2023年3月31日、小倉こども政策担当大臣が「異次元の少子化対策」たたき台を発表しました。今後、次のようなことが検討される予定です。
(児童手当)
・所得制限の撤廃
・高校卒業までの支給延長
・複数の子どもがいる多子世帯への給付額の見直し
(育休取得)
・出産後一定の期間に両親ともに育児休業を取得した場合、休業前の手取り収入の10割を支給
(保育所)
・保育所などの職員配置基準の見直し
・就労要件を問わず時間単位で柔軟にできる「こども誰でも通園制度(仮称)」の創設
(住宅支援)
・子育て世帯の公営住宅への優先的な入居
・住宅ローンのフラット35の金利負担軽減措置
(高等教育費の負担軽減)
・授業料の減免や給付型奨学金を多子世帯や理工農系の学生等の中間層に拡大
・修士課程の学生を対象とした「授業料後払い制度(仮称)」
(その他)
・出産費用の保険適用、学校給食費の無償化に向けての課題整理
政府は4月にも岸田首相をトップにした新たな会議を設置する方針で、6月までに対策の具体化や財源などの議論を取りまとめる方針です。今後の議論に注目したいですね!
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