最新NEWS

【全国で活躍する産後ケアリスト
荒牧由紀子さん
-他人に頼って子育てするのは「負け」ではない!】

★☆産後ケアリスト®認定講座eラーニング(通信講座)★☆
・育児中で毎週講座に通うのが難しい方
・遠方で講座に通えない方
・移動中など隙間の時間を利用して学びたい方etc.…に最適!
詳しくはこちらをご覧ください!→http://sango-care.jp/about-e-learning/ 

厚生労働省から「産前・産後サポート事業ガイドライン/産後ケア事業ガイドライン」が公表され、今後各自治体で産後ママをサポート・ケアする行政サービスの充実が予想されます。産後ママを様々な面からサポートする専門家・産後ケアリストにも、さらに注目が集まるでしょう。

そこで、現在活躍している産後ケアリストに、どうして産後ケアリストになったの?どんなお仕事をしているの?-といった素朴な疑問をうかがってみました!
今回インタビューしたのは、神奈川県川崎市で産後ヘルパーとして様々なご家庭を訪問されている荒牧由紀子さんです。

川崎市は、市内に住んでいる産前から産後4ヵ月以内の母親で、体調不良等のため育児や家事が困難であり、昼間他に育児や家事を行う人がいない人を対象に、産後ヘルパーを派遣し、1日2時間、延べ20回までの育児支援や家事支援を行う「川崎市産前・産後家庭支援ヘルパー派遣事業」を行なっており、荒牧さんは、川崎市からの委託を受けた産後ヘルパーとして各家庭を訪問しています。
「育児支援では、授乳用のミルク作りや離乳食の調理、おむつ交換、赤ちゃんの沐浴の介助、きょうだいがいらっしゃる方の場合は保育園や幼稚園への送迎なども行います。
また、家事支援では、食事作りや掃除、洗濯、買い物などの支援をしています。」とサービスの範囲は幅広く、「こうした支援を通じて、育児等についてのアドバイスを求められることも少なくありません。」と言います。
「アドバイスを求められた時、自分の育児経験の話だけでなく、正しく網羅的な知識を持って答えたかったですし、きちんと伝える方法についても学びが必要でした。」という荒牧さんが出会ったのが、産後ケアリスト認定講座でした。

講座で学んだことは、産後ヘルパーの仕事に「どんぴしゃり!」だったと言います。
「例えば授乳について、『与えたいときに与えたいだけ授乳して良い』と漫然とアドバイスしていましたが、それには理由があることなど、知識として初めて知ったことがたくさんありました。
また、お話のしかたについても、お母さんの話に対して『こうした方がいいと思う』と強く言わない方がいい時期があることや、まずはお母さんの話をきちんと聴き、共感していくことなどを学びました。勉強しながら、自分自身の子育てを思い出し、あの時の辛かった気持ちの原因はこれだったのか、と気づくことも沢山ありました。」

荒牧さんは、今でいう「ワンオペ育児」の経験者です。「主人が育児にあまり協力的でなかったことに加えて、フルタイムで働いていた実家の両親にも頼ることができませんでした。6年間で4人の出産、育児を経験しましたが、振り返ると肉体的にも精神的にも全く余裕がありませんでした。
日本では、ベビーシッター等を頼むのは特別な人で、母親が一人で育児をするのが当たり前、他人に頼って育児をしたら負け、といった風潮があるように思いますが、母親が一人で頑張りすぎた結果、子育てには辛かった思い出しかない、という方が少なくないように思います。
子育てをはじめたお母さんは、多かれ少なかれ大変な思いをしています。そんなお母さんたちに共感し寄り添い、手助けできるところは手助けし、育児の楽しい思い出を作ってもらいたい。
それが今の仕事を選んだらきっかけの一つです。」
そんな荒牧さんが目指す産後ケアリスト像は「実家のお母さんのような存在」。産後のつらい時期に共感し寄り添い、頼れる存在は、まさに実家のお母さんそのものです。

しかし、実際に仕事をしていると、様々な課題も感じるそうです。
「産後ヘルパーの制度は、うまく使えば産後の大変な時期を乗り越える大きな力になるのですが、制度が浸透していない歯がゆさを感じます。
まず、制度自体を知らない方がいらっしゃる点。出産後から(場合によっては産前から)使える制度ですが、気づいたときには産後数ヶ月が経過していて、十分に支援を受けられないままに期日を迎えてしまった方も少なくありません。
また、産後の、はっきりした原因はないけれどなんとなく辛いという方にぜひ使ってほしい制度なのに、市の告知で『体調不良等のため育児や家事が困難であり』の一文を見て、『自分は病気ではないからこの制度が使えない』と思う方も多いように感じます。
母親学級など、産前のお母さんたちが集まる場所で、この制度について詳しく説明をする機会がほしいと思っていますが、今の行政の仕組みでは難しいと言われました。」
加えて、ケアが必要と思われるお母さんに十分なケアが出来ないことも課題だと言います。
「実際に制度を使っている方にとっても、派遣されるヘルパーは毎回違うことが多く、自分がもっとケアをしたいと思う方のお宅にもう一度派遣されることは、多くはありません。」

その中でも、訪問したお母さんの中には、産後ヘルパーに荒牧さんを指名してくださる方や、最終回のサービスが終わった後に荒牧さんを頼って連絡先を聞いてくださる方もいらっしゃるそうです。
「仕事のやりがいを感じる瞬間ですね。ゆくゆくは4ヶ月、20回という決められた範囲内でのケアではなく、頼りたいときに頼っていただけるような産後ケアリストとしての活動を目指したいと思っています。一人でできることは限られていますが、どのようにしてアイデアを形にしていくか、模索しています。」次のステージにむけて、荒牧さんの挑戦は続きます。

産後ケアリスト認定講座は、産後のお母さんたちをサポートしたい皆さんの受講をお待ちしております!

<6月以降の産後ケアリスト®認定講座 通学講座スケジュール>
■産後ケアリスト®2級認定講座

7/21(土) 10:00〜16:00 協会赤坂見附校 協会主催
9/2(日) 10:00〜16:00 協会赤坂見附校 協会主催
9/9(日) 10:00〜16:00 協会大阪校 協会校主催
9/9(日) 10:00〜16:00 協会名古屋校 協会主催
10/13(土) 10:00〜16:00 協会赤坂見附校 協会校主催
10/14(日) 10:00〜16:00 協会名古屋校 協会校主催

※1日4時間の入門編
・産後ケアと産後ケアリスト
・産後ケアリストの必要性と活躍の場
・ママサポートと育児に関連した社会の状況
・産後ケアリストの業務に実例
・コミュニケーション学(基本編)

受講料(消費税込み)
47,520円(受講料、テキスト代、認定試験料含む)

※認定試験合格された方は、24,840円(内訳:認定料8,640円 協会入会金5,400円年会費10,800円)が別途必要となりますので、ご了解のうえお申し込みください。

■産後ケアリスト®1級認定講座
10/20(土) 10:00〜17:00 協会大阪校 協会主催
10/20(土) 10:00〜17:00 赤坂見付校 協会主催

※1日6時間×7日間(7日目は認定試験と面談)の実践編
・毎週土日曜日、講義時間/10〜17時(お昼休憩1時間含む)

受講料(消費税込み)
205,200円(受講料、テキスト代、認定試験料含む)

※認定試験合格された方は、16,200円(内訳:認定料16,200円)が別途必要となりますので、ご了解のうえお申し込みください。(年会費のお支払がお済みでない方は年会費10,800円も必要)

■お申込み
お電話03-6272-3542(11〜17時・土日祝日を除く)または、メールで名前・住所・電話番号・メールアドレスをjimukyoku@sango-care.jpまでお知らせください。
     
カリキュラムの詳細は協会HPをご覧ください。
http://sango-care.jp/lectures/

PAGE TOP