個別のニーズに合わせて変化を続ける!
活躍する産後ケアリスト

働くカタチは無限大

産後ケアリストの活躍の仕方は100人いれば100通り!

たとえば産後ケアを本業とする方でも、起業する、医療機関の中で産後ケアを担う、
ママズヘブンや派遣会社に登録して産後ケアの専門職で活躍するなど、
さまざまな働き方で子育て家族をサポートしています。

また、すでに医療資格を持っている方や、医療資格以外の他の資格を持つ方々も、
産後ケアリストの資格を得てキャリアアップを実現したり、仕事の幅を広げています。

“今までできなかったこと” ができるようになり、
子育て家族の喜びと共に進化を続ける産後ケアリストたちをご紹介します。

自分なりの働き方独立・起業×産後ケアリスト

自分のライフスタイルに合わせて働く、自分の目指す産後ケアを実現させる―独立・起業した方だからこそ、働き方の可能性は無限大に広がります。

  • 山田啓子

    私なりの産後ケアのカタチは
    「家族が協力して産後を乗り切る」ためのお手伝い

    産後ケアリスト1級/With Mammy 代表

    山田啓子さん

    地域神奈川県

    産後ケアリストの資格を取得後に始めた産前産後ママ専用の家事代行サービスで、様々なご家庭を訪問する中で「もっと家族の協力があれば、ママはこんなに追い詰められなかった」ことに気づきました。
    「ママが追い詰められる前のサポート」として始めたのが両親学級です。産後のリアルな状況を学び、コミュニケーションの取り方をワーク形式で行うなどの実践的なセミナーでは「知らなかったらママを追い詰めていた!」というパパの感想が集まりました。
    家族が協力して産後を乗り切るためのお手伝いは、私なりの産後ケアのカタチ。今はセミナーと家事代行の両輪でママたちをサポートしています。

  • 城間智子

    産前産後の大切な時期をサポート!
    ママの口コミで広がる仕事にやりがい

    産後ケアリスト1級/Fiolux 代表

    城間智子さん

    地域東京都

    以前は産後ヘルパーとして勤務していましたが、より深く産後ケアを学び独立するために産後ケアリスト認定講座を受講しました。講座ではママとのコミュニケーションや食事のバランスの大切さなど、ママの困りごとや要望を学び、よりきめ細かなサービスが提供できるようになりました。
    産後ケアリストとして「子育ての第一歩である産後を快適に過ごしていただき、お母さん自身が子育ての楽しさを実感できるお手伝い」をめざしています。サービスを利用されたママがお友達のママをご紹介くださったり、第一子でお伺いしたお宅にごきょうだいが生まれてお伺いすることも多く、やりがいを感じます。

  • 吉田麻美

    助産師さんの“あなたは頑張っている”という言葉に救われたから…
    「わたしも産後のお母さんを独りにしたくない!助けたい!」

    産後ケアリスト1級/保育士/セラピスト/個育て講師 産後ケアHome ohana 代表

    吉田麻美さん

    地域山形県

    私は2人目の出産後、3時間おきの授乳や子育ての責任感、そして孤独感から産後うつを経験しました。
    そんな時、私を救ってくれたのが「お母さん、よく頑張っていますね。痛かったですよね。」と優しく労わりの言葉かけをしてくれた産後ケア専門の助産師さんでした。
    そして、助産師さんからのこの一言が感情を素直に表現するきっかけとなり、思いっきり泣いて心が晴れたのを感じました。
    その時、「私も産後のお母さんを独りにしたくない!助けたい!」という想いが湧き上がり産後ケアリストの資格を取得しました。
    現在は、保育士経験を活かしながら、個育て講座やママカフェなどを開催し産後ケア施設のオープンを目標に前進しています。

戦略的人財医療機関×産後ケアリスト

「産後ケアサービス」の有無は産院選びのポイントになりつつあります。質の高い産後ケアサービスを提供できる産後ケアリストは「他院との差別化を図る産婦人科医院」には絶対に必要な人財です。

  • 川村美星

    産後ケアリストと医療関係者が
    チームでママをきめ細かくサポート

    産後ケアリスト1級/医療法人仁愛会川村産婦人科 産後ケアセンター長

    川村美星さん

    地域京都府

    私は産後ケアリストとして面談を通じて年間約400人の妊産婦さんと接していますが、その悩みは育児のちょっとした疑問から「産後うつ」といえる深刻なものまで多岐にわたります。私共の産後ケアセンターは産婦人科に併設しており、医師、助産師、産後ケアリストがチームとなって、ママの不安を軽減できるようしています。また行政とも提携し、妊娠~出産~育児と切れ目のない支援を目指しています。
    合言葉は「ママがハッピーならベビーも幸せ!」
    ママの笑顔を見ると産後ケアリストとしての仕事に日々やりがいを感じています。

  • 彌登慶子

    産後は心も体も不安定…見かけでは分かりづらいのが現実。
    “無理をしない育児スタンス”で自分自身も大切に

    産後ケアリスト1級/アロマセラピスト/嗅覚反応分析士/福岡市内産婦人科内エステサロン勤務

    彌登慶子さん

    地域福岡県

    親による子への虐待、育児放棄…時折ニュースで耳にするたび、やり場のない憤りや悲しみを覚えたのと同時に、救うべきだったのはきっと母親だったのではと、同じく子を持つ母である私はどこか他人事ではない気持ちにもなりました。
    産後は心も体も不安定になりますが、見かけでは分かりづらいのが現実です。
    ママは誰でも頑張っているからこそ、自身が産後から心がけてきた「無理をしない育児スタンス」を、悩みや不安を抱える産後ママに提案出来るのではないかと思い、産後ケアリストになりました。
    現在は産婦人科内のエステサロンで産後入院中の患者様のケアの他、退院後にもエステを受けたい方のために、産後ケアリスト資格保有スタッフとして赤ちゃんをお預かりするお仕事もしています。
    会話を通して心もケア出来るよう、心身ともに癒しを与えられる産後ケアリストを目指しています!

新しい働き方派遣会社×産後ケアリスト

シッター派遣会社から派遣される産後ケアリストは、その専門性の高さからバツグンの指名率を誇ります。また、日本産後ケア協会が運営する産後ケアサービス専門サイト「MAMA’S HEAVEN(ママズヘブン)」に登録し、産後ケアリストとして活躍する方も多数在籍しています。

  • 荒牧由紀子

    4人の子どものワンオペ育児経験者だからこそ叶えたい夢
    「子育ては楽しかった」という想い出づくりのお手伝い

    産後ケアリスト1級

    荒牧由紀子さん

    地域神奈川県

    「子育てはママがやらなきゃ!」と思い込んで頑張り過ぎるママをサポートして「子育ては楽しかった」という想い出を作ってもらいたい。
    それは、いわゆる「ワンオペ育児」で4人の子どもを育て、心身ともに余裕のない子育てをしていた私が叶えたい夢です。
    産後ケアリスト認定講座では、産後ママの心身の状態と生活や育児への影響、ママに伝える技術など、私がやりたいことの基礎を論理的に学べました。
    3年前に自治体の委託を受けた産後ヘルパーとして家庭訪問をしたことがきっかけとなり、現在はマッチングサイトや口コミでのご依頼も増え、夢に向かって進んでいる!という手ごたえを感じています。

  • 和田聖子

    産後ケアサービス専門サイト「MAMA’S HEAVEN」で
    日本のママだけじゃなく!遠い国のママも幸せに!

    産後ケアリスト1級・助産師/Ate-Lu代表

    和田聖子さん

    地域茨城県

    私は茨城県牛久市で助産院「Ate-Lu」を開業し、地域の産前産後ママをサポートしていますが、MAMA’S HEAVENにも登録しています。MAMA’S HEAVENでは、なかなかご縁がない地域外のママも紹介していただけるので、クライアントの幅が広がっています。
    私が産後ケアリストになった理由の一つが、MAMA’S HEAVENの社会貢献の仕組み(産後ケアサービスを利用するごとに、200円を開発途上国の女性の妊婦健診や産後検診の費用として寄附する)に共感したからです。私の産後ケアサービスで、クライアントのママだけでなく遠い国のママも救える!!と思うと励みになりますね。

  • おのまさえ

    子育て家族の「スキマの悩み」に
    応えられるのが産後ケアリスト

    産後ケアリスト1級

    おのまさえさん

    地域東京都

    以前、事務職で務めていた皮膚科クリニックで、ママたちから「赤ちゃんの寝つきが悪い」「抱っこ紐のかけ方がわからない」など様々な相談を受けました。
    医療的な問題ではないけれどママにとって切実な悩み=「スキマの悩み」は広範囲に存在するものの、相談先がわからない方が多い現実に触れて、産後ケアリストになることを決意しました。
    現在は、ベビーシッター派遣会社と業務委託契約をし、各家庭への訪問をメインに行っていますが、独立した産後ケアリストとしても活動しており「せたがや子育て利用券」のサービス提供事業者でもあります。産後ケアのニーズは確実に高まっていると感じています。

専門性を極める医療資格×産後ケアリスト

子育て家族にもっと寄り添いたい―本気で産後ケアを志す医療関係者の皆さんは、産後ケアリストの資格を取得し、ご自身が持つ医療的スキルをさらに活かした活躍をしています。

  • 山根千幸

    「医療的知識」と「コミュニケーションスキル」
    同等に必要なのは助産師の一言に“重み”があるから

    産後ケアリスト1級・助産師

    山根千幸さん

    地域神奈川県

    産後ママは「助産師のアドバイスは守らなければ!」と、専門家の言葉を重く受け止めます。
    そのため、正しい医療的知識を伝えたいと思っても、誤解を与えるような言い方や、ママの状況を正確に把握できず間違った声かけをしてしまうと、専門家としての一言が逆にママを追い詰めてしまいがちです。コミュニケーションスキルは医療的知識と同等に必要だと感じていました。
    産後ママとのコミュニケーションを実践的に学べる産後ケアリスト認定講座は、そんな私のニーズにピッタリでした。
    最近は、ママの気持ちに寄り添った臨機応変な声かけでママたちとの信頼関係が深まった手ごたえを感じ、産後ケアリストとして仕事をする喜びに繋がっています。

  • 菊地慶大

    産後ケアリストとして新たな視点 アドバイスの幅が広がる

    産後ケアリスト2級・理学療法士

    菊地慶大さん

    地域埼玉県

    低出生体重児や新生児仮死等で生まれた子どもに、姿勢や運動、哺乳支援などを行う新生児のリハビリテーションに興味を持ち理学療法士となった私は、ご両親と共にお子さまの発達に目を向けたケアを行っています。育児への不安が強いママだけではなく、パパの気持ちにも寄り添いやすいのは、男性の産後ケアリストのメリットです。
    産後ケアリスト認定講座では、産後ママに関する課題を幅広い視点から学び、医療的な観点だけではなく、行政サービス等の社会資源の利用で解決できる課題もあることに気づきました。新たな視点を得て、ご両親へのアドバイスの幅も大きく広がりました。

  • 佐々木千昭

    自分の選んだ道に後悔なし!
    県立病院を辞して選んだ「産後ケア」の仕事

    産後ケアリスト1級・助産師/黒川産婦人科医院

    佐々木千昭さん

    地域岩手県

    長年勤めた県立病院を退職したのは2018年。県内のハイリスク妊婦を受け入れ、赤ちゃんとママの命を守る仕事は尊いものでしたが、自分がやりたかった「産後ケア」まで手が回らないのも現実でした。
    「産後ケアを志すなら勉強になるよ!」と産後ケアリスト認定講座を勧めてくれたのは、知人の看護師です。講座では「医療的に正しいアドバイスをする」だけではなく「ママの考え方を受け入れて尊重することの大切さ」を具体的に学び、「自分なりの産後ケア」が明確になりました。
    現在は、産婦人科医院で念願の産前産後ケアを担当しています。ママたちの笑顔を見るたびに「私が選んだ道は正しかった!」と実感しています。

キャリアアップ国家資格×産後ケアリスト

鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師、管理栄養士、保育士など―子育て家族をサポートする国家資格を持つ方は、産後ケアリスト資格を取得し、専門性をより高めてワンランク上のサービスを提供しています。

  • 竹内さやか

    産後ケアの志を持つ方との繋がりで仕事の幅が広がる

    産後ケアリスト1級・管理栄養士

    竹内さやかさん

    地域兵庫県

    産後ケアリスト・管理栄養士として独立後、産前産後ママの施術に力を入れている鍼灸整体院とご縁をいただき、離乳食や「食」に関するイベント開催のほか、施術を受けるママの付き添い、施術中のお子さまのお預かりなどを行っています。
    最近では私自身の業務であるお子さまのお世話などの訪問サポートや、離乳食相談のご紹介をお手伝いいただき仕事の幅を広げています。今後は「産後ママ」への理解を深めてもらうため、学生向けや鍼灸整体院・企業と協働でプレパパ向けセミナーを開催予定です。
    同じ志をもつ方との繋がりが持てたのは、産後ケアリスト資格のおかげですね。

  • 早﨑亜悠美

    自分なりの「産後ケア」が実践できたのは
    産後ケアリストの資格を取得したから

    産後ケアリスト1級・保育士

    早﨑亜悠美さん

    地域大阪府

    訪問看護ステーションで働く保育士の私は、精神的な病や障がいを持ちながらご自宅で過ごすママをケアする看護師の補佐として、お子さまのお世話や看護師の専門領域ではない「育児相談」などを受けていました。
    やりがいはありましたが、仕事をしていくうちに「誰かの補佐ではなく、自分が一人の専門家としてママをサポートしたい!」という思いが強くなりました。
    保育士の資格だけでは補佐役しかできませんが、産後ケアリスト資格を得て「産後ケアの専門家」として一人で利用者様宅への訪問が可能となりました。キャリアが大きく開け、自分なりの産後ケアができることに新たなやりがいと喜びを感じています。

事業を拡大する他業種×産後ケアリスト

産後ケアの知見を活かしママのニーズに応えて、同業他社とは一味違うサービスを展開。事業の拡大に産後ケアリストの資格を有効に使う方もいらっしゃいます。

  • 宮崎妃沙子

    産後ケアリストの資格で得た
    「信頼」と「ワンランク上の癒しスキル」

    産後ケアリスト1級/リラクゼーションサロンR'berry 代表

    宮崎妃沙子さん

    地域東京都

    当サロンは、日々の疲れと美容のトータルケアサロンとして、産前産後ママ向けのケアメニューを提供しています。そのため、産後ケアについてより深く専門的知識を得る必要性を感じ産後ケアリストの資格を取得しました。「産後ケアの専門家」の資格を得て、お客様からの信頼感は格段に上がりました。
    通常、サロンでは「アドバイスする」ことを重視しますが、産前産後ママの場合「あえてアドバイスせずママのお話しを聴いてお声がけする」ことが、ママの心のモヤモヤに対する何よりの癒しになることに気づきました。
    産後ケアリストとして学んだ「傾聴と共感」スキルで、ママたちにワンランク上の癒しをご提供しています。

地域の制度をつくる議員×産後ケアリスト

産後ケア事業は各自治体の努力義務となりました。地方議会の議員には、正しい知識をもって地域の産後ケアの課題を把握し制度をつくることが求められます。

  • 那須裕美子

    専門知識を活かした議員活動
    「産前産後の母親を支える資格取得に係る助成事業」予算化へ

    産後ケアリスト1級/弥彦村 村議会議員

    那須裕美子さん

    地域新潟県

    「越後文化発祥の地」と言われる新潟県・弥彦村。近隣に産科が無く、人口8000人弱の小さな村で安心して子育てをするには、産前産後の女性をサポートする専門家が不可欠です。令和2年3月定例会で母親をサポートする人材育成の大切さを訴え、その頃「産後ケアリスト認定講座」を受講しました。
    認定講座で産後ケアの専門的知識を得たことで、地域の課題の本質を掘り下げて考えられるようになり、議会での発言の説得力も格段に上がりました。
    産後ケアの必要性を訴え続けて約2年。「産前産後の母親を支える資格取得に係る助成事業」が、令和4年度内の補正予算にて提案される予定です!地域のママの声を、これからも訴えていきたいと思います。

特別インタビュー
市議会議員/高橋修さん

  • 高橋 修

    専門知識を持った男性からの訴えが
    産後ケア事業推進の後押しに

    花巻市 市議会議員/産後ケアリスト認定講座(2級)修了

    高橋 修さん

    地域岩手県

    「出産環境の改善」は、2014年に花巻市議に初当選した私が実現したいことでした。しかし、当時、男性新人議員の私が出産環境について語っても、誰も耳を傾けてくれませんでした。男性の私が真剣に取り組む姿勢を示すには、専門知識の習得が欠かせない―これが産後ケアリスト認定講座を受講したきっかけです。
    認定講座で産後ケアについて掘り下げて学んだ結果、漠然と「出産環境の改善」と考えていたことは「産褥期の女性のサポート」だと気づき、花巻市で産後ケア事業を実施する!という明確な目標ができました。
    また、専門知識を持ったことにより、多くの人が私の話に耳を傾けてくれるようになりました。認定講座修了後に議会で産後ケア事業に関する発言をした時、その場にいた全員が私の話に真剣に耳を傾けてくれて、議場が水を打ったように静かになったことは今でも忘れられません。妊娠・出産の当事者ではない男性が専門的な視点から産後ケアの重要性を説くことは、女性が体験から産後ケアの必要性を訴えるのとは異なる観点からの主張として、産後ケア事業実現を強く後押しした、と自負しています。
    結果として、花巻市では改正母子保健法公布の2年前、2017年から「産前産後ケア事業」を実施しています。認定講座で得た知見は、私の本気度を示すためだけのものではなく、今でも政策の実現に大いに役立ってくれています。

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