現代女性を取り巻く環境と問題点の一つに「情報社会」も挙げられます。
情報社会は便利な一方で、産後ママにとってメリットもデメリットもあることを理解しておくべきです。
情報社会のメリットとして、いつでもどこでもリアルタイムに、かつ簡単に情報を得ることができるようになったことがあります。これは、特に特に近年のスマートフォンの普及により顕著になりました。
また、声だけでなく動画での会話を手軽に楽しむこともできるようにもなりました。特に遠方にいるご両親にお子さんの状況を伝えるのに、動画やテレビ電話などが使えるようになった点などは、小さなお子さんをもつママたちにとって、情報社会ならではのメリットの一つといえるでしょう。
一方で、情報過多になりすぎて、どれが正しい情報なのかの判断が難しくなってきている、というデメリットもあります。
ネット上の情報に振り回され、逆にストレスを溜め込むケースも少なくありません。
ネット検索で得た医療情報など信頼できるものなのかを確認するには限界があります。間違った医療知識で子どもに対応すると危険が伴う点を理解してもらうことがとても重要です。
特に産後の精神状態を考えると、メディアリテラシーが低くなりがちで惑わされやすいため、注意が必要です。
また、ネットに依存しすぎてしまう産後ママも少なくありません。授乳のときさえもスマートフォンなどが手放せないネット依存気味の母親たちが増え、子どもとのふれ合いのなかでコミュニケーションを育むことができなくなる恐れも出てきています。
ネットに依存しがちな産後ママに対するケアのポイントとして、産後は目に負担がかかりやすくなっているため、スマートフォンなどの使用はあまりしないようなアドバイスを心がけてください。