ニッポンの産後ケア

刻々と変わる、産後ママ自身が感じる「不安」


産後ママの不安は、育児に関することだけではありません。
出産を経て、産後ママ自身の心身の状態や周りの環境が変わることにより、産後ママ自身が感じる不安もあるのです。
そして、産後ママ自身が感じる不安は、やはり時とともに変わってくることを、産後ケアリストは理解しておく必要があります。

たとえば、産後ママの疲労や睡眠不足は、出産後1年くらいは慢性的に続くことになります。
その他、出産後から3ヶ月くらいにかけては、乳房のトラブルを心配事としてあげる方が多くなっています。
また、産後1ヶ月は無我夢中すぎて気づかないけれど、我に返ると家事の調整や家族との調整が心配になる方も少なくありません。これは半年ほど続きます。
外に出始める3ヶ月を過ぎると、育児サークルに関する心配事が出てきます。
半年を過ぎると、やはり卒乳について心配される方が増えてきます。

当然、心配事は産後ママそれぞれです。
ここで産後ケアリストにとって重要なポイントは、産後ママの心配事はある一定では決してなく、子供の成長とともに、心配事の種類も深さも刻々と変化していくこということです。
つまり、産後ママに次々に襲いかかる不安や心配な出来事を細かく把握し、どのようなサポートやサービスが必要なのか、など産後ママのニーズを正確につかむことが大切です。

では、産後ケアリストはどのような姿勢でサポートやサービスを提供すれば良いのでしょうか?

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