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【産後ケアリストの必要性と活躍の場.4】〜1990年代前半の「高齢出産」も、現代では第一子出生の平均年齢に〜

現代女性を取り巻く環境と問題点として「高齢出産の増加」も見逃せません。

1990年代前半までは、高齢出産といえば30歳でした。母子健康手帳の表紙に「マル高」のはんこが押される時代でした。
それが、2011年には第一子出生の平均年齢が30歳を超えました。この間、たった20年です。

この間に起きた変化は、なんといっても女性の社会進出でしょう。
1985年に男女雇用機会均等法が制定され、高等教育である大学の進学率も女性では50%、専門学校等も含めると70%を超えています。高校を卒業した後に就職するという女性が少なくなってきました。
しかし一口に「社会進出」といっても、「女性は昔、働いていなかったけれど時代が変わって働くようになった」というのは間違いです。正しく言うと、「産業構造の変化により、雇用労働者が増加した」に過ぎないのです。

女性の高学歴化、雇用労働者の増加により、2013年には日本人女性の平均初婚年齢は29.3歳、平均初産年齢は30.4歳へと変化してきました。
20代での出産が減少し、現在の基準で高齢出産とされる35歳以上の出産が3人に1人という時代を迎えている-それが現状なのです。

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