後フォローの仕組みに驚かされましたし、なにより産後は同じMidwifeにずっとお世話になり、きちんと不安を解消できるので安心して子育てすることができました。

次回は、子育て事情についてレポートします。
どうぞお楽しみに。


一般社団法人日本産後ケア協会 
ロンドン調査員松川歩

アメリカ西海岸 産後ケアレポート 1

2015.6.24

アメリカ西海岸産後ケアレポート 村田友紀からの現地報告 1

 

初めまして。
カリフォルニア州アーバン市在住の村田友紀と申します。
2006年に渡米し今年で9年目に入りました。
今回からアメリカ西海岸地域調査員としてカリフォルニアからの産後ケアや育児についてリポートしたいと思います。
私は2011年と2014年にアメリカで長男、次男を出産しました。
一度でいいので日本でのお産も経験してみたかったです。

アメリカでの出産はご存知の方も多いと思いますが、入院期間は長くて2泊3日。
産後24時間で母子ともに異常が無ければ退院できます。
帝王切開となるともう少し長いようです。

そして病院からの請求書を見てビックリ。
$18,000(約2,230,000円)。
これは保険適用前の金額です。
保険適用は自分の加入している保険会社によって、8割カバーしてくれるところや、全額カバーのところなど様々です。
さらに病院とは別に、取り上げてくれたDr.、麻酔科のDr.から別々に請求が来るのです。
ですから実際の請求書は上記の金額を遥かに超えていました。

退院後の生活ですが、日本人の場合、日本からお母様や家族の方が1ヶ月お手伝いに来られたりします。
両親が高齢だったり、仕事でどうしても、お手伝いは無理という場合は、夫婦で乗り切ったり、ヘルパーさんを雇ったりします。
こちらはご主人が、奥さんの出産に合わせて2週間休暇がもらえたり、在宅勤務ができたりします。
そして家事のほうは食器洗浄機、洗濯物は乾燥機、食事はレストランなどでお持ち帰りをオーダー。
日本に比べるとかなり楽なので、大抵の男の人は出来ちゃうんですねー。

産後の過ごし方、他の人種はどうされているのか気になって調べてみました。
近所のアメリカ人女性は産後1週間で職場復帰し、ベビーシッターに朝から夕方まで赤ちゃんのお世話を任せています。
もう一人はネイリストでお店を経営されている方です。
彼女は産後3日で職場復帰しました。
これには私もビックリしました
ベビーシッターは雇わず、お店に個室があるので、そこを赤ちゃん用に利用し、仕事の合間にお世話しているとのこと。
日本人である私は、産後はゆっくりと身体を休めたほうがいいのでは?と思いますが、皆さんそれぞれに休んでいられない事情があるし、彼女たちは本当にタフだなあと改めて思いました。
私のような移民はアメリカに暮らしながらも自分の祖国の文化を大切にし、産後のケアなども祖国のスタイルとなりますが、2世(親は移民。子供はアメリカ生まれ育ち)以降になると、生まれも育ちもアメリカ人。
お産もスタイルも子育てもアメリカ式となるようです。
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次回はカリフォルニアでの育児についてリポートします!

 

一般社団法人日本産後ケア協会

アメリカ西海岸調査員村田友紀

ロンドンレポート 第3回

2015.5.20

ロンドン産後ケアレポート 松川 歩からの現地報告 3

 

こんにちは、日本産後ケア協会ロンドン調査員松川歩です。
英国はシャーロット王妃の誕生にお祝いムードで盛り上がっております。

第3回は出産体験記をお届けします。
私は、2013年10月に長女を、2015年3月に長男を出産しました。
偶然にもジョージ王子とシャーロット王女と同年となり、英国に住んだ良い思い出になりそうです。
場所はportlandhospital、2回目のレポートで紹介したヴィクトリアベッカム出産したことでも有名な、英国ロンドンのPrivateHospitalで、担当医はギリシャ人のドクターにお願いしました。

英国出産で感じたことは「無痛ってすごい。みんな適当。高額。」です。

*はじめての出産*
夜中に破水し病院に電話すると「家で過ごした方がリラックスできるんじゃない?」と言われ、陣痛を我慢して限界を迎えた朝8時に病院へ。
既に子宮口5cm。
無痛分娩を予定していたのですぐにepidural(硬膜外麻酔)。
30分後には嘘のようにすーっと痛みがひいて文字通り無痛。
そこから1時間半後に出産。
麻酔医師は陣痛で死にそうな私に向かって「麻酔についての説明責任があるけど、今全てを説明するにはとても複雑で、時間がかかるからとりあえずYESと言ってくれれば打つよ。」と言うし、ドクターも出産までまだ時間がかかるとわかると「ちょっと外でコーヒー飲んで来る」と気楽なものです。
ミッドワイフ(助産師)も「今頑張ればlunchtimeに間に合うわ ! 」
実際11時に産まれた直後にその部屋でランチをいただきました。
病院での食事はstarter / main /dessertをそれぞれ選ぶことができました。
夕方には英国っぽくAfternoon teaも楽しめます。

ロンドン第3回.出産後のネームプレート  ロンドン第3回.出産後のランチ

*ふたりめの出産*
健診で、胎児が小さいからは早めに生ませたい、と言われたので陣痛促進剤による出産をすることになりました。
37週の最後の健診でドクターに「出産日は病院の予定を確認して秘書に連絡させる」と言われたまま、なかなか連絡がこなかったのですが、突然「明日の朝8時から病院に来てね」とのお達し。
翌朝時間どおりに病院に行くと「7時からと言ったよね」と言われる始末です。
結局陣痛促進剤はせず、10時破水、11時麻酔、12時半出産。
ドクターは最後の30分にやっと到着し、産れる直前まで途中で電話に出たり部屋からいなくなったり・・・。
1泊して翌日昼に退院。

退院時には、Neal’s Yard Remedies のオイルやミルク、パンダ、シャンパン等をいただきました。
母乳育児を勧めておきながらシャンパン!?

ロンドン第3回 退院時の贈物

*費用*
2013年には
病院約£8000(約148万円/ £1=185円)+ドクター約£6000(約111万円)
2015年にはロンドンの物価上昇により
約£8500(約157万円/ £1=185円)+ドクター約£6000(約111万円)
に値上げされていました。
高額に驚きます。(主人の会社で負担があるので助かります。)

ロンドンの方々の適当さに日々慣れているので様々な対応に驚きはなく、逆に楽しいくらいです!

次回は、出産後すぐに退院するママに対するサポートについてレポートします。
どうぞお楽しみに。


一般社団法人日本産後ケア協会 
ロンドン調査員松川歩

ロンドンレポート 第2回

2015.4.18

ロンドン産後ケアレポート 松川 歩からの現地報告 2

 

こんにちは、日本産後ケア協会ロンドン調査員松川歩です。
日本は今頃、新緑の季節、そしてGWが待ち遠しい時期ですね。

さて前回に引き続き、今回はいざ出産。
海外では立ち会い出産がスタンダード。
出産は女性の仕事、ではなく、家族の大切なイベント。
これから父親になる男性だけでなく、お姉ちゃんやお兄ちゃんになる兄弟の立会いも可能。帝王切開でさえ立会いが可能です。
さらにPrivateHospitalでは、ベッドの斜め上には大きなカメラ付の画面が設置されていてまさに出産中、というときに世界中どことでもSkypeをつなぐことができます。
ミッドワイフ曰く「あなたの素晴らしく感動的な大事な瞬間を、遠い異国の地にいるグランマやグランパにもリアルタイムでシェアできるわよ!」とのこと。
素晴らしい取り組みですが一体どれくらいの人が実践しているかはわかりません。もちろんお気に入りのDVDを流してリラックスしながらの出産という使い方も◎

ただ立ち会うだけでは満足できない、もっと出産に参加したい!という男性は、水中出産のプール(浴槽)に一緒に入ることもできます。
これはかなり参加度が高くなりそうです。
出産という出来事を女性に任せきりにせず、最愛の奥さんと同じ状況を経験することで出産後の達成感も味わえそうで、当事者意識の高い男性にオススメです。

産後の赤ちゃんの計測。
日本では産湯、計測の流れのようですが、英国では羊水が肌を守ってくれるという考えから、産湯はありません。(それどころか産後1週間ほどは沐浴もしないらしい。信じられません!)
体重、頭囲などを計りますが、身長は、手足も曲がっていて正確に測れず意味がないという理由で計測されないことが多いようです。

日本では当たり前に飲ませるビタミンKについてもここで意思を問われ、注射か飲ませるか、注射なら腕か足かを選択します。
また、胎盤をどうするかも聞かれます。持ち帰る?病院で破棄?臍帯血をバンクに預ける?

産後は少し休んだ後、シャワーを浴びるように促されます。
立ち上がることすら困難な状況でシャワー。
こちらでは一般的なのでしょう。
分娩室から病棟へも自分で歩いて移動します。
基本的には新生児室はなく、すぐに母子同室。(帝王切開の場合も同様に。)
母子共に異常がなければ一晩で退院です。(一昨年、キャサリン妃がジョージ王子を出産した翌日には自らの足で歩き、ウィリアムさんの運転する車で退院された姿がまだ記憶に新しい方も多いかと思います。)

ロンドン ウィリアム王子の記事
(Prince William and Kate Middleton with Prince George)

私が知っているロンドンの出産事情はざっとこんな感じです。

私自身は、2013年10月1日に初めての出産を”PortlandHospital”(ヴィクトリアベッカムが4人の子供を出産したことでも有名な、英国ロンドンのPrivateHospitalです.)にて経験しているので、次回「出産体験記」にて自身の体験とともにロンドン出産についてもう少し詳しくお伝えします!


一般社団法人日本産後ケア協会 
ロンドン調査員松川歩

ロンドンレポート 第1回

2015.3.18

ロンドン産後ケアレポート 松川 歩からの現地報告 1

 
はじめまして、ロンドン在住3年(現在4年目)の日本産後ケア協会ロンドン調査員松川歩です。
この度、台湾からバトンタッチで英国の出産、産後事情、子育て環境などをレポートさせていただくことになりました。
結婚を機に退職&渡英後、第一子出産(女の子)し現在第二子妊娠中。
臨月に入り、いつうまれるかとそわそわしてきたところです。
みなさんに読んでいただいている頃には生まれているかもしれません。
ロンドンでの妊娠、出産を現在進行形でお伝えしていきたいと思っています。
どうぞよろしくおねがいします。

第1回目は「ロンドンの出産事情」について。

まず、英国で出産する場合には、NHS Hospital or Private Hospitalの2つの選択肢があります。
  ※NHSとは(http://www.nhs.uk/NHSEngland/Pages/NHSEngland.aspx)

英国の医療制度は日本とは大きく異なり、予めGP(General
Practitioner)というかかりつけ医を選び登録しておくと、NHS(National Health
Service)という国営の医療サービスを無料で利用することができます。
出産も対象なので、NHSを利用する場合は出産も無料。

出産が無料なんてお得!と思いますし、英国に住む多くの方はNHSで出産していますが、日本でのサービスやおもてなしを期待してはいけないようです。
日本との違いや、驚きのエピソードをたくさん耳にします。
例えば、英国での出生前の健診では出産までのエコー検査は2回のみが一般的です。(妊娠8週目〜14週&20週前後)
NHSでの出産を選択する場合は自動的にそうなります。
日本のように検診ごとに赤ちゃんの顔や様子をみることができないのは少し寂しいように感じますが、それが普通だと言われればそうなのか、という感じもしますね。

また、出生前医学診断への考え方も異なるようで、ダウン症のスクリーニングテスト(コンバインテスト、クワトロテスト)は通常の健診の中で一般的に行われます。
ちなみに、英国では妊娠何週でも中絶することが可能。(妊娠25週以降は早産と見なされます)

いよいよ出産予定日が近づいてくると、Birth Planの作成。
これは日本にもあるかな。
Birth Planではとても細かいことまで自己主張することができます。(いざ出産のときにあまり考慮されないこともあるようですがしっかり伝えていればきちんと守ってくれるのかも)
和痛分娩、無痛分娩、水中出産、催眠出産など様々な出産スタイルがありますが、英国では無痛分娩(Epiduralanesthesia 硬膜外麻酔)が圧倒的に人気。
最近では自然分娩の人気も高まっているようですが「わざわざ痛い思いをすることはない」という考えを多く聞きます。

ロンドン マタニティノート
健診での妊婦経過を医師が書き込むMatanity Notes。Birth Planはここに自分で記入します。

ロンドン birthPlan
実際のBirth Plan

ハリウッドセレブの間ではCセクション(帝王切開)が流行っていると耳にしたこともあります。
大御所マドンナをはじめ、アンジェリーナジョリー、ビヨンセ、ブリトニースピアーズ、ハルベリーなど多くのセレブが帝王切開で出産。
ちなみに、英国ではヴィクトリアベッカムが、4人全員Cセクションで出産しています。

では、次回いよいよ出産についてレポートします。


一般社団法人日本産後ケア協会 
ロンドン調査員松川歩

旅するお産婆~みみこの赤道一周物語Vol.12 アチェ(スマトラ島)編

2015.3.10

旅するお産婆~
 みみこの赤道一周物語Vol.12 アチェ(スマトラ島@インドネシア)編


そろそろ春の足音が聞こえてきましたね。お花が咲き始めました。
日本では、今頃の季節になると思いだす2011年3月11日が、
記憶に刻まれる地震津波の日ですが、
そのちょっと前の2004年12月26日にマグニチュード9.1の地震があり、
“TSUNAMI”が押し寄せたところ、ご存知でしょうか。
スマトラ島の西北端にあるアチェ州@インドネシア。

その数年後に足を踏み入れたのですが、TSUNAMIの傷跡はなかなか癒えておらず、
復興支援はまだ続いていました。
その時に、お手伝いも兼ねつつ、
伝統的産婆のおばあさんたちと一緒に過ごした時のお話です。

アチェの田舎でも、伝統的産婆を探すのはそんなに簡単なことでなく、
なんとか何人かのおばあちゃんを見つけて、お仕事についていったり、お話したり。

アチェ お産婆


こちらが伝統的産婆さん。イスラム教徒なので、正装はこれ。

「今ではそんなにお産は手伝っていない」みたいなことを言いつつも、
教育を受けた助産師たちが変にエラそうなのに対し、
伝統的産婆のおばあちゃんたちは、妊婦に寄り添っていて、
村に行ってみると、なんだか人気がある感じ。
なにやかやと、子育て中のママたちの相談にのったりしています。
街はまだ復興途上で、仮設住宅で大テント生活の人々も
たくさんいる中、妊婦さんもたくさん。
そんな中を、散歩でもするようにうろうろしながら
相談にのって歩いているのは、それこそ産婆本来の姿で、
現代のインドネシア助産師にこのあるべき姿が失われていることを
かなり残念に感じたり……。

アチェ 助産道具

どんな道具でお産のお手伝いするのかも見せて頂きました。
上の写真は、伝統的産婆の助産道具です。
しょうが、ウコン!にんにく、石灰、灰、竹の棒、糸、綿花、抗生剤の塗り薬。
かなり、現代とは離れてしまっていますね。
でも、これくらいあれば、健康なお産なら大丈夫なのだろうな。
ただし、この道具のうちいくつかは、悪魔祓いの祈祷用でした(笑)

アチェ ごま、ウコン・・・

胎盤と一緒に埋葬されるものが、これ。
ゴマ、ウコン、玉ねぎ、ごはん、賽銭、など。
なぜ、こんなものと一緒に埋葬するの?と思われるかもしれませんが、
この街では胎盤は生まれてきた子供の“きょうだい”として、
自宅の周りに穴を掘って埋葬されるのです。
呼吸ができるようにと埋めたところから竹の筒を差してあげたり、
毎日祈祷したり。
「化粧品の原料にする」なんて、現代日本の話をしたら、最初は
「トンデモナイ罰当たり!」
という感じで苦笑いだったのが、徐々に大笑いに。

アチェ マッサージオイル

これはマッサージ用オイルです。
ここでは出産を終えた女性は、出産後すぐに全身マッサージを受けます。
それは、誰でも当然のこと。
だから、助産師がお産をとっても、産婆さんは必須。
ココナツオイルにちび玉ねぎを入れたもので、全身をマッサージ。
見ていて、本当にうらやましかったです。
なぜって、この時、私は妊娠6か月。
妊婦の日本の現実を知っていたから(笑)

アチェ 産後ケア用伝統薬

これは、この地域の産後のケア用伝統薬です。
ついでに、伝統的な薬局みたいなところも覗いてきました。
サウナ用薬剤(?)みたいなものから、煎じ薬やら、「母乳出ますように」のお薬やら、体をもとに戻すお薬やら、いろいろ並んでいました。

アチェの伝統的産婆さんたちと接して、助産師・産婆の本来の姿について
いろいろ考えさせられました。
どう考えても、「おばあちゃんたちの技能を全否定」はありえませんよね。

やはり、最後は、
「お産は単に生活の一部でしかない」。
結局、そこに落ち着きました。

ではでは、最後にご挨拶。
子育てはいろいろあります。でも、こんな風に世界中でママたちが一生懸命やっています。何かあって落ち込んでも、深呼吸して頭の中だけでも世界を拡げてみてください。少しは楽になれるかも。
それでは、これで♪ 1年間ありがとうございました。

旅するお産婆~みみこの赤道一周物語Vol.11 インドネシア(バリ島)編

2015.2.23

旅するお産婆~
 みみこの赤道一周物語Vol.11 インドネシア(バリ島)編


こんにちは。
「寒くて寒くて……」がどんどん悪化する今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
そんな時は、私の頭の中はリゾートへと飛んでいきます。
バリ島@インドネシア。

子どもの頃から何度となく足を運び、バリ人のおうちに居候していた時期もありました。バリ舞踏を強制的に習いに行かされたり(早朝レッスン、私一人に先生二人……涙)、
大学の頃はなぜか畜産学科の実習についていったこともあります。
そんな私の庭(笑)、バリ島の開業助産師さんのお宅=産院へお邪魔したので、
その出産の場をご紹介。

バリ 開業助産院
この写真は、住宅街でよく目にする開業助産師の看板です。

そして、お宅の中へ。
これが、バリ島の一般家庭の自宅です。
ジュリア・ロバーツの映画『食べて、祈って、恋をして』を見た方なら、
この感じわかるかもしれませんね。
バリ 奥産院
手前の柱は自宅の一部、奥を産院として利用。

バリ 分娩室

こちらは分娩室。器具類は、必要なものはきっちり。

ほんわかした優しい雰囲気の助産師さんです。
でもやっぱり、芯がしっかりしているので、お産をお願いしたい気持ちになれそう。
インドネシアのお土地柄でしょうか、自宅ですが、ユニフォーム?
村のお仕事で外に出ていて、戻ってきたところをお邪魔したので、
ユニフォームだったのだと思います。
24時間体制なので、いろいろな時があるのでしょうね。

バリ 部屋の様子
こちらは部屋の様子。産後の赤ちゃんとお母さん、そして、こどもたちと、
親族のおばさん。

住宅街には必ずいくつか開業助産師の看板がかかっているので、多くの女性たちは、
普段からの顔なじみのご近所の助産師さんに赤ちゃんを取り上げてもらう感じ。
もしかすると、産婦さんの幼馴染かも……くらいの感じ。
だから、みんなの感覚が、産院なのに〝近所の人のうち〟でしかなくて(笑)。
そんなリラックスぶりからもわかるように、産院で過ごす数日も生活の一部で、
病院での入院生活のような、他人の空間にいる緊張感はどこにもありません。

子どもたちも自由に遊んだり出入りしていて、
近所のおばさんなんかも、生まれたばかりの子どもの顔を見にきたり。
雰囲気はとっても良いです。
産前、出産、産後と、ずっと同じ助産師さんが相談にのってくれて、
何かあれば対応してくれる。村の中で、ヒトとヒトが一緒に暮らしている、
そんな、ほっとするシステムを感じました。


バリ 乳幼児健診

これは乳幼児健診の様子。体重測定。

最後の上の写真はおまけです。ここは、バリ島でも田舎エリア。
観光客など全然行かない村での健診の様子です。この子はつるされて、
なんだか不安そうですが、この場には30人くらいの親子がいます。
痛くもかゆくもない健診ですが、子供たちは泣いたりわめいたりの大騒ぎ。
でも、本当にのどかで、平和な時間でした。
でもこれ、右上を見るとヤシの葉が写ってますよね。
そう、砂浜のすぐそばの、屋根があるだけの小屋のようなところでやっています。
海風がすごくて、この見学の後、頭痛がひどかったです(涙)。

では、また、次回♪

旅するお産婆~みみこの赤道一周物語Vol.10 東ティモール編

2015.1.23

旅するお産婆~
 みみこの赤道一周物語Vol.10 東ティモール編


冬本番の日本のみなさま、いかがお過ごしでしょうか?

本格的な寒さのこんな季節は、本格的に赤道直下に脱出したくなる私です。
今回は、東ティモールです。
この国は、2002年にインドネシア共和国から独立したものの、その後混乱。
しかしそれが収束しつつある……という状態で、国際的には微妙な立場にある国です。
ですが、そんな国だって、もちろん、子どもたちは日々生まれています。
小さな国であるがゆえに、地方にもクリニックがあり、一応、医療関係者が
出産にかかわる形にはなっていました。
今回は、こんな国の医療施設のご紹介をしてみようと思います。
俗にいう発展途上国の産婦人科事情です。
日本の皆さんが、施設的に恵まれているのを知っていただけたらと思います。
※私がお仕事をしていたところなので、写真を自由に撮らせていただけました(笑)。

まずは、とある産婦人科の様子。

東ティモール 産婦人科
産婦人科医師と看護師さん。診察室には椅子と机とベビー用体重計だけ!

東ティモール 診察台
診察台には最低限のモノだけが置かれています。

診察室の写真を見ていただくとわかってもらえるかと思いますが、
熱帯の国なので、窓が開いています。
しかも、外から人がのぞいている感じ。プライバシーなんかあったものではありません。クーラーがないのもわかりますよね。
この国では電気が24時間ではないので、あってもたいして涼しくならないのです。

次に、地方のクリニックの様子です。

東ティモール クリニック
クリニックの外観です。

東ティモール クリニックの中
クリニックの中です。


クリニックで何ができるか?
といえば、医師は巡回だったりしてたまに来ている程度。
ここでは、看護師ができる計測や簡単な処置だけしています。
だから、人けがない感じなのです。

こういうところにいると、施設があったとしても、“人が生まれる”ということは、
〝他人が管理〟するものではなくて、〝自力で産んで”育てるものであるのを感じます。
そんななか、ぼこぼこぼこぼこ生まれてくる子どもたち。

東ティモール 子ども達
カメラを向けたら、子どもたちが集合してきました。

数枚の写真を見ていただいただけで、途上国では、〝安全性〟という意味では、
たくさんの問題を抱えているのはわかりますね。

だから、彼らの国では、今よりもっと安全な状態へもっていかねばとは思います。
ですが……。
それが行き過ぎると、自分で産むはずの出産が、他人任せになっていくという、
今の日本の現状でもある〝医療過誤〟の問題もあるわけで、
何事も行き過ぎないことの大切さを感じます。
安全な状況で出産をすることができる日本の皆さんは、
ご自身が「産むんだ」という気持ちを持って、食事、運動、生活リズムなどの
体調管理をしていただけたら、
妊娠~出産~育児を充実したものにできる、と考えています。

2015年、皆様にとってハッピーな年になりますように♪ それでは、また、次回♪

台湾産後ケア情報第9弾

2015.1.14

台湾産後ケアレポート 高澤明岐からの現地報告 9

 

こんにちは!
日本産後ケア協会、台湾調査員の高澤明岐です。

今回は「台北お出かけ事情」について、レポート致します。

台北で小さい子を育てているママたちは、おそらくほぼ毎日お出かけしているという方、またお出かけにストレスを感じないという方が多いと思います。

台北は東京の面積の約8分の1と非常に狭く、市内であれば電車に30分も乗ればどこでも行けてしまいちょうど便利のいい広さです。
リトミックや習い事などはもちろんすぐ行ける距離にあります。
日本人のお友達が同じマンション、または近くに住んでいるケースも稀ではありません。

お出かけの際に利用する交通機関やレストランでも、子連れに対して周りの人が非常に温かい目で見守ってくれています。
たとえ高級レストランであっても、です。
たとえ泣いたとしても、近くにいる人が一緒にあやしてくれることだってあります。

また、台北市が各区に1つ親子館(日本の児童館)をつくる目標を掲げ、最近この目標が達成しました。
そのため、台北市内に親子館が13もあり、もちろん無料なので私もよく利用します。
個人的な意見ですが、日本の児童館よりも充実した施設だな、と思う施設もあり、とても清潔に保たれています。
どの親子館も毎日多くの親子連れが利用しているので、予約がいつも取りづらいほどです。

このように台北は、どこでもすぐに行けて、また周りの人も温かい目でみてくれるのでお出かけにストレスを感じることなく、ほぼ毎日のようにお出かけしています。

日本で子育て経験のあるママは「お出かけするにも周りの目を気にしてしまうから、近くの公園くらいしか行けない」「あまり遠出はできないので、家にとじこもりがちになってしまい、どうしても鬱々としてしまうことがある」と言った感想を持っている人もいます。
日本は子どもが少しぐずってもジロリと見られることもあり、子連れに対して、どこか冷たい目で見られることも多いような気がします。

外に出るということは、子どもにとって、お友達と遊んだり、新しいものや人に触れたり
するいい機会です。
またママにとっても、気分転換になり、また他のママとおしゃべりをすることがストレス解消にもなったりします。
ママの笑顔が赤ちゃんや子供の幸せにつながり、ひいては地域社会に幸福をもたらせてくれる世の中であってほしいと願っています。

この1年間、台湾での産後ケア情報から始まり、日本と台湾での子育て環境の違いなど子育て実体験を元に台湾からさまざまな現地報告をさせていただきました。毎月1回のレポートでしたが、海を渡ってのこのレポートを心待ちにしていただいている方もいらして私自身も大変有意義な1年間でした。
今後はまた違った機会でみなさんにお会いできることを楽しみにしています。
日本も台湾も子育てに頑張っている産後ママに対して、より寛容で温かな成熟した社会になってくれることを願っております。

一般社団法人日本産後ケア協会 
台湾調査員高澤明岐

旅するお産婆~みみこの赤道一周物語Vol.9スリランカ編

2014.12.10

旅するお産婆~
 みみこの赤道一周物語Vol.9 スリランカ編



こんにちは。冬が始まりましたね。
体調はいかがでしょうか? 
しょうがなどの香辛料を使って体を温めるのも、おすすめの季節ですね。
今回は、そんな香辛料を使った料理でも有名な国・スリランカ。
スリランカは、インドの右下あたりにある島国です。
鉱山があり、宝石もとれることで有名です。

首都コロンボから離れ、ブッダの歯があるというダラダー・マーリガーワ寺院へ
足を運んでみました。
ここでは、「スリや置き引き、盗人の類が多いので、変な人に声をかけられてもついていかないように」と注意を受けていたのにもかかわらず、面白半分、怖さ半分で、
親切そうなお兄さんについていってみました。
といっても、まわりにたくさん人がいるので、まさかそこで怖い目にはあわないし~と、
なめている私。
で、どうなったか?
はい。きちんと中を案内して頂いて、最後にお寺にお供えしてあるバナナを渡され、
「持って帰って食べろ」と(汗)……。
私って、相当貧しそうに見えたのでしょうね。ホンモノの「いい人」でした。

スリランカ 沸歯寺 

(観光客には、普通は危ないらしい沸歯寺)

スリランカは、途上国では珍しいのですが、産院や助産院などの施設で
出産する施設出産のシステムが98%出来上がっているとのこと。
私が会ってみたいと思っていた伝統的産婆(出産時に母親に付き添う人、出産介助の
技術を身につけた人)は、1930年代ごろから、西洋医学を学んだ助産師に
出産介助の仕事をゆずってきた感じでした。
ですが、出産した女性は、産後、周囲からいたわられるシステムはある模様。
夫もしくは自分の実家から誰かしら手伝いにやってきたり、実家に帰ったり、
1~3ヶ月ぐらい家事などをやってもらう場合がほとんどのようでした。

産後はまた、悪霊に狙われやすい(生き血を求めて悪霊が寄ってくる、などの理由)ため、出産を終えた女性は悪霊から身を守るべく、 お守りを肌身離さず持ち歩くよう。
この辺の慣習は日本にはほとんど残っていませんが、まだこのような文化が残っているのは、個人的には大好きな世界観です。
仏教が身近で僧侶もまた身近なこともあり、悪霊払いのために、
僧侶が呼ばれることもあるそうです。

スリランカ 托鉢の僧侶
(朝きちんと起きると、托鉢の僧侶に会えます。)

スリランカ 学校に行く子ども達

(学校にいく子供たちは、僧侶たちより遅い)

スリランカの人は、占いが大好きなので、子供の生まれはきちんと占星術に
のっとって記録され、名づけその他の通過儀礼の日取りなども
占星術により決められているようです。
また、宝石の島・スリランカのため、お金持ちのおうちでは、
赤ちゃんが生まれたら、占星術で見てもらったその子の幸運の石を
いくつか組み合わせて、リングなんかを作ってしまうようです。
いや~宝石店なんて、これまで覗いたこともなかったのですが、
なんだかとってもかわいらしい、いくつもカラフルな石を埋め込んだリングがあるので、「何用?」って、聞いてみたら、そんなわけだったのです。
写真に残しておかなかったのが、残念至極。
本当に素敵なのです、そのカラフルっぷりたるや。
スリランカにいらっしゃったら、必ず、宝石店へ足を向けてみてください。
自分で石を選んで、埋め込んでもらえばよいようですから、
自分用ののリングを作るのもいいなぁ……なんて、思ってみたり。

そんな感じで(どんな感じよ?)、ここスリランカでは、
日本のお食い初めのようなものもあり、
目の前に食べ物(豊かさ)、本(教養)、宝石(財力)の3つから子供に選ばせる
アレなんかもやっていたり……。
同じ仏教国だから、いろいろ同じなのね、というのを見聞きした次第でした。

それでは、また、次回♪

スリランカ 親子

台湾産後ケア情報第8弾

2014.9.17

台湾産後ケアレポート 高澤明岐からの現地報告 8

 

こんにちは!
日本産後ケア協会台湾調査員の高澤明岐です。
今回は「台湾の親子カフェ」についてのレポートです。

「親子カフェ」と聞いて、みなさんはどんなところか想像できますか?
親子カフェとは、食事ができるカフェスペースに加え、子供が遊ぶ遊び場があるお店のことです。
日本にもあるようですが、狭い台北にもこの親子カフェがたくさんあります。

もともと台湾は子供に対してとても優しい国です。
小さい子供連れでカフェやレストランに気兼ねなく入れる国ですが、子供がいるとどうしても動きたがるし、騒ぐので、カフェやレストランでご飯を食べるのが難しい時があります。
でもこの親子カフェなら安心して食事をすることができます。

これまでたくさんの親子カフェに行きましたが、そのなかでもおすすめの3店をご紹介します。

オープンしたばかりのHLC Family Cafeは高級住宅地天母にあります。
店内、おもちゃや設備も清潔で、安心して子供を遊ばせることができました。キッチンセットやボールプールもあり、子供も楽しく遊べました。
台湾8 HLC Family Cafe 台湾8 HLC Family Cafe豆腐ハンバーグ
注文したのは豆腐ハンバーグ!日本で食べるのと変わらないくらい美味で、台湾で豆腐ハンバーグが食べられるなんて感動しました。

次にご紹介する大樹先生之家はオープンしてまもなく、大人気の親子カフェとなり、一時は予約も1ヶ月待ちとなったほどです。
特徴は、とても広いカフェスペースと遊び場の充実です。
大きなボールプールや、ハイハイの子用の遊具、キッチンセットやプラレールなどなど・・・
台湾8 親子カフェ カフェスペース 台湾8 親子カフェ ボールプール

外には砂場や、公園にあるような滑り台付きの遊具もあり、子供を飽きさせない工夫が随所にされています。
台湾8 親子カフェ 外

食事もおいしく、量もお腹いっぱいで食べきれないほどでした。

最後は台北市中心地から少し離れた閑静な住宅街の中にある、Moooon Spring Café&Playです。
最初は、こんなところに親子カフェがあるの?と思いましたが・・・
おしゃれで広いカフェスペースがあり、まだ立って歩けない子供連れにはありがたい座敷スペースもありました。
店内には誤って食べても無害の砂が敷いてある砂場や、おもちゃの楽器、知育玩具、たくさんの絵本などがありました。

台湾8 親子カフェ Moooon Spring Café&Play 台湾8 親子カフェ Moooon Spring Café&Play砂場

台湾8 親子カフェ Moooon Spring Café&Play絵本

店内でおもちゃや絵本を販売しているので、気に入ったら買って帰ることもできます。

食事もおいしく、サンドイッチ、ステーキ、ワッフルなどあり、子供連れでなくても来ている人がたくさんいます。
また、離乳食を始めたばかりの子供用のニンジンとシラスのおかゆもありました。

日本の親子カフェ事情を知るママによれば、台北と比べると東京でもそんなに数がないそうです。
台北には今回ご紹介した以外にも沢山の親子カフェがあり、中には日系デパートにもあり、ここでは子供は自由に遊びまわり、誰もはしゃぐ声、泣き声、叫び声さえも気にしません。ママ達は笑ってしゃべりをしながら、日ごろの悩みやストレスを発散する・・・子供も大人もリラックスできる、そんな場所です。

日本にも沢山こんな場所があればいいな、と思います。

一般社団法人日本産後ケア協会 
台湾調査員高澤明岐

旅するお産婆~みみこの赤道一周物語Vol.8バングラディッシュ編

2014.11.10

旅するお産婆~
 みみこの赤道一周物語Vol.8 バングラディッシュ編



こんにちは。時々しっかり寒い日がやってくるようになりましたね。


 
今回は、バングラディッシュです。インドの北東にある小さな国。
皆さんは、バングラディッシュと聞くとどのようなイメージがあるでしょうか?

行ってみたら、首都ダッカはものすごい大気汚染で呼吸が苦しいほど……。
治安もなんだかとっても悪そう(汗)。こんな大変なところで、大丈夫かしら?わたし……と、感じたことを思い出します。

が、しかし。
ちょっと首都から離れると、なにやらのどか~な景色がずっと広がる農業の国。
そう、これがバングラディッシュ。
人々は、いつもにこにこにこにこ。ただ、み~んな、外国人が物珍しいみたい。
好奇心でいっぱいのため、歩いているだけで、いつの間にか現地の人に
取り囲まれてしまいます。ぞろぞろぞろぞろ。
パンダになった気分ですね(汗)。

バングラディシュ バハルブールの仏教寺院遺跡
(バハルプールの仏教寺院遺跡)

みんな愛想がよくて、とても親切。
遺跡見物に訪れたら、なんと、そのそばでおしゃべりしていた人々が全員集合してくれ、
遺跡記念館のようなところへ連れて行ってくれました。
そして、そこの館長から「ここに泊まっていけ。いくらでもいていい。この前来たイギリス人は、2週間泊まっていった」とのお言葉をいただきました。
本当に“田舎”な親切。男性ばかりで不自然だったけれど、
旅人としての居心地の良さを感じられるような国でした。

バングラディシュ(全員が、写真におさまってくれました。)
(全員が、写真におさまってくれました。)

助産師な私は、のどかな田園の村のある個人宅へ。
バングラディッシュと言えば、伝統的産婆。
伝統的産婆とは、近代医学を学ぶことなく実地のみで産婆になった女性のことをいいます。
自宅出産が9割のバングラディッシュだから、伝統的産婆の活躍はきっと多いはず……と、この伝統的産婆のお話がずっと聞きたかったのです。
 家族と共に出産を祝えるのは、素晴らしい事だと私は思っています。
まあ、この国での自宅出産には、もちろんシビアな面も多く含んではいますが、
文化的側面などの良い面などが見えたらなぁ、と、そんな気持ちでおじゃましました。

バングラディシュ(女の子の人生は肌の白さで決まるシビアさ。)
(女の子の人生は肌の白さで決まるシビアさ。)

この国の自宅出産は、3つの要素により歓迎し継続されていました。
一つ目は宗教、二つ目は悪霊を避ける、3つ目はポルダ(直訳はベール、カーテン。転じて、隠れること、隔離。)
3つ目の「ポルダ」がいろいろについて象徴的で、
「女性は、世の中から隠されることが美徳である」ということ。
「人前にさらされるなどもってのほか」という考え方です。
だから、私たち日本人のように、病院出産で見知らぬ人間たちの中で産むことは、
恥ずかしさから死んでしまいたくなるくらい、とのこと(汗)。
でも、伝統文化の中で生きていたら、実際、そうですよね、きっと。
ここで、ちょっと考え込んでしまった私。
私たちは、いろいろな部分で西洋文化に親しみすぎて、
もしかして女性本来の持つ感覚を失ってしまったのかしら?と。
日本も、以前は、良く知っているお産婆さんがお手伝いしてくれる歴史を
継続していたはず……あれ?って。
皆さんは、考えたことありますか? 
知らない人がたくさんいる場で子どもを産むということについて。

(ここでも、男の子は気楽でいい。)
(ここでも、男の子は気楽でいい。)

まあ、そんなこんなで、次にお産の話を聞いたわけですが、
ここは、座ってするお産・座産でした♪
やっぱり、昔からのお産って、座って力を入れるのが多い気がします。
普通に考えても、力が入りやすいですもんね。

な~んて、このほかにも書きたことがいっぱいあるバングラディッシュの伝統的産婆のお話なのですが、書ききれなくなるのは目に見えているので(笑)。

では、また、次回♪

みみこの赤道一周物語Vol.7 西アフリカ編

2014.10.8

旅するお産婆~
 みみこの赤道一周物語Vol.7 西アフリカ編



秋ですね! こんにちは、かわのみみこです。

今回は、アフリカのフランス語圏、西アフリカのお話です。
皆さんもご存知のとおり、今、大変な状況が広がっています。
同じ地球上で起こっている出来事なので、日本に住む皆さんも、
注意しておく必要はあると思います。

西アフリカと聞いて、何か頭に浮かぶものがありますか?
パリダカってご存知でしょうか?
壮大な大自然の中、何千キロもの距離で競われるクロスカントリーラリー。
その頂点にあるレースがパリダカです。
パリダカのゴール地点が、ここ、西アフリカのダカールなのです。
パリダカって、サハラ砂漠に車がつっこむイメージありますよね。
そう、西アフリカは、砂漠が広がる地域でもあります。

西アフリカ 自転車
(いつだって、砂煙がたちのぼる)

アフリカは未開の地ではありませんが、まだまだ自然と共に生きている人々が
多い地域です。ですから、生活そのものが、屋内と屋外の両方を使っている感じ。
料理は、屋外。そして、砂の上。

食事のたびに、口の中で砂がじゃりじゃり……。
ところが、私が現地の人に「砂がすごいね~。よく食べられるね~」と言っても、
「???」みたいなのです。
どうも、食べるときに歯と歯をぶつけなければ、砂は感じない模様。
現地の人の食べ方を見てみると、よく噛んでいても、
上の歯と下の歯はぶつかってない……。
だから、不快感はないみたいです。でも……。やっぱり砂食べてるし。
まあ、気にしなければ、ミネラルを摂取できることになるのかな?
などと適当なことを思う私でした(汗)。

アフリカに来て、おお!と思ったのが、赤ちゃんのおんぶ。
アジア人のわたくし、おんぶは背中にするものだと思っていましたが、
いえいえ、ところ変わると、腰なのです。

西アフリカ おんぶ
このママはボリュームがあるので、ちょこっとわかりにくいですが、
腰がしっかりSの字のため、赤ちゃんを腰にのせて布でまけば、落ちません。

西アフリカ 片づけ
(料理の片づけはこんな感じで行われています)

ママたちは、この腰に赤ちゃんをしっかり縛り付けた状態で、家事全部をこなしています。頭の上に水などの荷物をのせて運ぶことも。
頭の上にしっかり荷物を載せられるのも、この腰のクビレを作れる
体の使い方があるからこそのようです。

これを真似して生活すると、かなり姿勢がきれいになります。
腰に赤ちゃんがのせられるような心がけ、ぜひおためしください。あくまでも、姿勢だけ。赤ちゃんをのせてはダメですよ。一般的な日本人では赤ちゃんが落下します(汗)
(ちなみに、上の写真の自転車に乗ってるママの背中にも赤ちゃんがくっついているのをご確認ください。小さくて見にくいですが、しっかり赤ちゃんがのっかって、かなりお尻の位置が後ろにある感じがしませんか?)

日本のママたちは、最近、抱っこひも使用が多くなっているので、
赤ちゃん側にも負担がかかっているようですね。
ここまでとは思いませんが、ママたちの腰のためにも、日本人のおんぶ、もう少し復活させてくださいませ。

前回もお話しましたが、西アフリカは、奴隷貿易のアフリカ側の玄関口。
その本当の玄関も、最後に写真でご紹介しておきます。

西アフリカ 海
(奴隷船を接岸させ、人々をのせ、そして、出航)

ではまた、次回♪

台湾産後ケア情報第7弾

2014.9.17

台湾産後ケアレポート 高澤明岐からの現地報告 7

 

こんにちは!
日本産後ケア協会台湾調査員の高澤明岐です。
暑い台湾の夏も、夕方あたりは少しずつですが、涼しくなってきました。
夏の果物の王様、マンゴーの季節も完全に終わりました。

第7回目のレポートは「台湾の幼稚園事情」です。

「台湾の幼稚園」と聞いて、どんな幼稚園を想像しますか?
日本と同じような幼稚園でしょうか?
それとも日本より進んでない幼稚園でしょうか?

台湾の幼稚園には、公立と私立があり、公立は私立に比べて学費がかなり安いため希望者多数で、ほとんどは抽選が必要です。

では私立の幼稚園はどうでしょうか?
私立の幼稚園は「遊ぶところ」というより「習い事をするところ」といった方がよいかもしれません。
私立幼稚園は、「託児所」と「幼稚園」に区別されます。

ほとんどの「幼稚園」では中国語と英語の二カ国教育、そして小学校に入る準備のためのお勉強をします。
台湾では、とにかく幼い頃からの英語教育を重視する親が多いためだと思われます。
以前台湾政府は、母国語もままならない幼い時期からの英語教育は問題である、として幼稚園での英語教育を禁止したのですが・・・
やはり親たちの需要があるため、暗黙の了解の下(?)、この措置は無視されています。

また日本人駐在員子弟、日本語を習わせたい台湾人向けに日系幼稚園や日本語クラスがある幼稚園もあります。

そして、日本と異なるのが、保育年齢です。
基本的に4年保育で、
幼幼班(2~3歳)
小班(3~4歳)
中班(4~5歳)
大班(5~6歳)
と、日本より1年早く幼稚園に入ることができます。

時間は午前8~9時から午後3時くらいまでです。有料で延長保育も可能です。
基本的に毎日給食で、中にはなんと朝食が提供されるところもあります。
そうなると、夜も外食が多い台湾なので、家族みんな揃って家でご飯を食べる、という機会は週末だけ?になってしまいますね。

希望者には有料の送迎もあり、家の前まで幼稚園バスが迎えに来てくれます。
幼稚園によっては、放課後、希望者に英会話、ダンス、バレエ、お絵かきなどのお稽古を行ってくれるところもあるようです。

このように日本の幼稚園とはかなり違いますね・・・台湾の幼稚園は日本とは比べ物にならないくらい、お勉強に力をいれています。

物価も日本より安い台湾ですから、さぞ幼稚園の学費も安いと思われるでしょう。


しかし・・・
私立の幼稚園で、ひと月およそ6万日本円!(公立幼稚園はこの4分の1です。)
初任給9万日本円の台湾において、かなり高額といえます。

しかし、子供の教育に熱心な親は、それでも行かせたがるのです。
幼稚園が終わった後お稽古に行かせ、また週末もお稽古・・・という家庭も少なくありません。
出費に占める教育費の割合が大きいのも台湾の特徴です。

そう言えば、台湾の子供が公園などの屋外で、かけっこや鬼ごっこなどして遊んでいる姿を見たことがあまりないような・・・
台湾の子供たちはすごく忙しいようです。

写真は台湾の二つの幼稚園です。
日本のような園庭があるのかは外からはわかりません。 外観も幼児教室みたいです。。

台湾 第7回 papaJordan's  台湾 第7回 papaJordan's 正面 



台湾 第7回 幼稚園小伊園



次回もお楽しみに。。

一般社団法人日本産後ケア協会 
台湾調査員高澤明岐

みみこの赤道一周物語Vol.6 ジャマイカ編

2014.9.2

旅するお産婆~
 みみこの赤道一周物語Vol.6 ジャマイカ編

 
そろそろ秋の気配があってもいいような?
こんにちは。かわのみみこです。
今回は、レゲエで有名なジャマイカ♪ 中米の東の島国です。
中米は、メキシコをはじめ多くがスペイン語圏ですが、お近くのジャマイカは、英語圏。
「レゲエ大好き!」などという方は、足を運んだこともあるのでは?
旅行地としても人気の場所ですね。
旅人な私は、とりあえず、この島国一周を目標に……。

まず、首都のキングストンについて驚いたのは、そこかしこに漂うあま〜い香り。
(実は香りに敏感な私です)
何? 何? 何?
そう、察しの良い方は、わかりますよね~。
マリファナです。
そこかしこで、おじちゃんやおにいちゃんがぷかぷか吸っているので、香りが蔓延している感じです。
この国、合法? 服につかないかしら?!と、微妙にビビる私でした。

ジャマイカ ラスタマン
(ラスタマン~♪こんな雰囲気の屋台みたいなところで、ぷかぷか~)

この国に入る前に、“砂漠”なアフリカに行っていた私。
ボブ・マリー博物館に行って、そこかしこで流れているレゲエが、
「アフリカに帰ろう!」とうたっていると知って、苦笑い。
だって、このぷかぷかで、気候も良くてぽや~んとした人々が、
自然も生活も政治も過酷なアフリカに戻って、生きていけるとは思えません。

ついでに、“過酷じゃないのよね ジャマイカ”を再確認させられたのが、これ。

ジャマイカ マンゴー

そこかしこに、マンゴーが。
たわわに実り、じゃんじゃん道路に落ちていました。
遊びに行った大学構内では、完熟マンゴーを掃き掃除した私。
学生たちは、日々の景色に見向きもせず……。
正直、10個くらい拾ってしまいたい気分でしたが、
投げ散らかしたチューインガムのごみと同じ扱いのため、拾えず……。
たわわに実ったマンゴーが、ごみだなんて……。
なんだか、とってももったいない気分になったのは、私だけでしょうか。

そして、そして、世界を旅していても滅多におこらない
“小銭を拾う“という出来事があったのも、ここ。
ジャマイカは、旅人がお金も拾えるほどなのですよ?!かなり豊かですよね~。

いろいろ感じながら、旅人として入っただけのジャマイカでも、女性に興味津々な私。
うろうろ歩きながら女性を探してみると、なんだか、どこもかしこも目につくのは女性ばかり。
お店に入っても、店長から店員まで、女性。
役所に行っても、女性。
宿の主人も女性。
小学校に行っても、校長先生は女性。
何が起こったのかしら?と思うくらい、いわゆるきちんとした職場は、女性だらけなのです。


ジャマイカ パパ、子ども
(こどもの世話(?)しているパパ。一緒に遊んでるだけ?)

そんなわけで、我慢しきれずに、校長先生に聞いてみました。

「男性は、一体どこに?」
「警察と軍隊、それから、刑務所の中よ」
「男なんて、脳みそないもの。子育てをはじめ大切な仕事は、みんな女がやるのよ」。

えええ!?(汗)それが、この国の適材適所?

気候もぽわ~んで、食にもひっ迫感がなく、ついでに、マリファナなんかがあると、
男性たちはアフリカに帰るどころか、日々楽しく歌を歌うだけ。
だから女性しか働かなくなるのか……。
と、しみじみ納得した国、ジャマイカでした。まあ、たまたまかもしれませんけどね♪

ジャマイカ 男の子女の子

(女の子も男の子も、子どもは子ども。)
では、また次回♪

台湾産後ケア情報第6弾

2014.8.8

台湾産後ケアレポート 高澤明岐からの現地報告 6

 

こんにちは!
日本産後ケア協会台湾調査員の高澤明岐です。

第6回目のレポートは「台北市の子育て支援事業や取組み」です。

子育てのしやすい台湾ですが、以前レポートした通り、出生率は日本よりも低く、世界でも最低レベルなのです。
なぜこんなに出生率が低いのでしょうか?
女性の社会進出、晩婚化、物価上昇に伴う教育費増加など様々な原因があるようです。
政府や自治体は数年前から、子育て支援に対する取り組みを強化しています。

台北市の子育て支援を調べたところ、以下の通りでした。
*出産手当金:子ども一人当たり20,000元(60,000日本円)
*5歳の子供の学費(幼稚園)補助:最大で毎学期18,000元(54,000円)
*0~5歳の子供を持つ家庭への補助:子ども一人当たり2,500元(7,500日本円)
※一定の所得以下の家庭のみ
*親が希望した場合、公立小学校、公立幼稚園に学童設置する:小学生は夜7時まで、幼稚園は夜6時半まで
*公立幼稚園、私立幼稚園への一時預かりの設置
*企業や施設の託児所設置に対する補助

台北市は子育て支援に対し、毎年30億元(90億日本円)の予算を組んでいるようです。

台北では、小さいころから子どもに習い事をたくさんさせる家庭が多く、また、私立幼稚園の学費はおよそ月およそ60,000円前後と高く、公立幼稚園に入るためには抽選が必要です。
子ども一人にかける養育費が高すぎることも少子化の一因だといわれています。

ですので、このような手当は子育て家庭にとっては、かなりありがたいものとなります。
しかし、この補助を利用することができるのは、両親のうち少なくとも一人が台北市に戸籍がある必要があるので、両親が外国籍の場合は補助が出ません。

また、台北市には市が運営する、「親子館」という日本の児童館のような施設があります。
台北市内には10の親子館があり、室内遊び場が設けられ、料理教室、音楽教室、お絵描き教室などのイベントが開催されたりしています。

台湾は夏が長く、突然スコールのような雨が降ることも多々あり、また冬は雨が多いため、外で遊ぶ機会がおのずと少なくなります。
そのため、親子館はいつもいっぱいの子供たちが遊んでいます。

出生率アップへの道はまだまだ自治体の支援が必要だと思われますが、小さな島国だということを考えると、支援は手厚い方だと思います。


台湾の子育て支援ポスター 5弾

台北市子育て支援のためのポスターです

来月は台湾での幼稚園事情についてお話しさせていただきます。


お楽しみに!


一般社団法人日本産後ケア協会 
台湾調査員高澤明岐

みみこの赤道一周物語Vol.5 ホンジュラス編

2014.8.1

旅するお産婆~
 みみこの赤道一周物語Vol.5 ホンジュラス編

 

みなさん、こんにちは。かわのみみこです♪
夏休みまっただ中、いかがお過ごしでしょうか?
海外旅行のご予定の方、あるいは、もう戻られた方もいらっしゃるでしょうか。
今回は、前回のメキシコから南下して、ホンジュラス共和国のお話です。
ホンジュラス共和国、ご存知でしょうか?
メキシコ→南下→グアテマラ→南下→ホンジュラス、という感じです。

みみこさん ホンジュラス コパン遺跡
(マヤのコパン遺跡@世界遺産)

このホンジュラス、とっても治安が悪い国なのです。
海外渡航情報にも“十分注意してください。”あるいは、“渡航の是非を検討してください。”となっているような国……(汗)。
とにかく、この国と、お隣のニカラグアの間は、か・な・り治安が悪いので、バスになど乗ってはならない!とのお達しもあるほど(天運な私は、乗っちゃいましたけどね〜汗〜)。
そんな国で・・・

 
一番印象的なのは、車のドアを“バンッ”と閉めると“ベコッ“と音がすること。
要するに、車のドアの材質が薄すぎるために起こる現象なのですが、金型が日本製なだけで、材料も作った人も中国製だから、“見た目だけは日本製なんだけど、中身は中国製”のドアというわけなんです。
閉めるたびにかなり大きな音を立てて“ベコッ”と凹む車のドア、想像できますか?

みみこさん ホンジュラス 男の子は気楽?
(男の子は気楽?)

さて、今回は、今までとちょっと趣向が違うのですが・・・
思春期のお話を。
ここの若い女性たち、デートをするようなお年頃の女性たちは、どうも、男性のおまけ。
聖書からの引用とやらで、学校でこんな風に習うらしいのです。

 
(宗教観の違いで色々な解釈がありますが)
神が造った世界を支配するために男を造り、助けるものとして女を造ったという説があります。だから男は支配的で独占的、女は保守的でサポート的であれ。
“神はアダムの肋骨を取ってイブを作ったので、女は男に従うべき”と。
だから、“肋骨な“思春期の女子たちには自主性がなく、意見も言わない。言えない。
男子との間に、問題を抱えていても言わない。言えない。

正直、この国の若い女子たち、ボンキュッボンッの体型で、とっても魅惑的な服装をしているので、アメリカナイズされて発言なんかも自由な感じなのかと思っておりましたが、まったくそんなことはなくて、女子はいつも男子の半身後方。
そんな女子と男子の関係に、たくさんの問題が内在しているのを目にした私でした。
結婚してからも、男子の気ままな通い婚のようなことも耳にしました。
男子は家族に責任を持つこともない(?)、子供を育てるのも女子(?)……。
日本では、カップルの大半はそんなことないし、結婚してからはまあ3割が離婚するとはいえ、大半の夫婦が一緒に住んでいるし。
男女関係について比較すると、なんだか日本のほうがまあまあうまくやってるような気がしましたので、ご参考までに書いてみました。

みみこさん ホンジュラス 子どもダンス.png
(子どもたちは、楽しそう。ダンスが大好き。)

まあ、そんなこんなで、旅をしていると、いろいろ思うところがあるわけなんです。

で、脈絡ないのですが、私、ここで、蛇を体感しました。
ちょっと長めの野生の蛇、触ったことありますか?
固く冷たい皮膚の表面におそるおそる触れてみると、
中のむにゅっとした肉が感じられて……。
あああああ~・・・思い出しただけで、ぶるっ。

みみこさん ホンジュラス 蛇.png
(幸せを運ぶ蛇?)

そんなこんなで、では、また次回♪

台湾産後ケア情報第5弾

台湾産後ケアレポート 高澤明岐からの現地報告 5


こんにちは!
日本産後ケア協会台湾調査員の高澤明岐です。

第5回目のレポートも前回に引き続き、「台湾の子育て環境」についてです。

6月は出産後初めて、日本へ帰国をしてきました!
台湾で出産したので、わが子は日本人ですが、初ジャパン!
ドキドキの帰国となりました。

今回の帰国では、日本にいた時は全く気にしていなかった、日本の子育て環境をいろいろ見ることができておもしろかったです。

日本で、まず驚いたのが、ベビールーム(授乳室)や御手洗いが充実していること!
実家近くのショッピングモール、家電量販店、アウトレットモールなどに行きましたが、ほぼどこにでもベビールームや多目的トイレがありました。
建物が新しいほど、充実度は高かったです。
日本のベビールームは非常に清潔で、調乳用の給湯機、授乳室が数室、おむつ交換台が数台用意されていました。

これは日本にいれば当たり前(?)のことかもしれませんが、台湾にはあまりベビールームがないのが現実です。
日系百貨店や空港内にはありますが、他のお店や施設で見かけたことがありません。
そのため、授乳ができず、調乳用のお湯は持ち歩く必要があり、またおむつ交換はできません。

そして多目的トイレがないため、母親が子供を連れて御手洗いを済ませることができません。
こどもがうんちしてすぐおむつを交換しなければならなくなったり、また私自身が御手洗いに行きたくなったりして、急いで家に帰ったこと数知れず・・・なのです。

また日本には、台湾で見かけたことがない、幼児用の洗面台がほとんどの御手洗いに設けられていることにも気づきました。
子供が大きくなって手を洗わせるときには、すごく便利だろうな、と感じました。

そして驚いたのは、日本はスロープがある施設が充実していること!
日本にはバリアフリー法という法律があり、規定の建物に対し、バリアフリーにする義務が定められているのですが、それにしても、段差がない!

一方台湾は、まだまだ段差だらけです。
店舗が一階にあってもなぜか階段が数段あったり、建物と建物の間の歩道に階段があったりします。
近所のスーパーや銀行に行くにもベビーカーでは行けない場所、またベビーカーを持ちあげなければならないところがたくさんです。
抱っこひもで移動している際は、前が見えづらいので転倒の危険性があります。

台湾 5弾銀行入口
銀行入口


私の家があるところは、ビジネス街で店や銀行、ビルなどが立ち並んでいます。
数えたのですが、ベビーカーでスムーズに入れるのは、最近できたカフェとパン屋さんと、コンビニの3店舗だけでした。

台湾政府が日本を見習って、街をバリアフリーにしましょうという、呼びかけはしているそうですが・・・

前回は台湾の子育てしやすい環境についてレポートしましたが、日本にも充実しているところはあるのだな、と気付かされました。
ベビールームと多目的トイレ、また段差のなさは、私の勝手な想像ですが、世界でもトップクラスだと思います。

かなり子育てしやすい台湾ではありますが、もっともっと環境が整うことを願っています!


台湾 5弾段差  台湾 5弾改修後の歩道
崩壊?!段差               改修後の歩道   


一般社団法人日本産後ケア協会 
台湾調査員高澤明岐

                       

みみこの赤道一周物語Vol,4 メキシコ編

2014.7.3

旅するお産婆~
 みみこの赤道一周物語Vol,4 メキシコ編

 

こんにちは♪ かわのみみこです。

ブラジルでのサッカー・ワールドカップが盛り上がっていますね。
私の記憶の中のサッカーといえば、スペイン語圏での対戦国案内のCM。
“メキシコ”は、“メヒコ”♪
“ジャマイカ”は、“ハマイカ”♪

「へ〜こういう風に言うんだ~」と、妙に納得した事を思い出す感じ(・_・;)
なんだか、“海の家“みたいですよね? - すみません(汗)

今回は、そんなブラジルのかなり北、北米の南に接した国、メキシコのお話です。

何をかくそう、私、この国で初めて(というか、後にも先にもここだけですが)、
100人くらいの乗客が乗っているフェリーを運転いたしました。
証拠写真が残っていないのが残念ですが、来る波すべてをけちらすほどの、
乗客の皆様が船酔いしてしまうような激しい運転をさせていただきました。
船長さん、ありがとう♪
まあ、そんなわけで、旅人にフェリー運転させちゃうくらい、適当な国でございます。

メキシコ どんタコス

メキシコの帽子と言えば、ソンブレロ。
写真のように、父と息子がそろってソンブレロをかぶり、
きちんと手をつないで歩く姿は、まさに、ドンタコス的親子。
えっ? 「何でドンタコス?」って?
昔、ドンタコスのCMでこんな感じのがあったもので……(汗)。
ご存知ない方、ごめんなさい。
男性が、とっても子どもたちに優しい。そんなメキシコの景色です。

ただ、甘やかされて、砂糖の塊のような超甘いだけのお菓子ばかり食べている
子どもたちが多いのか、ぽっちゃり君が結構目につきます。。。

メキシコ ぽっちゃり

道端で、お菓子を本気食べ。

メキシコ ケーキ

お誕生日ケーキは、バタークリームべったべた。

前回のサモアレポートで、夕方~夜、子どもたちの“強制お散歩”のお話を
書きましたが、ここメキシコも、夜、子どもたちはお外です。
ただ、その理由は、いたって普通。―“昼間は暑い”から。

涼しくなる夜、子どもたちは“遊ぶため”に、ふらふら外を徘徊、徘徊。
でも、こちらは保護者同伴です。そして、当然、夜の遊び場も。
きらきら輝く移動遊園地が、子どもたちの気分を盛り上げます。

メキシコ ぴかチュー

ピカチューは当然のことながら、世界共通♪

メキシコ メリーゴーランド

ものすごく激しくブランコが回りすぎで、こどもたちが写ってません:汗

暗くなってから、子どもたちが外をうろうろするのはダメでしょう、
なんて思っていましたが、世界は広い!
いろんな状況の中で、普通の子どもたちも、夜、うろついているものなのですね。

どうでもいいお話ですが、メキシコのパン屋さんには、6種類の味しかありませんでした。
日本のパン屋さんは素晴らしいです。

メキシコ パン

こんなにずらりと並んでいるのに、味は甘いばかりの6種類(・_・;))

あ、今回は、病院訪問に完全に失敗したため、母子についての情報は
一切なく、子どもたちの生態のお話になってしまいました。あしからず~

では、次回!

台湾産後ケア情報第4弾

台湾産後ケアレポート 高澤明岐からの現地報告 4


こんにちは!
日本産後ケア協会台湾調査員の高澤明岐です。

台湾は5月から気温が上昇し、既に夏が到来したため、かなり暑いです。
台湾の夏といえば、やっぱり果物!市場には、ライチやマンゴーが並び始めています。
日本では高級品のマンゴーも、台湾では1粒100円以下(!)で手に入ります。

そんな台湾からの第4回目のレポートは「台湾の子育て環境」についてです。

台湾も日本と同じように、身体の不自由な方、妊婦、子供連れ、お年寄りなどのために、電車やバスに優先席が設置されています。

ただ、台湾では、優先席に座る必要がない人以外は座らない、のが基本です。混雑などで席に座れないから優先席に座る、ということはしません。
また、優先席に座る必要がある人が席に座れない場合は、乗客の誰かがすぐに席を替わってくれます。

妊娠していた時は、電車やバスに乗り込むと、ほとんどの乗客が私のお腹を見てキョロキョロ。
最初は何かな?と思っていたのですが、私に座る席があるかな、と気にしてくれていたのです!

そして、席がない場合は誰かが必ず「お嬢さん、こっちに座って!」と大声で(笑)声をかけてくれ、席を譲ってくれるのです。

ある日、バスに乗った際に運転手さんが車内放送で、「妊婦さんが乗ってきました!みなさん、席を譲ってあげてください。」と言ってくれたこともありました。

出産後も子供を抱っこ紐で抱っこして連れているとき、なんとベビーカーを押しているときにも席を譲ってくれるのです。

台湾人の友人によれば、ママは荷物が多いし、子育ては大変だから、という理由なのだそうです。

また、駅では、エレベーターに並ぶレーンにも優先席が用意され、そして電車とホームの間もバリアフリーで隙間があまりないため、非常にスムーズに電車に乗ることができます。

バスも、最近はノンステップバスが増え、スムーズに乗り降りができるようになりました。ノンステップとはいっても、ベビーカーは重いし、また全てのバスがノンステップとは限りません。そんな時は、乗客や近くにいる誰かがすぐ必ず手伝ってくれます。

これは散歩している時も同じで、お店や道路に段差があって大変そうにしていれば、周りの人がすぐ「お手伝いしますよ!」とやってきてくれます。

台湾は段差が割と多い街なので、ベビーカー押すのは段差が多くて困るだろうな、と妊娠中は思っていたのですが、誰かが必ず手伝ってくれるので、外出もまったく困りません。

そして、公園に行ったり、乗り物に乗ったり、お店に行ったりした際、居合わせた人がほとんど必ずと言っていいほど、

「何カ月ですか?」
「男の子?女の子?」
「人見知りは始まった?」
「本当にかわいい子ね~!」
「よしよし、泣かないで~」
・・・などなど、声を掛けてくれるのです。
おばさんなどは、赤ちゃんのあやし方や、服装、離乳食など、色々アドバイスもしてくれます(笑)。
こんな風に声をみんなが掛けてくれるので、台湾で出産してから今まで、子育てをしていて孤独感を感じたことは一度もありません。

このように台湾人は、たとえ見知らぬ人であっても、周りの人を常に気遣う、困っていたらすぐに手を差し伸べる、という国民性です。
子供を産んでから、改めて台湾人のあたたかさを感じ、日本で暮らしていた時は、こんな風に周りを気遣っていなかった、とすごく反省しました。
もっと周りにやさしくできるようにならなければ・・・

エレベーター待ち優先レーン  優先席マーク
エレベーター待ち優先レーン        優先席マーク

バス優先席(赤い席)
バス優先席(赤い席)


次回も台湾の子育て事情を引き続きレポート致します!


一般社団法人日本産後ケア協会 
台湾調査員高澤明岐

みみこの赤道一周物語Vol,3 サモア編編

2014.4.9

旅するお産婆~
 みみこの赤道一周物語Vol,3 サモア編

 

こんにちは♪ かわのみみこです。
暑くなってきました、私の大好きな季節です。
今回は、前回のパプアニューギニア(PNG)からどんどん東へ進み、
太平洋の真ん中あたりの日付変更線ぎりぎり東側の国・サモアです。
サモアには、大きな島が二つあります。“ウポル“と“サバイ“

“サモア島の歌“(by NHKみんなのうた) ご存知でしょうか?

“♪~青い青い空だよ 雲のない空だよ サモアの島 常夏(とこなつ)だよ
高い高いやしの木 大きな大きなやしの実 サモアの島 楽しい島よ~♪“

サモア編 虹

まさに、その歌を地でいく南の島サモア♪

なんと……。サモアでは、“彼女”の貸し借りがあります。
ちなみに、“mimiko貸して~”と言われた人がいたらしい(汗)。
そして、な、な、なんと……。刑務所も、休日はお休みになります。
そう、囚人も、みんな家に帰るのです。それはそれで、恥ずかしいらしいのですが……。
これらはみんな、ウソのような、本当の(?)お話。
なんだか、いろいろ、やたらにおおらかな国。それがサモアです。

もうひとつ。
サモアでは、バスの中で立っていることは絶対にだめ。
座る椅子の部分が無くなったら、誰でもいいから乗客のひざの上にすわることに
なっています。
誰のひざにのるかは、気分的にかなり重要❤

サモア編 赤い花のおじさん
こんなおじさんのおひざはいかが?

そんな国で、お産をみせてもらお~と病院にお願いにいったら、
院長はOK出してくれたのに、現場の長にだめだしされ、結局、叶いませんでした。
ご報告できず、ごめんなさい。
もちろん、病棟は見に行きましたよ。病棟は、結構、ふつーの病院のような感じ。
ニュージーランドの助産師学生が実習に来ていました。
日本も、日本での出産が激減しているんだから、日本の助産師を
もっと海外に実習に出したらいいのに……なんて思った次第です。

そんなことが首都のウポル島でありつつ、船で移動した私。
おとなりのサバイ島では……。

夕方、しっかり日が沈んだ後の時間、たくさんのこどもたちが散歩を始めます。


そう、こどもたちだけ。
なんと、暗くなってからの数時間は、“MUST”でお散歩時間なのです。
こどもたちは、家を追い出され、強制的に散歩させられているのです!
さあ、なんのためでしょうか?

ムフフ❤

なんと、パパとママの“ラブラブタイム”なのだそうです!!!

サモア編 男の子2人

小さい子から大きい子(もう、おとなじゃない?)まで、
み~んななんとなく、外をうろうろうろうろ……(汗)

家族が、おとなだけでしっかり時間をもてるって、すばらしいですよね?
こういう余裕が、日本にもあったらなんだかたくさんの問題も解決しちゃうかもなぁ~、なんて。

そんなこんなで、結局、サモアは、何から何まで、イメージ通りの南の島♪


サモア編 エビ

エビも、カニも、熱帯魚もこんなに巨大!@マーケット


サモア編 日本の消防車

袖ケ浦市消防本部!? なんと、日本の消防車が走ってます。

では、また次回♪

みみこの赤道一周物語Vol,2 パプアニューギニア島編

2014.4.9

旅するお産婆~
 みみこの赤道一周物語Vol,2 パプアニューギニア編

 

こんにちは♪
助産師の「かわのみみこ」です。
GW、いかがお過ごしでしたか?
今回は、旅人として訪れた国、パプアニューギニア(PNG)のお話をお届けします。

この国は、前回お伝えしたソロモン諸島の西側にあり、
ニューギニア島という島の東半分と小さな島々からなりたっています。

この国、とにかく治安が悪い。冗談ではないレベル。
世界の中で、絶対に女性一人でふらふら行ってはいけない国の一つです(笑)。

みみこさん ドア

これは、個人のお宅のドア。
柵が3重にもなっているの、わかりますか?

この国の男性は、刃渡り1メートルくらいのブッシュナイフというものを
普段から持ち歩いています。まるで鞄でも持つように“ナイフ”です。

それで、庭の草刈りをしたり、果物の皮をむいたり。
日常生活すべてに直結している感じ。
衝撃だったのは、ある日道で男性と立ち話をしていたら、
その男性が、いきなりナイフを真横に投げたこと!
「えっ!? どうしたの!?」
「食べられそうな鳥が飛んでいたから……」。
日常的にナイフが目の前を飛ぶ国、それがパプアニューギニアです。
 

そんなわけで、首都のポートモレスビーは危険すぎるので、
地方、それも日本のテレビで“秘境”と紹介されていた村にいました、私。
そこでのお話。

ビートルナッツって、知っていますか?
日本では、ビンロウと呼ばれる太平洋やアジアでみられるヤシ科の植物です。
パプアニューギニアでは、ビートルナッツの実をみんな噛んでいます。
もちろん子どもたちも。
貝を削って粉にしたものと、いろんな植物の葉っぱを
ビートルナッツと一緒に噛むのです。

みみこさん こども

こちらはビートルナッツ大好き♥な男の子。
あ、赤いのは血ではありませんよ。
ビートルナッツと貝に含まれる石灰の化学反応によるものだそうです。

ビートルナッツは昔からの嗜好品で、噛むと体が温かくなったり、
ちょっとハイになれるらしい。
なんと、お産の時にも口に入れている人がいました。
私も一度くらいは試してみようと口に入れてみましたが……。

・・・びりびりびりっ・・・無理~~~~(涙)

ここで少しお産の話をします。
この国でも、出産は、医療者がいるところでは医療者が
お手伝いすることになっていました。
看護学校は首都にあり、学んだ後村に帰ってくる感じです。
ただ、学習レベルはかなり怪しい……そんな実感。
村の小さな小屋のような診療所での出産におつきあいしてみたのですが、
出産はともかく、その後なんと2時間近くも縫合。
すべてのパプアニューギニアのナースがそんな腕ということではありませんが、
世の中には、2時間近くもかけて縫合される産婦さんもいるのです。
日本の産婦さんは、実にラッキーです!

そんな村で、コカコーラ協賛マラソン大会がありました。
イベントはみんな大好き! 村中から人が集まり、大々的な開会式となりました。
もちろん、ママも子どもたちも、走りたい人が走ります。
楽しいことは大好きだから。
私はドリンクスタンドで見学していました。

みみこさん 走る

1週目。みんな走っています。

そして2週目。
ん? 同じコースをめぐるはずの2週目に、
ママも子どもたちも、あれ?来ない?
走っているのはおっさんばかり。
え? いなくなっちゃった???

帰りに、ママとこどもたちの家に寄ったら、
「市場の時間だから、買い物に行ったのよ~」。(ママ&おばちゃん談)

自由!

今回はこんな感じで、ゆる~い秘境のお話でした。

みみこさん 手作りぶらんこ
「手作りぶらんこだよ❤」

では、また次回!

台湾産後ケア情報第3弾

台湾産後ケアレポート 高澤明岐からの現地報告 3

こんにちは!

日本産後ケア協会台湾調査員の高澤明岐です。
夏を思わせる台湾から第3弾!産後ケアレポートをお送りします。
今回は「産後院@台湾のサービス内容」についてレポートです!

台湾では「こちら(台湾)で出産した」、と言うと、
必ずといっていいほど「月子中心(産後院)に入った?」と質問されます。

私が今まで出会った、台湾で出産した日本人は全員、産後院を利用していました。
いろいろな産後院のサービスをリサーチしましたが、どこの産後院も同じようなサービス内容であることが分かりました。
前回レポートしたサービスは、産後院の基本的サービス(?)のようです。

他にも基本的に下記のようなサービスがあります。
・母乳をあげたい、でも夜寝たい、というときはあらかじめ絞った母乳を冷蔵庫や冷凍庫で保管してもらい、夜看護師さんに与えてもらう。
・毎日、母乳やミルクをあげた時間や回数、うんちやおしっこの回数のチェック。
(親子同室の場合は定期的に看護師が部屋にチェックに来ます)
・お母さんに合った授乳姿勢の指導(色んな授乳姿勢の指導があります)

私が話を聞いたなかで、高級な産後院に滞在した友人もいました。
費用はなんと一泊10,000台湾元(30,000日本円!!)とかなりお高め。
友人は1か月そこに滞在したので、雑費などを合わせると総額日本円にして100万円近く(!)かかったそうです。
その費用は、なんと義理のご両親(台湾人)がすべて負担してくれたとか・・・(驚)
さすが、産後のケアを重視する台湾だからこそ、ですね。

そこは芸能人も利用する、非常に有名な産後院で、高級ホテルさながらの施設です。
部屋には毎日、アメニティーやお茶、ミネラルウォーター、ビスケット、果物が用意されるそうです。
施設内にはプール、スパ、ジム、美容院、レストラン、カフェまであって、滞在した1か月間、一歩も外に出ずに優雅に過ごしたそうです。

また全身マッサージや母の日にはカーネーションのアレンジメントをプレゼントされ、産後院を出る際にはケーキでお祝い!・・・(驚)

友人が良かったと思うのは、日当たりがよく見晴らしの良いサンルームがあり、毎日赤ちゃんを連れて行き、そこでボーっとしながらお茶を飲むことだったそうです!
なんて優雅な時間なのでしょうか!!!

このように友人が利用したこの高級産後院は、超至れり尽くせりのお姫様待遇ですが、普通の産後院でも十分至れり尽くせりの待遇が受けられると思います。

台湾では、産後少なくとも1か月は、赤ちゃんのお世話を誰かに手伝ってもらい、母親は心身の回復に専念するべき、というマインドがあるのだと感じます。

そのため、日本人は産後院でも親子同室を好むようですが、台湾人は一日の大半、赤ちゃんを預けて自分は休む、という人が多いようです。

産後の母と子の過ごし方について、賛否両論あるとは思います。
ですが、台湾の産後院を利用してみて、私が出産前に想像した、「産後、ボロボロの体で赤ちゃんのお世話をしている自分」は杞憂だったと思いました。
もしも、退院してすぐ家に戻っていたら・・・?と考えると、恐ろしくなるほどです

産後ケアの概念がもっともっと日本に広まり、少しでも楽しく子育てできる環境ができればと願っています。

写真は永越護理之家ホームページよりお借りしてきました。

台湾3弾 1拡大 台湾3弾 2 拡大

台湾3弾 3拡大

次回は「台湾の子育て事情」についてレポートする予定です。
どうぞお楽しみに!

一般社団法人日本産後ケア協会 
台湾調査員高澤明岐

みみこの赤道一周物語Vol,1 ソロモン諸島編

2014.4.9

旅するお産婆~
 みみこの赤道一周物語Vol,1 ソロモン諸島編

 

はじめまして、こんにちは♪
助産師の「かわのみみこ」です。
助産師として世界で活動し&暮らし&旅した日々を、これから1年にわたってみなさんにお伝えしていきたいと思います。

まずは私の簡単な自己紹介から。
日本での助産師業務のあと海外協力隊に参加。ソロモン諸島で途上国での助産師業務にたずさわったのをきっかけに、その後キリバス共和国(NAL&NASDA)でプロジェクト医療担当、東ティモールでJICA在外事務所駐在員としてお仕事をしてきました。
ほとんどが赤道直下の国々ですので、この産後ケア海外情報も「赤道一周」とタイトルを入れさせていただきました。

私のモットーは「ママ・赤ちゃん・お産や育児にずっと近かった時代の産婆のつもりで現代を生きること」です。
どうぞよろしくお願いいたします。

まず第1回目は私が助産師をしていたソロモン諸島でのお話から。

ソロモン諸島がどこにあるか、みなさんご存知ですか?
お子さんと一緒に地図で探してみてください。
日本の南からずーっと下に行って赤道あたりを右にすこしずれた周辺の島国、そこがソロモン諸島です。
見つかりましたか?

まずは、この国での最初の驚き!!
研修で小さな島にいった私、運悪く到着後すぐ生理になったのです(汗)
そこで、ホームステイ先の女の子たちに相談すると、
「OK!」 (思いっきり、海を指でさし!)
「ええええ、海~? なぜなぜ?」

わかりますか? - 彼女たちは、海で“できる“から問題ない。 
それに対して情けない私は“できない人”

“生理が海でできる?“人たちが普通に生きる国、ソロモン諸島です。
あ、それで私がどうしたかって?汗

この私が仕事をしたのは首都のある本島ではなく、隣の大きな島。
そんな島での出産は家から病院まで歩いて数日かかることもざら。
だから、何日か前にそろそろ出産かな?と思ったら病院までやって来て、
もしまだならそこから一旦親戚の家に宿泊する、というゆる〜い感じです。
まぁ、ちょっとした観光旅行気分ですね。
その観光旅行は、日々大した出来事のない村へ戻れば茶飲み話の格好のネタ。
ネタによっては何年も語り継げますから、とにかく何か変わったことがあることが重要なのです。
そこで出産だけでなく、産後最初のイベントである「名づけ」も大切なものになります。

日本のように、妊娠中から気合が入っている様子はなく、みんな産後に赤ちゃんの顔を見てから、だいたいキリスト教系のお名前を付けてうれしそうに赤ちゃんを親戚に紹介しています。
ただ、絶対にそういう系統の名前でなくてはいけないのではないらしく・・・

そしてそしてなんと!
その病院で働いていた“私”が赤ちゃんをとりあげたら、赤ちゃんの名前は“MIMIKO”がいいと!笑

「ジャパンから来たのか~。それは、すごい!
じゃあ、この子の名前は”MIMIKO”に決まりだな」

「え~~~~~~~~~~(汗;)」

誰ひとり何も気にしませんが、私はとってはものすごく気になります。
ママたちのベッドに行くと赤ちゃんに向かって「MIMIKO~!MIMIKO~!」と呼んでいる。
あぁ、恥ずかしい。

 ただ、この国では名前を成長過程で頻繁に変えるので、一生“MIMIKO”ではないのが救いです。
・・・ですが「くれぐれも語り継がないでね~」と心底祈る私ではありました。

今後もどうぞよろしくお願いいたします。
次回5月はパプアニューギニア編です。
どうぞお楽しみに!


4.9
ホームステイ先の窓?壁?からの景色

4.9 みみこ2
ホームステイ先。窓もドアも壁も開放型

4.9 みみこ3
市場でお手伝い。たばこの葉売り。

4.9 みみこ4
MIMIKOじゃないけど、子どもとママ。

台湾産後ケアレポート第2弾

2014.2.27

台湾産後ケアレポート 高澤明岐からの現地報告 2

 

こんにちは!
日本産後ケア協会台湾調査員の高澤明岐です。
台湾からの第二回目のレポートは「台湾の産後院」についてです。

台湾には「坐月子(ズオユエズ)」という習慣があります。
これは女性が産後1カ月間、心とからだを回復させるため、バランスのとれた食事をとり、日々の生活に気をつけながら過ごすものです。きちんと過ごせば、更年期障害にも良い影響があるといわれています。
この期間、自宅で家政婦を雇って過ごす人、自分の母親に家事や育児を手伝ってもらって過ごす人もいますが、やはり産後院に入って過ごすのが一般的です。

産後院は5年ほど前から増え、台湾政府の調査によれば2012年、台湾における産後院の数は148ヶ所にものぼります。
産後院では、基本的に看護師が24時間赤ちゃんのお世話を手伝い、母親は「授乳、食べる、寝る」だけの生活をします。
価格帯は一泊およそ約30,000台湾元(約10,000日本円)~約10,000台湾元(約34,000日本円)で、ほとんどの人が約2週間~4週間滞在します。
台湾の平均月収が約15万日本円程度なので、費用は非常に高額です。

私は出産した病院付設の産後院に、2週間ほど滞在しました。

内装、部屋ともホテルのようなつくりで、非常にリラックスできる空間でした。
定期的な看護師による母乳指導や体調チェックの他に、小児科医と産婦人科医による定期的回診もあります。
食事は三食+おやつ二食です。
そして毎日部屋の清掃もあり、家事らしいことは一切しませんでした。
施設内に美容室もあり、シャンプーやヘアカットもでき、また授乳で肩が凝れば部屋にマッサージ師をよんでくれたりもしました。
もっと高価な産後院ではプール、スパ、レストランなどもあるようです。

ある友人のひとりがこんなことを言っていました。
「日本では産後、退院したら心身の回復など考える余裕がない。」
想像以上に、産後の体はボロボロで、精神的にも非常に不安定になります。
そのような状態で、産後すぐ子育てに加え、家事も強いられるというケースも多いと思われます。
また、核家族化の日本社会で、子育てを手伝ってくれる人や身近に相談する人がいない、という人も少なくないでしょう。
産後、母親がしっかり子育てできるようになるためには、心身のケアが非常に重要だと思います。

現在日本では政府の少子化緊急対策として、産後ケア施設の整備が盛り込まれていますが、日本でも、もっと産後の女性に対するケアが重要視され、施設や支援が整備、拡充されればと思います。

台湾第2弾 客室
客室

台湾第2弾 夕食

ある日の夕食

一般社団法人日本産後ケア協会 
台湾調査員高澤明岐

日本産後ケア協会では、産後ケアセンターや助産院の新規開設&リニューアルをご検討の企業さまや助産院向け
コンサルタント事業もおこなっております。
お問合せはこちらまで:honbu@sango-care.jp

台湾産後ケアレポート 第1弾

2014.2.27

台湾産後ケアレポート 高澤明岐からの現地報告 1

 

はじめまして、日本産後ケア協会台湾調査員、高澤明岐です。
この度、台湾の出産・産後事情、子育て環境などをレポートさせていただくことになりました。宜しくお願いします。

第一回目は「台湾の出産事情」について、レポートします。

みなさん、台湾はどこにあるかご存知でしょうか?
台湾は沖縄の南西にあり、気候は非常に温暖で、面積は九州と同じくらいの小さな島です。
そんな台湾でもここ最近は日本と同じように晩婚化、少子化の傾向が強まっています。
例えば2011年の合計特殊出生率は1.07で、日本の1.39をはるかに下回る、世界最低のレベルなのです。

さて、そんな台湾で私は昨年出産を経験しました。
台湾の産婦人科の技術レベルは日本とほぼ同じで、比較的安心して妊婦生活を送ることができ、また満足な出産ができました。

ただ、日本とは異なる、ビックリすることも多々ありました。
例えばプライバシーの点です。
診察の際は次の患者さんが真後ろで座って待っているので、先生との話が丸聞こえなのです。私はすごく気になったのですが、おおらかな台湾人は、深刻な話が他人に聞かれようがあまり気にしてない様子でした。
またある時は他の妊婦さんの検査結果が私の検査結果に紛れ込んでいたり、超音波のカルテがなくなったり…
それでも「ごめんねー!」という感じでした。

また日本で議論をよんだ出生前診断に対する考え方も異なります。
台湾では34歳以上の妊婦は羊水穿刺が、また年齢に関係なくクアトロテストが推奨されていて、ほとんどの妊婦がこの検査を行います。
これら検査の有無については日本では賛否両論ありますが、台湾ではごく一般的に行われているため、病院ではこの検査を行うよう、産婦人科医による推奨DVDも流されていたほどです。

そして出産時も無痛分娩が主流で、その費用も約3万円ほどです。
私は無痛分娩をしなかったので、「何で無痛分娩にしないの?その苦しい陣痛がだいぶ楽になるのに!」とか「あなたホント勇気あるよね~」とお医者さんや看護師さんに言われたほどです。
また、なんと尊敬する人物の誕生日や、占いで良いとされる日に産みたい場合は帝王切開も可能なのです。

私は自然分娩だったので、入院日数は3日ほどでした。入院が短いので日本では一般的に行われる母乳指導、沐浴指導などはほとんどありませんでした。

写真は台湾の母子手帳です。日本と変わりませんね。

台湾第1弾

この入院のあとは・・・芸能人の小雪さんが韓国で利用したと話題の、あの「産後院」です。台湾ではお金持ちが利用するものではなく、産後の回復の為に産後院に入るのはごく一般的なのです。

次回は、この「台湾の産後院」についてレポートします。

お楽しみに!

一般社団法人日本産後ケア協会 
台湾調査員高澤明岐

海外情報 第9弾特別編

2014.1.6

アメリカ産後ケアレポート ヴェイル亜希子からの現地報告 9 特別編

 

日本のみなさん、こんにちは。

アメリカ調査員のヴェイル亜希子です。

皆様楽しいクリスマスをお過ごしになりましたでしょうか。日米どちらも子供達にとっては美味しいものを食べてプレゼントが貰えるとても楽しみなイベントだったのではないかと思います。

さて、産後ケアレポート第9弾の今回は、アメリカのクリスマスについてレポートしたいと思います。

アメリカのクリスマスは日本のお正月のような、年で一番大きな家族イベントの1つです。24日・25日に家族や親戚が集まって美味しい料理を食べながら大人たちはプレゼント交換、子供達はサンタさんからプレゼントを貰います。

クリスマス料理のメインはターキーが多いと思いきや、意外にもハムの丸焼き派が多いようです。11月のサンクスギビング(感謝祭)でもターキーの丸焼きを食べる習慣があるので、クリスマスは違うものを食べたいのだそう。その他はクランベリーソース、スタッフィング等、日本ではあまり馴染みのないものから、デザートはアップルパイ、クリームパイやケーキと家族が好きなものを用意します。子供達はこれだけでもテンションが上がります。

当日は、ハムだけでも料理するのに何時間もかかるので朝~昼からディナー時間まで、料理するメンバー(アメリカはママだけに限らず、パパやおじいちゃんも積極的に料理します)はキッチンで雑談しながら、その他はリビングでクリスマスに関する映画を観たりゲームをしながら料理が出来上がるのを待ちます。

料理が終わったところでようやく家族全員が揃ってディナーが始まるのですが、久しぶりに会う家族には“仕事は最近どう?”、“学校は楽しい?何を勉強しているの?”という話から、中学生・高校生には、“ボーイフレンドはいるの?”、独身には、“結婚はいつ?”、子供がいるママには、“2人目はどうするの?”等、日本と変わらない家族の会話があります。

ディナーが終わり寝る時間が近づくと、子供達はサンタさんにあげるクッキーと牛乳をツリーの近くに置き、朝起きたらどんなプレゼントが待っているか楽しみにしながら眠りにつきます。サンタさんが来るのをどうしても見たい!と頑張って起きている子供もいるようですが。。。 子供達が寝ると、パパ・ママはクッキーと牛乳のグラスを空にして、プレゼントをツリーの下に置きます。

クリスマスの朝、子供達は起きたらすぐにサンタさんがツリーの下に置いていったプレゼントへ!プレゼントを貰って大はしゃぎの子供達を見て、親は、“ようやくクリスマス(大仕事)が終わった。。。”と心の中で思うのでした。

写真はクリスマスディナー(盛り付け前)が出来た様子です。

Dinner


2枚目はクリスマス当日朝の様子。プレゼントめがけて走っていきます。

Presents

3枚目は親子3代団欒の様子です。日本のお正月同様、家族でゆっくり過ごします。

GetTogether


それでは次回、「産後ケアレポート第9弾」をお楽しみに!

一般社団法人日本産後ケア協会 
アメリカ調査員ヴェイル亜希子

海外情報第8弾本文

2013.10.21

アメリカ産後ケアレポート ヴェイル亜希子からの現地報告 8

 

日本のみなさん、こんにちは。

アメリカ調査員のヴェイル亜希子です。

日本も大分寒くなり街がライトアップされたりしてクリスマスらしくなったのではないでしょうか。こちらフロリダはまだTシャツで過ごせる日もありますが街はすっかりクリスマスです。

さて、産後ケアレポート第8弾の今回は、アメリカのクリスマスについてレポートしたいと思います。

アメリカ人にとってクリスマスは日本で言うお正月同様、家族の一大イベントなのでこの時期ママ、パパ、おじいちゃん・おばあちゃんは大忙しです。

特に子供が多いママはそれぞれの学校や習い事でのクリスマスパーティーの参加と送り迎えだけでも大忙しです。パーティーは通常おやつや飲み物が用意されていることが多いですが、時々持ち寄りやプレゼント交換があったりするので、クッキーやケーキを焼いたり、交換するプレゼントを手作りします。

この時期はママ同士でおやつのレシピ交換が欠かせません。

おじいちゃん・おばあちゃん達は孫達へのプレゼントの買物に張り切ります。

ディズニーストアやおもちゃストアは子供よりもおじいちゃん・おばあちゃん率が高く、おじいちゃんが荷物を持ち、おばあちゃんが楽しそうにプレゼントを選んでいます。

更には、家の中に飾るツリーも孫が喜ぶからとゴージャスにかざるおばあちゃんもいます。

私のご近所のおばあちゃんは2mもあるツリーを8本、それぞれキャラクター風、赤色などテーマの違う飾りで飾っています。これはお孫さんが喜ぶこと間違いなしですね。

家の中だけでなく、庭や家の外をデコレーションする家も多いです。

週末はパパが庭にサンタやトナカイの置物を置いたり、屋根や庭の木にライトをつけている姿をよく見かけます。夜になるとこのライトが様々な色で光るのでとても綺麗です。

クリスマス当日に家族が集合する家のママやおばあちゃんは、今から何を作ろうか、家族全員へのプレゼントは何にしようか思案します。

通常はターキーを焼くけれど、お義母さんはハムの方が好きだからハムにしよう、とか、デザートはケーキにするかパイにするか、等みんなと相談しながらメニューを考えます。

プレゼントも子供だけでなく大人同士もするので、集合する家のツリーの下にはプレゼントでいっぱいになります。



この写真は近くの量販店です。本やおもちゃの品ぞろえの多さには、子供も大人も時間が経つのを忘れてしまう程プレゼント選びに没頭してしまいます。

海外情報8弾 XmasBooks


海外情報8弾トナカイ

近所のビーチのデコレーションです。このように街の
至るところにデコーレーションやライトアップがされています。


3枚目はクリスマスツリーです。このように2メートルかそれ以上の高さのツリーが
主流で、いい子にしていた子にはクリスマス当日の朝はこのように
サンタさんがツリーの下にプレゼントを置いていてくれるのよ、と子供に話します。

海外情報8弾 XmasTree


それでは次回、「産後ケアレポート第9弾」をお楽しみに!

一般社団法人日本産後ケア協会 
アメリカ調査員ヴェイル亜希子

海外情報第7弾本文

2013.10.21

アメリカ産後ケアレポート ヴェイル亜希子からの現地報告 7

 

日本のみなさん、こんにちは。

アメリカ調査員のヴェイル亜希子です。

日本は台風が来ていて大変だとニュースがありましたが大丈夫でしたでしょうか。

こちらフロリダもこの時期はハリケーンの季節でもあり水や食料の買いだめや避難のタイミングについて、ご近所さんとの情報交換が欠かせません。

さて、産後ケアレポート第7弾の今回は、アメリカのママの産後の過ごし方についてご紹介したいと思います。

産後の過ごし方は働くママ、専業主婦でかなり違いがあると思いますが、共通して言えることは、「出産して48時間以内に退院」、「育児は夫婦で、実家には頼らない」です。

働くママは大体2週間程度の産休の後職場に復帰するので、この2週間は体力の回復と赤ちゃんのお世話にひたすら専念します。

ダンナさんがその後2週間程度休みを取って育児を交代することもあれば、同時に休みを取りダンナさんが家事をサポートする夫婦もいます。

その後はデイケアやベビーシッターに1日預けることになります。

赤ちゃんの送り迎えは夫婦交代か、帰宅時間が早い方と決めている夫婦が多いようです。

専業主婦でもこの時期ダンナさんは2週間程休みをとり家事・育児をサポートします。

その後は日中母と子2人きりになります。

初めの1ヶ月は新生児を連れての外出を控える日本とは対照的にアメリカでは新生児でもちょっとした買い物や散歩であれば時々外出をしますが、それでも普段とは違う生活にとまどいを感じるママが多いようです。

夜中の授乳で睡眠時間がほとんど取れない上に普段の家事もしなければならない、更には日本と違い実家の両親が近くに住んでいる人が少ないので、少しの間赤ちゃんを預けて休んだり、外出することも難しいようです。

どちらのママも赤ちゃんとの新しい生活に慣れるまではストレスも多く一苦労。

そこで行政では育児をサポートするサービスを行っています。

デイケアの斡旋、両親が働いている場合、週15時間まで保育料は無料、母乳育児をしたいママのためのクラスや、両親で参加出来る育児学級(クラスの参加が難しい場合には先生が家庭訪問してクラスを行います)も無料で参加することが出来ます。

最初の1ヶ月は忙しすぎてそれどころではないですが、更には専業主婦のママが職場復帰できるよう職業訓練を無料提供したり、赤ちゃん誕生後の家計をやりくりするための家計アドバイザーサービスもあります。

行政でなくても、教会で数時間赤ちゃんを無料で預かるサービスを提供するところや、少し変わったところで米軍では同じ部署内で赤ちゃんが産まれると「フード・トレイン」といって、部署内の人が1週間その家族に食事を届けてくれる、助け合いのシステムがあります。

日米共通して出産という大変な仕事を終えた後の赤ちゃんのお世話はとても大変。身近な家族はもちろん、社会全体で子育てをサポートしていく仕組みはとてもありがたいと同時に大切ですね。

写真につきましてはこのハリケーンシーズンの中めずらしく晴れとなり
パンプキン狩りに出かけたときのものです。

HannahVivi海外レポート7-1


このパンプキン畑は子供達も楽しめるよう、とうもろこしの粒でできた砂場や
とうもろこし畑で出来た迷路、やぎ等の小動物と触れ合えるコーナーもあります。

藁を運ぶための荷車の後ろに乗って15分、とうもろこし畑の裏にあるパンプキン畑で
好きなパンプキンを収穫します。4つ位は取ろうと思って行ったものの、意外に
重たいので大小1つずつお持ち帰りしました

Patch海外レポート7-3

Pumpkins海外レポート7-2


それでは次回、「産後ケアレポート第8弾」をお楽しみに!

一般社団法人日本産後ケア協会 
アメリカ調査員ヴェイル亜希子

海外情報第6弾本文

2013.09.03

アメリカ産後ケアレポート ヴェイル亜希子からの現地報告 6

 

日本のみなさん、こんにちは。

アメリカ調査員のヴェイル亜希子です。

日本は猛暑も終わり少しずつ涼しくなってきているころでしょうか。こちらフロリダは日中30度以上と夏真っ最中、熱中症にならないよう比較的涼しい早朝に子供を遊ばせるママがまだまだ多いです。

さて、産後ケアレポート第6弾の今回は、子育てに便利または持っているだけで楽しくなるようなグッズや用品について紹介したいと思います。

アメリカはママのお助け用品がとても多いです。

日本で子育てをしている時に、「あればいいのになあ」と思うものが普通に売られています。

例えば、日本では哺乳瓶の消毒は煮沸や電子レンジ派が多いと思いますが、こちらは哺乳瓶のライナー(哺乳瓶の中にビニールの袋をしき、その中にミルクを入れる仕組みになっています)があり、使い終わった後はそのまま中のライナーを捨てれば掃除は完了です。

ライナーも数百枚入って5~600円程度と経済的です。ミルクも日本の粉ミルクは熱いお湯に溶かして冷ますようになっていますが、アメリカのものはぬるま湯でも余裕で溶けます。

さらにはミルクのペットボトルもドラッグストアやスーパーで買えるので、ペットボトルを購入してライナーを活用すれば哺乳瓶の煮沸もミルクをわざわざ作る手間も省けるという優れものです。

赤ちゃんとの外出も、日本では抱っこ紐やベビーカーが多いですがフロリダでは抱っこ紐を殆ど見かけることはなく、写真のようにベビーカーから赤ちゃんが入っているかごの部分を取り外して運ぶママが多いです。

このかごはカーシートやスーパーの買い物カートにそのまま取り付けることが出来るので赤ちゃんが寝ていても持ち運びが楽々です。(多少重たいのが難点ですが。)

第6回 Ray

アメリカでも地域によって流行が違うようですが、フロリダではとにかく明るくて派手でかなり大きめのママバッグが大人気です。

ここの暑い気候の中でも食べ物が持ち運べるよう、バッグの中は保冷仕様になっており、食べ物、飲み物、着替えからオムツ、ママのお財布や携帯が全て入るようになっています。

普段使いのママバッグの一番人気はサーティーワンというブランドで、どのママも1つは持っていると思います。

第6回Bag

今回調査して感じたことは、アメリカのママは子育てに関してとにかく合理的にと考えている人が多くそれをサポートするグッズがとても多いこと、それからサーティーワンのバッグのように普段使いが出来て便利なのはもちろん、デザインも楽しめるものが大人気だということです。
せっかくの子育て、賢く楽しくやっていきたいですね!

一般社団法人日本産後ケア協会 
アメリカ調査員ヴェイル亜希子

海外情報第5弾本文

2013.09.03

アメリカ産後ケアレポート ヴェイル亜希子からの現地報告 5

 

日本のみなさん、こんにちは。

アメリカ調査員のヴェイル亜希子です。

日本では学生さん達の夏休みも終わりですね。
まだまだ日本は暑いようですが、みなさんいかがお過ごしですか?

フロリダの学校は8月半ばに始まっているので、
近所の子供達はすでに勉強モードです。

私の家族は、この夏休みアリゾナへ旅行に行きました。
州都フェニックスから始まり、セドナにキャニオンを観に行き、
ツーソンでは西部の街を観てまわりましたが自然の広大さに感動し、
同じアメリカでもフロリダや以前住んでいたニューヨークとは全然違うことを実感した家族旅行でした。

さて産後ケアレポート第5弾の今回は、
便利で、しかもオシャレな産後ママ用の授乳服や下着の紹介をしたいと思います。

アメリカに引っ越してまず驚いたことは、
マタニティ~産後用の洋服の種類がとても多いことでした。

日本の場合、デパートの赤ちゃん・子供服の一角にひっそりとマタニティー~産後用のパジャマ、洋服、下着等が売られているだけであったり、
赤ちゃん用品店ですと普段着や下着がそれなりに揃っていますが、デザインが選べなかったりします。
スーツに関してはマタニティ用がほとんど無い状態です。

一方アメリカでは、
GAPやOLD NAVY等一般のショッピングモールに入っているポピュラーなお店にも、
普通にマタニティー~産後用の洋服が売られています。
一般量販店のウォルマートやターゲットでも、お得な価格でマタニティー~産後用の洋服や下着を入手することが出来ます。

ビクトリアシークレットのようなセクシーを売りにしているランジェリーブランドでも、ワイヤーの入っていないブラジャーをデザイン・サイズ豊富に取り揃えているので、
授乳中でもオシャレを楽しむことが出来ます。

一番感動したのが、A Pea In The Podというブランド。
ここではマタニティ~産後用のビジネススーツから、外出用のワンピース、ドレスからなんと水着まであります!
産休が2週間くらいのママが多いアメリカでは、このスーツが大活躍しています。
また、水着は授乳できるような作りになっていて、
プールやビーチでも授乳できるようになっています。
(実際はあまり見かけることはないですが・・・)

それからアメリカ人のママが密かに愛用しているのが、
産後落ちないお腹の脂肪をカバーする下着。
特に2人目以降は産後の体重がなかなか落ちないので、多くのアメリカ人ママに活用されているようです。

これだけ多くの産前産後ファッションアイテムがあると、
お腹が少しずつ出てくる4〜5ヶ月から産後数か月までの長期間、
ファッションだけでも充分に楽しめるアメリカです。

さて次回第6弾は、
産後ママ自身も楽しくなる子育てグッズの紹介をしたいと思います。
予告編としてチラッと写真で紹介♫
kaigai5

この写真んは赤ちゃん専門店ではなく、一般量販店の赤ちゃんコーナーです。
専門店でもないのに赤ちゃん用の食器類だけでも棚いっぱい置いてありどれにしようか
迷ってしまうくらいです。
カラーも豊富なところが気分を上げてくれます!

一般社団法人日本産後ケア協会 
アメリカ調査員ヴェイル亜希子

アメリカ産後ケアレポート第4弾 本文

2013.08.09

アメリカ産後ケアレポート ヴェイル亜希子からの現地報告 4


日本のみなさん、こんにちは。

アメリカ調査員のヴェイル亜希子です。

産後ケアレポート第4弾の今回は、国際結婚での子育て事情についてご紹介したいと思います。

このトピックについてアメリカに来て間もないママ、ながいママ、新米ママからベテランママまで幅広くお話を
伺ったところ、このスペースに書ききれないくらい色々なエピソードを聞くことが出来ました。

エピソードは沢山あるのですが、共通するものをいくつか抜粋してみますと、

例えば日本では熱の出た赤ちゃんは頭を冷やして体は温めてあげますが、アメリカでは赤ちゃんの服を脱がして体を冷やします。

アメリカ人のパパは、熱の出ている赤ちゃんが服を着たままでいることにびっくりしてオムツ一枚にします。

それを見て日本人のママはびっくりすることになります。

それからアメリカ人は赤ちゃんが産まれてからすぐ夫婦の寝室とは別の部屋で寝かせます。

特に新生児は2時間おきに授乳をするので部屋の行き来が大変ですが、

それでも夫婦の時間と授乳を担当していない方(アメリカ人のパパも頑張って哺乳瓶で授乳します)の睡眠確保を大切にしています。

一方日本人ママは同じ部屋・ベッドに赤ちゃんが寝ている方が授乳が楽だし安心というのもあり、

家族全員同じ部屋もしくはママと赤ちゃんが一緒で、パパは別の部屋でというのを希望する方が多いように思います。

アメリカ人パパは子供が吐いたりすると吐き気止めにジンジャーエールを飲ませたり、

飛行機に乗せる時は子供が騒いで迷惑にならないようにとタイレノール(痛み止め)を飲ませて寝かせたり、

日本人ママがびっくりするような違いが結構あります。

日米育て方に違いはありますが、夫婦折り合いをうまくつけます。

熱が出た場合、パパが家にいる間赤ちゃんはオムツ一枚、仕事で外出すると服を着せる。

寝室は最初の6ヶ月~1年は赤ちゃんも一緒、その後は別々に寝る。

ジンジャーエールはいいけどタイレノールはやめて欲しいなど、

譲れるところは譲り、どうしても譲れない事はパパに譲ってもらう、というようにしています。

いずれにしても日米育て方の違いがあっても、子供を可愛いと思う気持ちは同じですからね。

写真は子供を連れてブルーベリー狩りをしているところと、

父子で食後に皿洗いをしているところです。

アメリカのパパは家族の時間をとても大切にするので、

週末も家族全員で出かけて楽しい時間を過ごします。

家事も積極的に手伝ってくれます。

DoingDishes

BlueberryPicking

一般社団法人日本産後ケア協会 
アメリカ調査員ヴェイル亜希子

アメリカ産後ケア情報 第3弾

2013.07.29

アメリカ産後ケアレポート ヴェイル亜希子からの現地報告 3


日本のみなさん、こんにちは。

アメリカ調査員のヴェイル亜希子です。

産後ケアレポート第3弾の今回は、アメリカから”ドゥーラ“という職業についてご紹介したいと思います。

ドゥーラは馴染みのない職業ですが、産後ママをケアするためのいくつかある専門的職業の中のひとつです。

ドゥーラといっても出産に立ち会う専門のドゥーラや、産後のケアを専門とするドゥーラ、はたまたマタニティーヨガも教えているドゥーラもいたりで、様々なママのニーズに応えられるようになっています。

ドゥーラは民間認定資格で、個人でクライアントを持っているドゥーラもいれば、資格を取得したところのドゥーラ団体に所属してそこからクライアントを紹介してもらっているドゥーラもいます。
ですからママ達は口コミ、ウェブサイトや協会に直接連絡をしてドゥーラを探すことになります。

価格は時間制が最も多く、大体1時間40~70ドル(4000~7000円)でケアを受けることが出来ます。
一方、産後ケアに関するワークショップであれば時間制でなく参加費制になっていますし、マタニティーヨガのクラスであれば日本同様セッションごとの料金になっています。

アメリカのドゥーラはサービスが多様なだけでなく、サービスの提供方法や料金も幅があり、ママのニーズや予算に合わせて良いサービスが受けられるシステムいなっています。

しかし、フロリダだけでなくニューヨークなど都市部のママにも幅広く調査してみましたが、ドゥーラのサービスを受けたママはひとりもいませんでした。

出産に多額の費用がかかるアメリカ。

たとえば陣痛から出産が24時間かかるとした場合、ドゥーラの出産立会いだけでも約17万円かかる計算となるので、
ドゥーラのサービスは金額的にハードルが高いのかもしれません。

とはいえ、ママのケアは必要!ということで、産後のママが息抜きできるよう、生後すぐに預かってくれる保育園、ベビーシッターやナニー(住み込みで赤ちゃんのお世話をしてくれます)のサービスや、ベビーシッターに関しては、地域で認定されたシッターを紹介してもらうという制度を活用しています。

さらにはママサークルで知り合ったママ同士の助け合いで、お互いの赤ちゃんを預ったり、シッターや託児所付きのジムやエクササイズクラスに通ったり、地域のセンターが提供している無料の育児クラスや支援も活用しているようです。

調査したママ達は「ドゥーラは利用したことない」と言いつつ、同じようなサービスをしっかり活用しているようでした。

さて下の写真は、ママ友グループとビーチのある公園で子供を遊ばせていた時の写真です。

アメリカにはママサークルが多く、お互いの子供の面倒をみながらママ達も交流している光景がよくみられます。

もう1枚の写真は、夫と娘が一緒にとうもろこしを剥いているところです。

アメリカではお父さんも積極的に家事に参加し子供とのコミュニケーションをはかります。

次回は、国際結婚での子育て事情をレポートいたします。


sango


日本のみなさま、

子供たちとの楽しい夏をお過ごし下さいね!

ではでは〜♫

日本産後ケア協会 アメリカ調査員

ヴェイル亜希子

韓国KBSテレビからの取材を通してみる韓国育児事情

6月に韓国産後ケアセンターを視察させていただいたご縁で、韓国KBSテレビ(国営放送)から弊協会代表理事の大久保ともみが取材を受けました。

放送日:7月6日(土)(1部/10時~、2部/15時10分~、3部/17時30分~)

番組名:「KBS World 10周年特別企画 韓流大転換」

韓国も日本と同じように高齢出産、少子化が進んでいる現状(韓国の合計特殊出生率は2010年1.23人でOECD最低。ちなみに日本は1.39人)がありますが、韓国の産後ママたちが多く利用する産後ケアセンターに、いま日本女性たちの熱い視線が集まっている、という内容です。

出演部分のナレーションとスタジオでの関連部分を日本語訳にしたものを以下ご紹介します。

「祖父、父、孫がいるとき、一番美味しいものを韓国では誰が先に食べなければならないでしょうか?」など、韓国三世代間の家族模様がチラっとうかがえるナレーションに思わずニコリ。

(ナレーション)

先日、日本では有名女優が韓国で出産したことで、韓国式産後ケアが話題となり、韓国の産後調理院にも注目が集まっている。新生児の世話は基本で、妊婦(お母さん)の健康と美貌までをケアする韓国の産後ケアサービス。出産後は主に実家に滞在する日本の女性たちの羨望を集めた。

(日本女性インタビュー)

KOTRA東京貿易館。日本産後ケア協会代表 大久保ともみさんが訪れた。韓国の産後ケアシステム導入にむけての情報収集のためだ。数日前、大久保さんは韓国の産後ケア院を見学して来た。

(大久保さんインタビュー)

高齢化に少子化。社会との交わりもなく徐々に孤独化していく日本女性。大久保さんは共同体文化に活力を吹き込むことのできる可能性を韓国の産後ケア院の中に探している。

(大久保さんインタビュー)

司会(女) :考えもしなかったことが海外では人気を得ているんですね。産後ケアが日本で羨ましがられているとは。

司会(男) : 日本にはないようですね。

司会(女) : そうですね。

司会(男): 産後調理院は、管理の行き届いている所もあればそうでない所もあり、様々な意見や不満などがありますが、日本の場合は少し違うようですね。リュ・ジェヒョン監督(文化企画家 )、 韓国の産後ケアが日本には新しく映っているようですね。

リュ監督: そうですね。日本女性の立場から見たら羨ましいのだと思います。私はこのような文化の違いの一例を挙げてみたいと思います。「食膳文化」というものがあります。祖父、父、孫がいるとき、一番美味しいものを韓国では誰が先に食べなければならないでしょうか?

司会(男) : 孫です。(冗談)

リュ監督 : 当然祖父でしょう。

司会(男):最近ではおじいちゃんが孫にあげますよね。

リュ : しかし日本の場合はどうでしょう?

司会(男) : 日本ですか?

リュ監督 : 一番幼い孫が先に食べます.

司会(男) : そうなんですか?

リュ監督: このように、韓国では妊婦(出産した母)に対する愛情と関心がとても大きいんですよね。それがまさに産後調理院という形で出てきたのではないかと・・・だから日本ではこの産後ケア院というものを、疎外や孤独というものを治癒できるまた一つのコミュニティとして理解しているのではないかとも思います。

司会(女): そういった面があるわけですね。

司会(男) : そうですよ。妊婦(お母さん)たちを大切にしないとですよね。

司会(女): そうでうね.

出産育児一時金

出産にかかる費用の負担を軽減するために、健康保険や国民健康保険などの被保険者またはその扶養家族が出産したとき、申請により支給される。
※保険料滞納者は支給対象外。

乳幼児等医療費助成制度

病院にかかりやすい赤ちゃん時期(から就学前*現在拡充中)の医療費を自治体が援助してくれる制度。
健康保険加入が条件。助成内容・対象年齢や所得制限などは各自治体によってさまざま。
あらかじめ、住んでいる地域の市区町村役所窓口やホームページで詳細等の確認を。

児休業給付金

雇用保険の制度で、働くママやパパが赤ちゃんを育てるために休業した場合の生活をサポートしてくれる。
雇用保険料を払っている人で、育児休業を取る人(パートやアルバイト、派遣社員などでも、1年以上加入していることや雇用期間の条件を満たせばもらえる)で育児休業に入る前の2年間のうち11日以上働いた月が12カ月以上あることが条件。
通常は赤ちゃんが1歳になるまで、事情によっては1歳6カ月まで。

教育訓練給付制度

再就職に向けたスキルアップや資格取得のために、厚生労働大臣が指定するスクールへ通った際の入学金や授業料等の一部がハローワークより支給される。
雇用保険加入期間により支給率が異なる。

児童手当金

育児する家庭を応援するために、国の年金制度と地方自治体から支給される。
公的年金制度に入っていて保険料を支払っていること。
(20歳未満のパパの場合は例外)日本国内に住む0歳以上から中学卒業までが対象。
※平成24年6月分より所得制限による減額があります。

出産手当金

産休中のお給料の代わりとして健康保険からもらえるお金。
仕事を続けるママへ、産休中の生活支援ために勤務先の健康保険か共済組合が支給。
1年以上加入しているママが産前産後休暇を取得し、仕事を続ける場合。
社員の他、契約社員やパート、アルバイト、派遣社員であってもOK。※国民健康保険は対象外。

医療費控除

1年間(前年の1月1日〜12月31日)に、家族全員にかかった医療費の合計が10万円を超えた場合、確定申告をすると税金が戻ってくる。
(所得が200万円以下の人は、医療費が10万円を超えなくても、所得の5%を超える医療費を払っていれば、医療費控除の対象となる)
※医療費から出産育児一時金や生命保険の入院給付金などの各種給付金は差し引く。
妊娠中の検診費用や通院時の交通費も対象となるので、領収書は保管し、交通費のメモを。

特別児童扶養手当

20歳未満で精神又は身体に障害を有する児童を家庭で監護、養育している父母等に支給される手当。

ベビーシッター割引券

■ 給付金などの制度は変更が多いため、最新の情報は下記のサイト等でチェックしておきましょう。

  • 日本年金機構 (育児休業等を取得したときの手続き)
    日本健康保険協会 (子どもが生まれたとき)
    国民健康保険ガイド(子どもが生まれたとき(出産育児一時金))
    ハローワーク (雇用継続給付)
    国税庁 (医療費を支払ったとき)

    ファミリーサポートセンター

    地域で、育児の援助を受けたい人(依頼会員)と援助を行いたい人(援助会員)がセンターに申し込むことにより、育児を助け合う制度。設立運営は市区町村が行う。
    援助会員は有資格者ではないが、子育て経験者が多く、センターが研修会を実施、利用料は1人1時間あたり700~800円くらい。
    ※地域によって需給バランスにバラつきがあり、思い通りに活用できないところもあるので、事前確認をおすすめします。

    公益社団法人全国保育サービス協会

    厚生労働省の許可を得て設立した、ベビーシッター事業の全国組織。
    協定を締結した企業などに勤める従業員・職員が、就労のために1日1回,1,500円の割引券が使える制度もあります。
    サイト内に加盟会社・保育施設リストあり。

    全国病児保育協議会

    ママが就労しているなどで保育所に通っている子どもが病気になったり、回復期にある子どもを預かり、保育・看護ケアを行う施設の紹介サイト。
    サイトでは全国の施設を網羅。施設には「医療機関併設型」「保育園併設型」「単独型」といった3つのタイプがあり、もっとも多いのは小児科などの病院に併設された「医療機関併設型」、医師が常にそばにいるという安心感があります。
    施設は増えつつあるが、実際にそこで預かれる子供の人数はかなり限られています。

    オルター

    安全な食材はもちろん、雑貨、日用品に至るまで厳しいチェック体制の下、
    厳選されたものだけが用意されている。また、生産者と消費者の「顔の見える関係」や
    「情報公開」も大切にしている。
    無農薬、有機栽培、ダイオキシンやPBCの汚染の心配ない鮮魚などを届けてくれる。

    Oisix(おいしっくす)

    「つくった人が自分の子どもに食べさせられる安心安全でおいしい食品」
    全ての商品に対して放射能検査を行っている。
    安心・安全なベビーフード(離乳食)も充実。高品質な分、値段は高め。

    大地を守る会

    有機農業のパイオニア。「農薬の危険性を100万回叫ぶよりも、1本の無農薬の大根を作り、運び、食べることから始めよう」価格も高めだが独自の生産基準の厳しさは、随一と評判。
    一点ずつ注文できる。

    パルシステム

    営利を目的としない公益法人。
    他の食材宅配より価格が安く気軽に利用できるが、農薬・遺伝子組換などに配慮し、産直、環境、国産を優先に、こだわりのオリジナル商品が充実。

    らでぃっしゅぼーや

    「環境保全型生産基準(RADIX)」を設け、基準に達したもののみ提供。
    不要な農薬は使わない、遺伝子組換品は使わない。野菜のおいしさには定評あり。
    食物アレルギー・アトピーを持つこども専用の食材やベビーキッズ専用の安心・安全な食材(離乳食)も。

    おくるみ(ブランケット)

    おくるみで手をしっかり押さえてあげることで、おなかの中にいた時と似た感覚になって落ち着き、
    いつの間にかスヤスヤ。巻くときのコツは、・きっちりとほどけないように巻きつけます。
    両腕はまっすぐに固定し・両足は伸ばさないで少し緩めにね。

    バウンサー

    自由に体を動かすと自然な振動が起き、ママのおなかの中にいた時のような姿勢で揺れを
    感じ、座ったままで寝てしまうことも。
    またバウンサーの傾斜は腸の動きを活発にするので便秘の解消にも役立ちます。
    まわりに危ないものを置かない。安全ベルトは必ず締めるなどに気を付けて使用。

    保冷剤入り枕

    暑くて寝苦しそうな時や発熱の時は、保冷剤入りの枕でやさしく頭を冷やしてあげましょう。
    付属のジェルをカバーに入れれば、冷やしすぎず快適にねんねができます。
    ジェルは何度でも繰り返し使えて環境にも配慮。授乳時に使うのもおすすめです。

    お気に入りのタオル

    やわらかい触り心地は、赤ちゃんに安心感を与え、眠りやすくしてくれます。
    タグや素材の違いをかじったり引っ張ったりして確かめるのも赤ちゃんは大好き。
    お気に入りを見つけてあげてね。

    胎内音付きぬいぐるみ

    ママに抱かれている時のような心拍音や、おなかの中で聞いていた音、水の音や動物の鳴き声
    などに耳を傾けるうち、自然にウトウト……。
    心地よい眠りを誘ってくれます。ベッドサイドに置いておくと便利。

    ベッドメリー

    子守唄のようなメロディーが流れ、赤ちゃんが興味を示すおもちゃがくるくるくるくる。
    見つめているうちにだんだんと眠くなってくるおもちゃです。
    赤ちゃんの目の高さに合わせてセットができます。
    あまり長期間使うものではないので、レンタルを利用するのも賢い方法です。

    おしゃぶり

    あごの発達や歯並びの健やかな形成を促し、鼻呼吸の訓練にもなるおしゃぶりです。
    赤ちゃんに安心感も与えてくれます。

    赤ちゃん向けiPhoneアプリ

    ママが忙しいときは、パパにお願い!でもどうやってあやせばいいのかわからないし、パパもちょっとお疲れ気味…そんなパパにおすすめなのはiPhoneアプリ。
    iPhoneがガラガラになったり、赤ちゃんの好きな生活音を再生できるアプリです。
    赤ちゃんがリラックスできる優しい音を選んであげると眠くなりやすい?!

    1.からだにやさしい食べ物をとる

    母乳の原料はママの血液です。血液の質を良くし、量を増やすことが基本。
    乳腺炎の予防のためにも、バランスのとれた和食中心の食事がおすすめ。
    授乳時期に必要な栄養素は、たんぱく質、カルシウム、鉄分。
    ホルモンや抗生物質、ダイオキシンをはじめ、着色料、化学調味料、防腐剤などの添加物をなるべく避けて、
    無農薬・無添加などからだにやさしい食材を選んでください。
    カフェインやアルコール、牛乳を控え、お茶やお水を十分に摂ることも忘れずに。

    2.しっかりと休養をとる

    産後は気力が充実している分、あれもこれもとしてしまいがちですが、後々、疲れが出て乳腺炎などのトラブルになること
    もあるので要注意。パパやまわりの助けを借りながら、たまにはお風呂にゆっくり入ったり、赤ちゃんが寝たらママも
    一緒に添い寝したり。こまめに休養をとることが大切です。

    3.頭をつかわずストレスをためない

    ママの頭の中は、授乳中でさえ次の段取りを考えたり、さまざまな子育て情報を集めようとしたり。
    でも常に頭を回転させていると、からだ全身の血流にも影響が。
    母乳の出が悪くても大丈夫。気分転換にストレッチをしたり、たまにはママ友とお茶でもしながら思いっきり
    おしゃべりをしたり、ため込んだストレスを積極的に解消しましょう!
    ママも適度な息抜きが必要なんだ!ということを家族にも理解してもらいましょう。

    4.母乳が出ない・・・と悩んだときは

    おっぱいの出方は人それぞれ。ちゃんと出ているかな?と不安なときは助産師や産院の母乳外来で診てもらうと安心。
    下記のホームページには母乳育児に関することや、相談受付先の情報がアップされているので、まめにアクセスするのが
    おすすめです。

    桶谷式乳房管理法研鑽会」
    「公益社団法人日本助産師会」
    「日本ラクテーションコンサルタント協会」

    おっぱい対策グッズ

    腱鞘炎ケアグッズ

    授乳姿勢を楽にするグッズ

    骨盤ケアグッズ

    ミルパス(無料)

    授乳期の赤ちゃんとのお出かけの際に、授乳室やオムツ替えのできる場所がわかるアプリ。
    今いる場所から一番近い授乳室をGPSで探してくれたり、自分でフリーワードを入力して検索したりすることができます。
    掲載スポットは3,500箇所以上。その他、赤ちゃん日記で成長記録をつけたり、子育て掲示板で悩めるママたちと相談しあうこともできます。

    Baby Tune(無料)

    オリジナルの泣き止み音が作れるアプリ。
    わが子にぴったりの泣き止み音がカンタンに作れます。袋、水道、猫、鳥、オルゴールなどプリセットされた12の音を組み合わせていけば、オリジナルの泣き止み音が「さぁ完成!」

    BabyTap

    タップするたびに、いろいろな形が次々に出てくる楽しいアプリ。
    なぜか赤ちゃんには大ウケとのうわさが…。タップのたびに新たな図形が表示され、英語で形や色を読み上げる声や赤ちゃんの笑い声などの音もおもしろい。

    ゆびであそぼう!コンビの森

    ほのぼのしたイラストに和むコンビのアプリ。どこを触ってもさまざまな反応があるので、指の発育をしっかりサポートしてくれます。
    さらにおもしろいのが、時間に連動して朝・昼・夜と背景やキャラクターのようすが変わること。
    特に夜の時間帯はクマさんが寝てしまうので、「クマさんも寝たから、〇〇ちゃんもそろそろオネンネね♡」といった声がけにも使えるかも。

    保育アプリのしゃぼん玉あそび

    小学館アカデミー保育園の先生たちとベビーグッズの企画販売を行うDAD-WAYのコラボ企画。シャボン玉遊びができるアプリです。
    吹き出し口をタップするとしゃぼん玉を出すことができ、キャラクターボタンを押すとキャラクターが一斉にしゃぼん玉を消してたり!
    吹き出し口を長押しすれば、大きなしゃぼん玉も作ることができるおもしろアプリです。

    ミキハウス子育て総研監修 どうぶつをさがそう!

    知育&親子のコミュニケーションアプリ。木の陰などに隠れている動物を見つけてタップするシンプルなゲーム。
    ちょっとした待ち時間のぐずり対策などに最適。
    動物を見つけてタップすると、動物が大きく表示されたり、鳴き声を出したり。また、草むらなどがガサガサ動いたりと反応も多彩。動物を見つけてタップすると、大きく表示されたり、鳴き声を出したり。隠れている場所はランダムに変わるので、飽きずに繰り返し遊べます。

    海外産後ケア情報2013.07.01_2

    • 2013.07.01
    • 韓国視察報告
      産後ケアセンター先進国である韓国に大久保ともみ代表理事が視察訪問
    • 日本産後ケア協会は、2013年6月13〜14日韓国ソウルにて開催された「Korea Service & Content Market 2013」(主催:韓国中小企業庁、KOTRA)に主賓として招待されました。
      初日は韓国産後ケアセンター事業者7社との面談。
      そして2日目は産後ケアセンター2カ所を視察。

      今回の視察の第一印象は、韓国の産後ケア事業者が日本への進出に非常に意欲的であるということ。
      韓国内にはすでに約500カ所以上の産後ケアセンターがあり、利用者も富裕層ほど高くなる傾向があります。
      平均利用日数は2週間、平均利用価格は250万ウォン。
      地域や規模などの差はありますが、最低価格は2週間で150万ウォンからハイブランドになると1200万ウォンまでとかなり開きがあります。
      韓国内の市場調査によりますと、妊産婦の80%は産後ケアセンターの利用をぜひしたい、ということでしたが、韓国内の産後ケアセンターはすでにブランド化が進んでおり、ある程度の棲み分けが出来ているのではないかという印象を受けました。

      女優の小雪さんが韓国で出産し産後ケアセンターを利用したことにより、日本でも「産後ケア」の重要性が認知されつつあります。
      またさらに現安倍政権の重要政策の一つでもある子育て支援、少子化対策の一環として産後ケアセンターへの支援も決定され、追い風が吹いているのが今の状況です。

      「産後ケア文化」の先輩である韓国から学ぶべき点も多いにあることを実感し、日本の産後ママが「楽しく・ラクに」子育てができる環境を実現するために、日本産後ケア協会としてどのような目標を持ち何をなすべきかを改めて考えるきっかけとなった視察でもありました。

    • 海外ケア情報
    • 海外ケア情報

    • 最後に、今回の韓国視察において朝早くから夜の遅い時間まで通訳として全面的にご協力して頂いた李スジンさんです。
      あまりにも優秀な通訳ぶりに、日本産後ケア協会の専属通訳として今後もお願いした次第です。
      この場をお借りして感謝申し上げます。
      どうもありがとうございました。
      一般社団法人日本産後ケア協会 代表理事 大久保 ともみ

    • 海外ケア情報

    海外産後ケア情報2013.07.01

    • 2013.07.01
    • アメリカ産後ケアレポート ヴェイル亜希子からの現地報告 2
    • 日本のみなさん、こんにちは。アメリカ調査員のヴェイル亜希子です。
      公式HPアップおめでとうございます!
      これからも新しくなったHPで「アメリカ子育て情報」をどしどし!お送り致しますので、みなさん楽しみにしていて下さいね。

      さて、第二回目は「アメリカ人ママの産後の悩み」も含めてアメリカはフロリダからレポートさせて頂きます。

      前回のレポートでは、私の知人にアメリカで産後ケアを受けたママがいなかったことをお伝えしましたが、それならばアメリカのママ達は「産後にはどのような悩みがあって、どう解消しているのだろうか」という調査をしてみました。

      アメリカでは通常、産院は出産2日後に退院し、しかも仕事を持っているママの職場復帰も早いのだから、悩んでいるママは沢山いるのではないか?と予想していましたが、「最初の3ヶ月は夜眠れなくて大変だったけどね。。」や「もう少し産休が欲しかったけど」というごく普通の回答でした。

      本当かな?と思い
      「母乳育児大変じゃなかった?」
      「沐浴とか、赤ちゃんのお世話に戸惑わなかった?」
      「お世話の方法で母親や義母から色々言われない?」
      と悩みを引き出そうとしました。

      しかし、
      「母乳はトライしたけど出ないからすぐ粉ミルクにしたわ」
      「働いていたら母乳育児はムリよ。最初から粉ミルクと決めていたわ」
      「赤ちゃんのお世話?周りに聞いたり、本を読んだりしたわ」
      「両親も義母も近所に住んでいないから特に言われることはないわね」(アメリカは同居や2世帯はかなり珍しいです)
      とさほど悩んでいる様子はありませんでした。

      実際、母乳育児は推奨されているものの周りからのプレッシャーはありません。
      育児本もありますが、日本のように丁寧に細かく書かれているわけではないので、細かいことにこだわらずママがお世話しやすい方法を取っています。

      それからアメリカのおじいちゃん・おばあちゃんが育児に関わることは少なく、孫は基本的に「可愛がるだけ」に徹しているようです。
      調査を進めていくうちに、すぐに職場復帰をするママを支える、生後数週間の乳児からお世話をしてくれる保育園(デイケア)があることや、託児所付のレジャー施設、ベビーシッター付のダンス(趣味)クラスまであることがわかりました。

      産後ケアとまではいかなくても、ママがストレス少なく産後を過ごすことが出来る環境とシステムが整っているのだなと思いました。

      写真は地域で利用出来るレクレーションセンターです。
      6ヶ月の乳児から預かってくれる託児所も付いているので(なんと1時間わずか3ドル!)、アメリカのママたちはここでヨガ、ズンバ、ピラティス、水泳、テニス(写真のプールの後ろにコートが6面あります)、ビリヤード、ジムなどでリフレッシュしながら子育てを楽しんでいます。

      それでは次回アメリカからの産後ケアレポート第3弾もお楽しみに!

      海外ケア情報

      一般社団法人日本産後ケア協会 
      アメリカ調査員ヴェイル亜希子

    海外産後ケア情報2013.06.07

    • 2013.06.07
    • アメリカ産後ケアレポート ヴェイル亜希子からの現地報告 1
    • はじめまして。
      一般社団法人日本産後ケア協会のアメリカ調査員ヴェイル亜希子です。

      第一回目は「アメリカの産後ケア事情」について、アメリカはフロリダからレポートさせて頂きます。

      まず産後ケア事情を調査するにあたり、アメリカでどのようなケアを受けたか、アメリカ人およびアメリカで出産した日本人ママから生の声を集めました。

      出生率は日本の1.39に対しアメリカが1.89と高いので、さぞかし産後ケアも充実しているだろうと大きな期待を込めてママ達に質問したところ意外な答えが返ってきました。

      「産後ケアって何?」

      病院によっても施設の充実度は違うようですが、だいたいどの病院でも出産後48時間以内に退院させられます。帝王切開で出産したママも、同じく48時間で退院です。
      赤ちゃんに黄疸があり治療が必要な場合も、一旦退院して通院しながらの治療です。

      病院の食事も質素で、朝ごはんはマフィンとオレンジジュースのみだったりするので(カロリーは足りてそうですが..)、母乳の出を心配した日本人のママは、ダンナさんに外の美味しい食事をテイクアウトするようお願いしたそうです。

      母乳育児についても、特に病院からの指導がなく、出産後の検診も2週間後です。

      さらに、働くママは出産後だいたい2週間~長くても6週間で復職します。

      一方、日本は出産時の入院は1週間弱、その間母親・赤ちゃんの検診があり、母乳育児のアドバイスから沐浴のレッスン、さらにエステや豪華な食事を提供している産院もあります。
      制度としても1年間の育児休暇で政府から給料の6割が保証されているので、むしろ日本の方が恵まれているよね、とママ達が羨ましがっていました。

      しかし、一見日本の方が恵まれているように思えるのに、なぜアメリカの出生率の方が高いのか。

      これについてはさらに調査を続け、次回にお伝えしたいと思います。

      写真はママ達との集まりの際の写真です。
      フロリダは暑いからかこのような噴水プールが公園に併設されていて気軽に水遊びが出来るようになっています。

      また教会には、子供の遊び場が設けてあり、ママ達が集まって一緒に子供を遊ばせることが出来るようになっているところもあります。

      海外ケア情報

      一般社団法人日本産後ケア協会 
      アメリカ調査員ヴェイル亜希子

    海外産後ケア情報2013.05.11

    • 2013.05.11
    • 北欧ジャーナリスト 堀さんからの育児情報 2
    • フィンランドでは、出産すると国からスターターキットのようなベビーグッズが一式送られてきます。

      エコおむつ、洋服、ふとん、シーツ、薄いタオル、爪切りなど全て揃っていて、貧富の差なく育児生活がスタートできるようになっています。箱はそのままベッドとして利用できるという優れもので、ベッドに敷くふとん類も入っています。

      KELAという保険会社のサイト。
      http://www.kela.fi/aitiyspakkaus

      äitiyspakkausとはフィンランド語で「お母さんのパッケージ」という意味ですね。

      フィンランドでは産後2、3日で退院します。里帰りもしないし、両親が手伝いにくることもあまりありません。
      夫婦二人で楽しく子育てをスタートします。

      育児休暇も1年半くらい有給でとれるので、男性もしっかり育児に参加。
      自立を促す国らしい制度だと思います。

      また引き続き、北欧の育児情報をお伝えしたいと思います。

    海外産後ケア情報2013.04.18

    • 2013.04.18
    • 産後ケアの制度や施設について、北欧ジャーナリストからの途中経過報告 1
    • 北欧の産後ケアについてですが、何人かのスウェーデン人、フィンランド人、デンマーク人に確認中ですが、経過報告させて頂きます。

      北欧でも産後1週間くらい病院にいて、その後退院したら自宅に帰るというのが一般的ですが、一つ、スウェーデンの知人が似たようなのがヴェクショーという街にあったとのことです。
      産後に赤ちゃんとお母さんが宿泊出来るペンションのような施設だったそうで、でも今もあるかは分からないとのことでした。
      そしてその施設もだいたい1週間ほどの滞在のものだったそうです。

      私のデンマークの友人も産休、育休をとって自分たちで子育てしていました。
      彼女はばりばりのキャリアウーマン、バッグデザイナーでしたが、待望のお子さんだったこともあり、名が売れ始めたころだったにも関わらず、仕事をストップさせました。
      そして自宅で仕事が出来るグラフィックデザイナーに転身し、今に至ります。

      様々な社会保障があるデンマークでさえも、子育てが大変そうだなというのが伝わって来ました。

      さて次は、
      スウェーデンから連絡がありました。

      お子様をお持ちの方に、スウェーデンのおばさんが聞いてくれました。
      やはり通常、出産後、病院に宿泊し、退院だそうです。
      退院後、初めての赤ちゃんの場合は、病院にコントロールに行くそうです。
      そのコントロールの内容は確認出来ていませんが、始めての子供に限るようなので、分からないことがあれば、随時サポートしてくれるシステムなのかなと、想像します。

      日本はサービスの国だから、こういったビジネスが成り立つような気がしました。そして人口が多いからやっていけるのではないでしょうか。

      スウェーデンのことは調べてみないと分かりませんが、先日ストッケのプレスイベントで、ノルウェーで昨年誕生した赤ちゃんが6万人だったと聞きました。
      少子化と言われている日本は103万人だったそうです。

      スウェーデンを始めとする北欧は、人口も少なく、昔から自分のことは自分で何でもやらなければいけませんでした。
      社会的サポート、女性も働きやすい環境という概念が日本と少し違うのかもしれません。
      自分が動くことを前提にしたサポート、環境作りが整っているような気がします。

      例えば老人の社会福祉に関しても、あくまで自身が子供に頼らずに生きてくためのものであったり、障害を持った人に対しても、彼らが自立して生きていくためにはどういうサポート、環境づくりが必要かという観点から福祉制度が考えられていたりします。

      もちろん日本もそういった面はありますが、それでもやはりまわりの負担は大きいような気がします。
      そしてサービス精神があるがゆえに、「やってあげる」という姿勢がまだ大きいような気がします。

      以上、北欧ジャーナリストからの報告でした。

    海外産後ケア情報2013.03.31

    • 2013.03.31
    • 韓国ソウル Sunmi Kim氏(日本産後ケア協会 韓国調査員)からの現地報告1
    • ♥♥♥♥♥♥♥♥♥ 2weekのプリンセス ♥♥♥♥♥♥♥♥♥

      韓国では、産婦人科病院でのお産と入院で3日間+産後ケアハウス7〜14日間の利用が一般的なパターンです。

      利用料も一般的な産後ケアハウスは1週間300万ウォン(25万円位)から、高級なものは2,000万ウォン(160万円位)までさまざま。

      韓国にはこのように、一般的な産後ケアハウスから超高級な産後ケアハウスまでいろいろありますが、料金の差はお部屋のクラスとサービスの違い、そして病院の付属の施設であるか、独立型の施設であるかによって大きく違っているようです。

      高級な所は、5つ星ホテルのようにインテリアも豪華でケアハウスというよりも、どちらかといえば高級ホテルそのもの。

      有名ホテルの料理長を引き抜いて、ホテルに負けないくらいのおいしい食事を出してくれます。
      もちろんわかめスープは必須ですよ。

      ママに対するケアの内容も、エステ、ヨガ、アロマテラピーマッサージなどの至れり尽くせりのサービス。
      ママは、寝て食べて癒されて、、、
      ゆっくりからだを休めることだけに専念すればいいのです。

      実は私の自宅の隣に偶然にも産後ケアハウスがあるのですが、ここは産後ママのヒーリングによるケアをめざしています。

      ソウルの中でも、緑豊かな山に近い場所なので、確かにヒーリングによる癒しの産後ケアハウスとして最適でしょうね。

      最近ソウルの高級産後ケアハウスを利用した友人は、「まるで2weekのプリンセスだったわ♥ 人生最高のパラダイス!」と言って興奮状態でした。

      日本でも「産後ママをプリンセス」にしてくれるような産後ケアハウスが増えて、ゆっくりと静養できる環境になるといいですね。

      また、ソウルから産後ケア事情を調査報告致しますね。
      日本の産後ママたち、頑張ってね!

      日本産後ケア協会 韓国調査員
      Sunmi Kim

    海外産後ケア情報2013.03.24

    • 2013.03.24
    • 韓国の産後ケアセンターがすごくきれい
    • 韓国では産後ケアセンターを産後調理院(サヌチョリウォン)と言います。
      韓国では相当数の産後調理院がありますが、プログラムはどこもほぼ同様で、産婦のケアと育児教育および新生児のケアです。
      とりあえず、2つをご紹介いたします。

      (1)イザル産後調理院

      住所:ソウル市内外に7か所の産後ケアセンターを運営している。
      電話:02-516-5511
      入院期間:2週間~4週間まで選択可能。
      予約金:総額の10%、残金は入院時支払い
      料金:2週間 250万ウォン(基本料金)
      まるで高級ホテルのようですよ。赤がかわいい。

      韓国ケアハウス

      (2)ムジケ産後調理院

      住所:ソウル市江南区ノニョン洞
      電話:02-515-1929
      入所期間1,2,3週- 2週(13泊14日)
      予約金20万ウォン
      料金:2週間220万ウォン
      入室時間午後1時退出時間午前11時
      面会時間午後1時~5時まで面会時間は20分内外。

      水中のよう。

      韓国ケアハウス