ニッポンの産後ケア

【産後ケアリストの必要性と活躍の場.6】
〜育児と仕事の両立を選ぶ女性の増加〜

以前にも触れたとおり、就業率の上昇、特に会社に雇用された労働者が増加しています。
女性も、育児と仕事の両立を選ぶ人が増加しています。

15歳から64歳の女性の就業率は、2013年4月に62.5%となり、過去最高を更新しました。
総務省統計局の就業構造基本調査によると、育児をしている女性のうち、有職者の割合は52.3%(2012年時点)となっています。
また、子どもの年齢が高くなるにつれ、働く母親が増加傾向にあります。
末っ子が小学校1年生になると、約70%の母親が働いています。

仕事を続けたいと意欲的に希望する女性がいる一方で、所得の減少により、仕事を続けざるを得ない人も増えています。
仕事中から保育園入園時期や仕事復帰時期を検討し、入所できる保育施設を探さなければいけない状況に悩んでいる母親は少なくありません。
一昔前に比べて、会社に雇用される母親が増えていることが原因の一つである、といえるでしょう。

近年、子育てをめぐる社会問題として報道などでも取り上げられることの多い問題ですので、このような問題があることは多くの方がご存知でもあり、また様々な意見をお持ちのことだと思います。
産後ケアリストは、こうした問題に対して、自分の経験や思い込みで、母親に対して「こうするべき」と意見を押し付けることのないよう、十分に注意する必要があります。

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