ニッポンの産後ケア

【産後ケアリストの必要性と活躍の場.34】
〜産後ケアリストができる「育児」サポート―(2)赤ちゃんのお世話 今昔〜

産後ケアリストが「赤ちゃんのお世話のサポート」を提供する際には、確かな技術と現在の子育てに関する知識が必要です。
特に子育て経験のある産後ケアリストの場合、自身が子育てしていたときと現在とでは、子育ての方法や考え方が異なる点があるため、変化しているところがないかどうかを確認する必要があります。
子育てで変化したポイント(主なもの)を少しご紹介いたします。

(1)授乳のタイミング
3時間おきにするのが良いといわれた時期もありましたが、現在は赤ちゃんが欲しがるときにいつでも、という考えになっています。
(2)抱っこ
抱っこは子どもの自己肯定感、人の信頼感が育つなどこころの成長に大切であるといわれています。「抱き癖」という考え方は、なくなりました。
(3)離乳食
現在では、生後半年くらいからはじめることが一般的です。なお、果汁を与えることは勧められていません。
(4)おむつ
おむつの外れない子はいません。大人の都合や「何歳までに外す」といったことではなく、こどもの体調や発達をみながら、のんびり進めることが一般的になっています。
(5)歩行器
以前は、歩行器は赤ちゃんの歩行訓練になると考えられていましたが、歩行器はあくまでも玩具(おもちゃ)であって、歩行の開始を早めることはありません。

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