ネットに依存してしまう産後ママの増加とともに、マニュアルに依存しがちな産後ママも増えています。
マニュアル依存の産後ママの象徴的な言葉として
「私用のマニュアルを作ってください」「マニュアルどおりにやっていても、泣き止みません」「マニュアルどおりにすれば、いい子になりますよね」…
などがあります。実際に、産後ケアの現場で言われた言葉でもあります。
マニュアルは、決して悪いものではありません。原則は大切です。
しかし、そのマニュアルに縛られてしまうと、結果として子育てが不安になったり、子どもと向き合えなくなってしまうことがあります。
産後ママは、病院や序産院で、育児の方法、たとえば授乳・沐浴・おむつ交換・あやし方などのスキルを教わります。これらは基本的で一般的な方法に過ぎません。子どもの性格は様々で、時には基本的な方法から応用させていくことが必要で、母親には柔軟性が求められます。
初めての育児で、マニュアルどおりに進めようとするあまり、壁にぶつかり戸惑い、不安に陥る産後ママも少なくありません。
ケアのポイントとしては、そういうときこそ、産後ママの努力をねぎらい、子どもの性格や成長、発達は様々であることをお伝えしつつ、子どもにとってよりよい方法を一緒に見つけ出していく存在が、とても重要になります。
また、母子手帳を活用することもオススメです。母子手帳には、産後ママが悩みがちな、子どもの成長、発達、食事のことなどが網羅的に記されているため、利用をすすめるとよいでしょう。