日本産後ケア協会は本日3月5日(産後ケア記念日)6周年を迎えることとなりました。
これもひとえに日向となりご協力いただいている方々、そして陰ながら心温まる応援していただいている多くの方々の支えあってこその活動だとしみじみ感じております。
あらためて多くのみなさまに感謝の気持ちで一杯です。
おかげさまで昨年12月には「産後ケア・産後ケアリスト」部門で第11回ペアレンティングアワードを受賞するなど、産後ケアの必要性、そしてママのサポート役「産後ケアリスト」を広く認知していただくきっかけとなりました。
今回の受賞は、私がこれまでめざしてきた「産後ケアのありよう」が、私自身の独りよがりの想いにとどまることなく、今のニッポンの子育て社会が必要としている「産後ケアのありよう、そのものでもあった」と改めて確信を得る出来事となりました。
2019年から協会はプロジェクト『Link! Wink! 』をスタート。
直訳すれば「ウインクで繋げよう!」ですが、「世界中の子育て家族が愛で支え合う!」というバリューチェーン社会を目指します。合言葉は『ひとりより、ふたりで・・・そしてみんなで』。
まずそのひとつが『&Sango Care』(アンド産後ケア)
地域課題解決型の産後ケア施設で、まずは京都からのスタートとなります。京都在住のママはもちろん、地域で孤立しがちな在住外国人子育てファミリーも利用できる産後ケア施設です。
2つ目が『MAMA’S HEAVEN』(ママズヘブン)
開発途上国のママ支援の仕組みに、日本での産後ケアサービスを組み合わせた社会貢献活動です。
*MAMA’S HEAVENの趣旨に賛同し、戦略・運営や活動に関してアドバイスいただくアドバイザーとして日本国際連合協会理事/国連大学客員教授の久山純弘(くやますみひろ)氏をお迎えしました。
_メッセージ_
地球はひとつであるにもかかわらず、富める国で安心安全のもと子育てができるお母さんもいれば、一方では地域格差や教育格差など産前産後の女性を取りまく環境が、命の格差を生んでいるのが現実です。
MAMA’S HEAVENはそのような社会問題に正面から向き合い、そして広い視野のもとで国際的に解決する仕組みとして、私も積極的にアドバイザーとして協力していきます。日本と世界を変える“支え合いの精神の連携“である、このMAMA’S HEAVENの活動は、きっと世界に広がることでしょう。
さて2015年9月に全国連加盟国(193カ国)は、より良き将来を実現するために今後15年かけて極度の貧困、不平等・不正義をなくし、私たちの地球を守るための計画「アジェンダ2030」を採択しました。この計画が「持続可能な開発目標SDGs」ですが、この運動に私たちも『Link! Wink! 』のプロジェクトを通じて精一杯コミットしていく予定です。
私たちはこれまでと同様「産後ケア」を軸足に、社会問題を積極的に解決できる団体として、6周年の本日から大きく舵を切っていきます。会員である産後ケアリストのみなさま、講座等でご協力いただいている講師の方々、関連団体のみなさま、スタッフのみなさん、そして頑張りすぎているニッポンのママ。今後も引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
〜日本産後ケア協会は全力で産後ママをエコヒイキ!!〜
日本産後ケア協会 代表理事 大久保ともみ