ニッポンの産後ケア

【産後ケアリストの必要性と活躍の場.7】
〜不妊治療及び体外受精の増加〜

近年、不妊治療経験を持つ夫婦が増え続けています。2016年のデータによると、出生する子どもの21人に1人が体外受精により出生しているといわれています。
子どものいない夫婦では、不妊を心配したことがある、あるいは現在心配している方の割合が5割を超えます。

厚生労働省第14回出生動向基本調査(2010年)によると、実際に不妊の検査や治療を受けたことがある、または受けている夫婦は全体の16.4%、子どものいない夫婦では28.6%に及ぶとされています。
不妊治療では大半の人が回数を重ねることとなり、治療費の負担や妊娠できないことへの焦りなど、精神的負担が大きくなる傾向があります。
また、妊娠に至ったとしても、高齢な人ほど流産の確率が高くなります。
現在、様々なリスクや精神的・肉体的プレッシャーを乗り越えて妊娠、出産した母親が増えていることは、産後ケアリストとして知っておくべきトピックスの一つです。

ケアのポイントは、不妊治療をして生んだ母親は、出産がゴールになっている方が少なからずいます。一方で、育児も頑張りすぎて追い詰められてしまう方も少なくありません。
いずれにしても「こんなはずではなかった」と、理想と現実のギャップに育児を否定的に捉えるような傾向が見られがちです。
最悪の場合、育児放棄や虐待にも繋がる危険性があるため、注意が必要です。

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